圧倒的な支持を集めている美容家の石井美保さん。肌の内側から輝くような美しさは文字通り、いつも石井さんが口にしているものにも秘密がありそう。長年にわたり外からのアプローチと同じく、石井さんが実践し続けてきた「食」についてのこだわりを教えていただきました。
夏にぴったりの美肌仕様スープとサラダのレシピを伝授
美しく健康であるためにふだんの食事にも徹底的にこだわる石井さんにお料理を教えてもらいたい!旬の食材と美肌食材をふんだんに使った、夏らしくさっぱりとしたサラダと栄養たっぷりでコクのある冷製スープのレシピを教えていただきました。
美肌レシピ❶もち麦のタブレ風
もち麦はビタミンE、食物繊維が豊富。弾力があるのでよく噛んで食べることができ満足感を得られやすいのもポイント。豆類でタンパク質が摂れて、ビタミンC豊富なパセリを入れてさらに美容効果をアップ。食材が増えるほど彩りもよくなり、栄養価も高くなるので、トマト、にんじん、パプリカなど色の濃い野菜を入れるのもお勧め。ドレッシングは自然な甘みのある白バルサミコなら、砂糖などを使わずに甘みを出せます。肉料理に添えたり、鶏のささみなどをプラスしたアレンジも合います。冷蔵庫で保存できるので、ナッツやスパイス、ライムなどで味変も可能。お好みでパクチーを入れてもおいしい。
〈材料・4人分〉
もち麦:1/2カップ 紫たまねぎ:1/6個
ラディッシュ:3個 パセリ(みじん切り):大さじ2
<A>
枝豆:100g スナップえんどう:10本
きゅうり:1本 そら豆:12粒
<ドレッシング>
EXV.オリーブオイル:大さじ2
白バルサミコ酢:大さじ1 レモン汁:小さじ1
マスタード:大さじ1 塩・胡椒:適宜
※<A>はお好みの野菜(トマト、にんじん、パプリカなど)に替えてもOK。合計300gになるように調整。
【作り方】
①もち麦は洗って、塩少々(分量外)を入れたお湯で軟らかくなるまで茹で(約15分)、その後水洗いしてザルにあけ、水気を切っておく。
②スナップえんどうは茹でて小さくカットする。枝豆とそら豆は茹でて豆を取り出し、他の野菜は小さくカット、パセリはみじん切りにする。
③調味料とオイルを混ぜてドレッシングを作り、もち麦と②の野菜とともに和える。冷蔵庫で15分ほどなじませるとよい。
美肌レシピ❷アスパラガスの冷製スープ
フレッシュなグリーンの色合いが美しさをサポートしてくれそうな、旬の食材・アスパラガスを使った冷製スープ。旬の時は栄養もピークの時期で、しっかりと肌に必要なビタミンやアミノ酸を摂ることができます。温泉卵は卵料理の中でも消化吸収がよく、タンパク質をしっかり体に入れてくれます。生クリームを使ってコクを出していますが、オーツミルクや豆乳にバターをひとかけら入れるなどのアレンジもお勧め。アスパラガスをふんだんに使い、野菜をたっぷりと摂ることができるレシピです。
〈材料・4人分〉
グリーンアスパラガス:300g(3束くらい)
玉ねぎ:1/4個 オリーブオイル:大さじ1
ブイヨンスープ:300ml 生クリーム:100ml
塩・こしょう:適量 温泉卵:4個
【作り方】
①アスパラガスは下1/3ほどの皮をむき、穂先を残して薄切り。玉ねぎも薄切りにする。
②鍋にオリーブオイルを熱し玉ねぎを炒め、しんなりとしたらアスパラガスを加えてさっと炒める。
③ブイヨンスープを加えて柔らかくなるまで煮る(長時間煮こまないこと)。②のアスパラガスの穂先を入れて1分ほど煮て、取り出しておく。
④鍋を火からおろして煮汁ごとボウルに移し、氷水にあてて冷やす(グリーンの色飛びを防ぎます)。
⑤冷めたらなめらかになるまでブレンダーかミキサーにかける。
⑥生クリームを軽く四、五分立てにしてから加えて混ぜ、塩、胡椒で味をととのえて完成(時間がなければ生クリームはそのまま混ぜてもOK)。
⑦器にスープを注ぎ、温泉卵と茹でた穂先を静かに入れる。
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撮影/田形千紘 ヘア/輝・ナディア(Three PEACE) スタイリング/青木宏予 料理制作・スタイリング/岡本珠子 取材/加藤みれい 再構成/CLASSY.ONLINE編集室