美白信仰はもう古い?「大人世代の美白会議」2022年春夏のトレンドは?

今年も美白の季節が到来。新作がたくさん登場しているけど、一体どれを選べば!?そこでおなじみ(?)〝CLASSY.BEAUTY5〞こと美容班メンバーが市場の傾向とアラサー女子の気分を徹底分析。

出揃った新作コスメをチェックしながらクラッシィ世代に必要な〝美白〞を徹底議論!

月田イエロー(以下、月):暖か

月田イエロー(以下、月):暖かくなって紫外線が気になる季節がやってきました。このシーズンの人気美容企画といえば「美白スキンケア」だけど、最近の主流は〝とにかく白くなりたい〞というマインドではない気も?
亀井グリーン(以下、亀):〝ウェルビーイング〞や〝自分らしさ〞に重きをおく時代だからかな。肩に力の入った白肌至上主義は、ちょっと気分じゃないのかも。
前田ピンク(以下、前):透明感やくすみ予防など、〝ブライトニング〞のほうがしっくりくる!ところで、広田ブルー焼けた?
広田ブルー(以下、広):焼けてないです!(笑)今日は朝から撮影で、疲れているだけ…なはず。
ティナレッド(以下、テ):年齢を重ねると、「焼けた?」じゃなくて「疲れてる?」になっていくよね…。それは避けたいところ!
:そもそも、いわゆる〝美白〞とはメラニンの生成を抑制したり、代謝を促したりすること。クラッシィ世代は、紫外線から肌を守りつつくすみの原因になる酸化を防ぎ、老化に備えることも、ちゃんと考えていきたいところです。
:先日、キレイな代の方々に取材する企画を担当したのですが、皆さんおっしゃることは同じで、「日焼け止めをしっかり塗ろう」と。私は元々が焼けやすい肌質で、いわゆる美白ケアはあまりしてこなかったのですが…シミやくすみ予防のために、最新の日焼け止めが気になります!
:自分にも地球にも優しい日焼け止めも登場しているね。海の生態系に影響を与える紫外線吸収剤などを使わない「ビーチフレンドリー」という処方があって、新しいなと思いました。

私たちが今なりたい肌とは…〝白く〞というより欲しいのは〝透明感〞!自然体でヘルシーな素肌が理想

:もはや美容とサステナブルは切り離せないですね。ちなみに私は、飲む日焼け止めが気になっています。ビューティモデルのコからいいよとおすすめされて昨年実験してみたところ、紫外線を浴びるとすぐに赤く炎症してしまう肌質の私が、ほとんど焼けなかったんです!
:それはすごいね!私は若い頃は日焼け世代だったけど、今は自然な白肌が理想。今の時代、クリニックに通って若々しくピカピカの肌をキープするという方法もあるけれど、個人的には年輪だったり、その人らしさが残っている肌がいいなと思うんです。しかも最近は、美容医療に負けないくらい効果のある最新美白コスメがたくさん出ているしね!
:黄ぐすみ肌の私は、韓国女優のような白肌に憧れているけど、どうにも限界が…(笑)。UVカットやメラニン抑制も意識してはいるのだけど、毛穴、肌荒れ、色ムラなど…トータルで整えていくのが、自分らしいブライトニングだという結論に行き着きました。鉄板だけど、メラニン抑制だけじゃなく抗炎症作用や毛穴にも効果のあるビタミンCが好き。
:クラッシィ読者は何といっても〝くすみ〞が気になり始める世代。「疲れてる?」って思われないよう、トータルで透明感のある肌を目指すケアは〝ウェルビー女子〞の気分にもマッチしそうですね。
:今年の新作美白コスメは、総合的に透明感を底上げしてくれるアイテムが豊作。まずは自分の肌と向き合い、合うケアを見つけることが大切だね。そうやってきちんとお手入れすれば、未来のキレイも守られるはず!

CLASSY.BEAUTY5と

CLASSY.BEAUTY5とは…
CLASSY.の美容企画を担当している5人から成る。メンバーは右から、月田イエロー、前田ピンク、ティナレッド、亀井グリーン、広田ブルー。読者のキレイを守るため日々美容情報の収集に余念がない。毎月巻頭の新作コスメ連載を担当しているので、そちらもぜひチェックしてね!

撮影/河野 望〈静物〉 イラスト/室木おすし 取材/亀井グリーン 撮影協力/Compartment. 再構成/Bravoworks.Inc

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最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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