圧倒的な支持を集めている美容家の石井美保さん。肌の内側から輝くような美しさは文字通り、いつも石井さんが口にしているものにも秘密がありそう。長年にわたり外からのアプローチと同じく、石井さんが実践し続けてきた「食」についてのこだわりを教えていただきました。
石井さんが守っている「美人の食習慣」のルール
20年前にマクロビの知識を学び、食習慣を変えることでシワやたるみを克服した自分自身の経験、さらに数多くの女性の肌を見てきたプロの視点から導き出された、健やかな美しさにつながる食のルールです。
ルール1 旬の食材を摂る
日頃からその季節に自然に採れる旬の食材を食べるように心がけています。これはマクロビの考え方を参考にしていて、今の季節なら適度に体から熱を逃してくれる、ナス、きゅうり、トマトなどの夏野菜を食べるのが理にかなっています。夏に体を温める根菜類ばかりを食べると体に熱がこもってしまったり、冬に夏の野菜ばかりを食べると体を冷やしてしまうことになるので注意が必要です。
ルール2 マーガリン・ショートニングは一切カット、添加物も極力避ける
体に入れる油にはこだわっているので、トランス脂肪酸が含まれるマーガリンやショートニングは口にしないようにしています。また、食品添加物の中で化学合成物のものは自然に消化、排出することが難しく胃腸に負担をかけてしまいます。結果的に肌にも影響するので無添加のものを選ぶようにしています。食材を買う時は必ず原材料表示を確認!妊娠をきっかけに始めて、年続けている習慣です。
ルール3 酸化した食べ物を摂らない
お弁当の揚げ物やスナック菓子など、油が酸化している食べ物は口にしないようにしています。細胞の酸化=老化なので、酸化した食べ物を口から入れれば、その食べ物から作られる体も酸化してしまうことに。油を買う時も大きいボトルは買わず、小さいボトルのものを選んで、酸化する前になるべく早く使い切るようにしています。ボトルは酸化しにくい遮光のビンタイプがベスト。
石井さんが愛用している食材とサプリを厳選してご紹介
夏にぴったりの美肌レシピを伝授
アスパラガスの冷製スープ
〈材料・4人分〉
グリーンアスパラガス:300g (3束くらい)
玉ねぎ:1/4 個 オリーブオイル:大さじ1
ブイヨンスープ:300ml 生クリーム:100ml
塩・こしょう:適量 温泉卵:4 個
【作り方】
①アスパラガスは下1/3ほどの皮をむき、穂先を残して薄切り。玉ねぎも薄切りにする。
②鍋にオリーブオイルを熱し玉ねぎを炒め、しんなりとしたらアスパラガスを加えてさっと炒める。
③ブイヨンスープを加えて柔らかくなるまで煮る(長時間煮こまないこと)。②のアスパラガスの穂先を入れて1分ほど煮て、取り出しておく。
④鍋を火からおろして煮汁ごとボウルに移し、氷水にあてて冷やす(グリーンの色飛びを防ぎます)。
⑤冷めたらなめらかになるまでブレンダーかミキサーにかける。
⑥生クリームを軽く四、五分立てにしてから加えて混ぜ、塩、胡椒で味をととのえて完成(時間がなければ生クリームはそのまま混ぜてもOK)。
⑦器にスープを注ぎ、温泉卵と茹でた穂先を静かに入れる。
石井美保さん初のレシピ本『石井美保のBeautySoup』(光文社刊)が好評発売中!
撮影/田形千紘 ヘア/輝・ナディア(Three PEACE)スタイリング/青木宏予 取材/加藤みれい 再構成/CLASSY.ONLINE編集室