「若い頃とは違う…」と肌変化に直面した時は、誰しもネガティブになってしまうもの。でも自分よりも年上の女性が美しく輝いていたら?それはもう、希望の光。先輩に未来の肌のために今からすべきことを美の格言とともに教えてもらいました。
【大野真理子(42歳)】
忙しい30代にとって〝迷う〟スキンケアは不要。誰からの評価も気にせず自分の多幸ポイントを探って
仕事のキャリア、結婚、出産、様々な局面で選択を迫られる30代。私自身も振り返れば迷うことも多い年代でした。だからこそそんな忙しい30代に、あれもこれも塗らなきゃと〝迷う〟スキンケアはいらないと思っています。皆さんは情報をキャッチするのがお得意な世代だと思いますが、スマホを見て情報を収集することも大事だけれど、自分の肌をよく観察して、それが必要なのか、自分に合っているのかをまず見極めてほしいです。周りの声や評価に惑わされないことも大事ですよね。
皆さんが迷わなくていいように特にオススメのスキンケアは、ビタミンCと血流を良くすること。ビタミンCはコラーゲン生成、毛穴ケア、紫外線ダメージを防ぐ、そのすべてに必要。血流ケアは透明感UP以外に、老廃物を流すのでニキビに悩む人にも推せます。
30代のうちにしておいた方が良いことは?
1.ビタミンCを外と内から入れると肌の調子は確実に良くなります!
結局血中まで入っていけるのは栄養しかないので、表面的なスキンケアももちろん大事ですが内側からのケアも意識したいところ。ビタミンCはタンパク質と結び付くとコラーゲンになるし、紫外線対策にもなるので、内外からの摂取が間違いないです。
2.たるみ対策と美しい髪のために頭皮の管理をしておくこと
頭皮に対してアプローチできるのは、血流を良くすること、栄養を与えること、紫外線対策の3つくらいしかないんです。私の場合は頭皮をマッサージしたり、炭酸泡を頭皮になじませて血流を促進しています。気軽なエステだと「インディバ」がオススメ!
3.腹筋とお尻を鍛えることで首を正しいポジションに
首のシワやたるみ対策のためにも、ぜひとも運動をして筋力維持を!体幹が崩れると首の正しいポジションが取れなくなってしまうそうで…。スマホ生活で下を向くことも多いので、今から腹筋とお尻を鍛えて全体のポジションをまっすぐに整えましょう。
逆にやめたことは?
・摩擦になってしまうセルフマッサージ
摩擦になるマッサージ、本当にやめておけばよかったなぁ…。摩擦が良くないことをご存知の今の若いコたちが羨ましいです。
・皮膚好きが一度は沼る過剰なピーリング
ピーリングは適切なケアができたらいいのですが、過剰だとバランスを崩してしまいます。
やっぱりこれが1番!私の必需品コスメ
大野真理子さん
人気アパレルの経営者であり、趣味は皮膚管理。“変態級”の知識からスキンケアブランド「mukii」をスタート。SNSには美容以外に恋愛相談も多く寄せられる。
撮影/谷口 巧(Pygmy Company)〈人物〉、村本祥一(BYTHEWAY)〈静物〉ヘアメーク/鈴木智香(A.K.A.)再構成/Bravoworks.Inc