マスクありきの生活になってから、気になりだしたのが〝顔の下半分〟のたるみ。今注力すべきは、マスクで覆われ変わってきたこのパーツ。解決策のあの手この手を教えます。
プロが教える“対コロナ”の処方箋
結論から言うと、今、顔の下半分のたるみが気になっている人は、元々たるみがある人です。マスクをすることが当たり前になったから顔の下半分がゆるみ始めたわけではありません。ですがマスクで覆われていることで、表情筋が以前よりも使われなくなっていることは事実。それが、たるみが目立つようになった原因です。マスクをしないときは、見られているという意識から口角を上げることも多いですが、マスクをすることでぐんと減り、その部分の筋肉が衰えます。たるみは、皮膚と皮下組織と脂肪の減少によって、皮膚が下がるという症状です。その下がった皮膚を表情筋でクッと持ち上げることで、もたついていたものがカモフラージュされていたのです。
たるみ方は人それぞれ 症状に合わせたケアを
一口に〝たるみ〞と言っても、その症状は人それぞれ。加齢に伴って筋肉が弱くなることでできたたるみと、皮膚を支えているコラーゲンやエラスチンなどが加齢とともに減ったことが原因で皮膚が余り、垂れ下がってできたたるみ、顔に脂肪が増えてできたたるみ…。どの症状が強く出ているかでケア方法やクリニックでの治療メニューが異なります。どのタイプのたるみにしても、日々確実に進行します。それを少しでも緩やかにするには、皮膚にとってよくない、糖化・酸化・紫外線に気をつけること。この3つに気をつけた人とそうでない人とでは、10年後、20年後に大きな差が出ます。それを踏まえ、表情筋を意識し、的確なケアをすることが大切です。
教えてくれたのは・・・
医師・橋本 聡さん
スキンリファインクリニック広尾院長。
美容関係者も信頼を寄せ、話題のダーマペン4の指導医も務める。確かな技術にファンが多い。
解決方法はさらに後編の記事で紹介していきます。
撮影/岡田こずえ〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉 モデル/谷内咲季 ヘアメーク/小松胡桃(ROI) 取材/棚田トモコ 撮影協力/UTUWA
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