【結婚式レポ】大学時代から愛を育んだふたり。「キンプトン新宿」に即決した理由とは

結婚式は、人生の大切な節目。今回は、CLASSY.カップルズの島津由佳さんと、山下智之さんにインタビュー。「形式ばった式ではなく、パーティの延長線上のような時間を大切にしたい」——そんな想いから生まれた、肩肘張らない温かな結婚式の舞台裏を伺いました。会場選びからドレス、演出、引き出物まで、等身大でふたりらしい選択が詰まったウェディングレポートをお届けします。

◾️Profile
島津由佳さん/山下智之さん(28歳・化粧品会社勤務/28歳・商社勤務)

大学1年生から交際をスタート。2021年11月に婚約し、2022年2月に入籍、2023年3月に挙式。共通の趣味は、旅行とワイン。休日は美味しい食事とワインを楽しむのが定番で、年に一度はヨーロッパなど海外へ旅するのもふたりの大切な時間。

舞台は、その洗練された雰囲気に一目惚れした「キンプトン新宿東京」

@キンプトン新宿東京

もともとは、結婚式への強いこだわりがなかったというふたり。「やってもやらなくてもいいかな」と考えていた中で、気持ちが動いたきっかけは、由佳さんのお母様のひと言でした。
「『親族や友達が一度に顔を合わせられる場って、結婚式くらいしかないんじゃない?』と言われて。それなら、やってみてもいいかもと思えるようになりました」(由佳さん)
また、智之さんのご家族には中国のルーツがあり、結婚式を大切にする文化も背景に。
「最初は“絶対にやろう”と思っていたわけではなかったけれど、両親と話すうちに、『みんなが集まれる機会って、きっと今しかない』と感じるようになって。親も喜んでくれるなら、と挙げることに決めました」(智之さん)

実家はどちらも関西で、当初は「東京か関西か」で迷っていたそう。都内・関西の人気会場をひと通り見学する予定でしたが、2件目に訪れた「キンプトン新宿東京」で一気に心が決まったといいます。
「チャペルや建物全体の雰囲気がモダンで都会的で、お互いの好みにぴったりで。2件目にして『ここでいいよね』と即決でした」(由佳さん)
「キンプトンで全てが覆されたというか。これから予約してるところもあるし、見てないところもいっぱいあるけど、『それを見たとしてもここで挙げたい』と思ったくらい刺さりました」(智之さん)

高層階にあるチャペルはガラス張りで、新宿御苑の緑を一望できる開放的な空間。
「ロビーからは想像できないほど明るくて、見た瞬間に“ここで挙げている自分たち”がイメージできました」(由佳さん)
「こんな建物の中に、こんなに開放的なところがあるんだっていうのがすごく印象に残ってます」(智之さん)

テーマは「パーティの延長線上」。肩肘張らない披露宴空間

ふたりが結婚式のテーマとして掲げたのは、「パーティの延長線上」。
「当時は結婚が早かったこともあり、周囲の友人の多くがまだ結婚式に参列した経験がほとんどありませんでした。だからこそ、形式ばった結婚式ではなく、友達や親族が自然に交流できて、私たち自身も一緒にその時間を楽しめるような場にしたいと思ったんです」(由佳さん)

披露宴会場は、3つある選択肢の中から「バワリー」をセレクト。
「クラシカルすぎず、都会的で洗練された雰囲気が自分たちらしいなと感じました。敷居が高すぎず、ゲストもリラックスして過ごせそうだったのも決め手です」(由佳さん)
さらに惹かれたのが、ワンフロア貸切という構造。
「披露宴会場ごとにフロアが分かれていて、他の結婚式のゲストと動線が混ざらないんです。受付やお手洗いも含めて、自分たちのゲストだけの空間にできるのがすごく良かったです」(由佳さん)

披露宴会場は、ミモザを主役にしたモノトーンコーディネート

3月の挙式ということもあり、テーマフラワーはミモザに。
装花は、キンプトン提携のフローリスト3名の中から一人を指名し、5〜6回の打ち合わせを重ねて決定。
「最初は理想のイメージも持っていなかったので、フローリストさんとの会話の中で“好き”を言語化していくようなプロセスでした。初回はその話だけで打ち合わせが終わったくらいです(笑)」(由佳さん)

「高砂の後ろにミモザのツリーを置いて、そこをメインにしました。ミモザの黄色を引き立たせるために、他のお花やテーブル装飾は白と黒のモノトーンに、少しゴールドを効かせる程度に抑えました。フローリストさんと相談しながら“少し個性を入れてみよう”と黒を入れたら、空間がぐっと締まってすごく良いバランスになりました」(由佳さん)

ペーパーアイテムは、必要な情報だけをシンプルに

「プロフィールブックはInstagramで見つけたデザイナーさんに外注しました。ゲストの多くが大学時代からの友人か親族で、私たちのことをよく知っているメンバーだったので、馴れ初めを細かく説明するような構成はあえて選ばなかったですね」(由佳さん)
載せたのは、お互いの第一印象や、旅行・学生時代の写真、メニューなど最低限の情報のみ。
「読んでいて重くならないボリューム感を意識して、あえてシンプルにまとめました」(由佳さん)

待ち時間はピンチョスとお酒で。お酒好きならではのおもてなし

そして、ふたりならではのこだわりは「挙式前」と「披露宴前」の待ち時間の過ごし方。

「受付〜挙式、挙式〜披露宴の間って、どうしてもそれぞれ20分ほど空白の時間が生まれるんですよね。ゲストも私たちも結婚式に慣れていないからこそ、“その時間をどう過ごしてもらうか”を考えた結果、ピンチョスと甘いもの、お酒を用意することにしました」(由佳さん)
「挙式が昼過ぎで、ちょうど小腹が空く時間帯でした。披露宴会場前のスペースにフードとドリンクをたっぷり並べてもらって、みんな好きに食べたり飲んだりしながら過ごしてくれていました」(智之さん)

お酒好きのふたりが選んだ、生ハムの“ウェディングケーキ”

ウェディングケーキは、生ハムを使ったインパクトのある一品をセレクト。
「私たちもゲストもお酒が好きな人が多かったので、『ケーキ入刀のあとも、お酒のおつまみとして楽しめるものがいいな』と思って、生ハムケーキにしました。キンプトンでは通常のケーキだとゲストに取り分けできないスタイルだったこともあり、“みんなで食べられるケーキ”という意味でもぴったりでしたね」(由佳さん)

2着のドレスで描く、異なる表情のブライダルスタイル

ドレスは、キンプトン提携のショップとヴェラ・ウォン表参道店からセレクト。“パーティの延長線上”というテーマに合わせ、シンプルさの中に個性が光る2着を選びました。

前後で印象が変わる、個性派マーメイドドレス

「VERA WANG(ヴェラ・ウォン)は結婚式を意識する前から憧れていたブランドで、『着られるなら一度は着てみたい』という気持ちがありました。1着目は、ふんわりしたプリンセスラインではなく、すっきりしていて、どこか個性のあるデザインを探していたときに出会った『Jocelyn (ジョスリン)』です」(由佳さん)
前から見るとシンプルなマーメイドシルエットですが、後ろ姿はボリュームのあるトレーンが印象的。
「結婚式では後ろ姿が写る写真も多いので、前後で印象が変わるデザインを選びました。自分らしさを感じられた一着です」(由佳さん)

1着目と真逆の表情を楽しむ、柔らかなシフォンドレス

2着目は、「Hatsuko Endo(ハツコ エンドウ)」のシフォンドレス「Luna(ルナ)」をセレクト。
「もともとは白ドレスを2着でもいいかな、と思っていたくらい、カラードレスのイメージがなかったんです。でも、一着目と真逆の印象を楽しむのもいいなと思って、ボリュームのあるベージュを選びました」(由佳さん)

色選びでは、会場や装花とのなじみも重視。
「ミモザやモノトーンの装花に、ベージュくらいの柔らかいトーンなら溶け込んでくれると思って。強い色より、全体の世界観と調和することを大切にしました」(由佳さん)
お色直しのブーケにはミモザを取り入れ、1着目とのメリハリを演出しました。

小物とヘアで、シーンごとに印象をチェンジ

ヴェールはレンタルし、シューズやアクセサリーは自身でセレクト。
ヴァレンティノのスタッズ付きパンプスや、インスタで見つけたアクセサリーを合わせました。

ヘアスタイルは、シーンごとに印象をチェンジ。
「挙式の時はヴェールもあるので、できるだけシンプルにまとめたくて。披露宴では、パーティの延長線上のようなカジュアルさも出したかったので、雰囲気を変えてダウンスタイルにしました。少しキラキラ感も足しています」(由佳さん)

「仕切らない」司会で叶えた、歓談重視の披露宴

演出は「足す」のではなく、「あえて削る」ことを選んだふたり。形式ばった進行よりも、ゲストと自然に過ごせる時間を大切にしたいという想いがあったそうです。
「硬い雰囲気にはしたくなかったんです。演出が増えるほど、司会の仕切りも多くなってしまうので、『できるだけ仕切らないでください』と司会の方にもお願いしました(笑)」(由佳さん)

進行は必要最低限にとどめ、そのぶん歓談や写真撮影の時間をしっかり確保。
「披露宴は3時間ありましたが、衣装チェンジやスピーチが入ると本当にあっという間。コンテンツを増やしすぎず、その分みんなと過ごす時間を取れたのは、すごく良かったと思います」(由佳さん)

ムービーは最小限に。空気を高める30秒のオープニング

プロフィールムービーはあえて作らず、用意したのはオープニングムービーのみ。デザイナーさんに依頼し、写真は使わずイラストを中心に構成した約30秒の映像で、披露宴の始まりをさりげなく演出しました。
「“結婚式が始まるよ”という空気感をつくるくらいで十分かなと思って。主張しすぎないところが、自分たちらしかったです」(由佳さん)
中座のタイミングでは、由佳さんが自作した写真のスライドショーを流し、程よいメリハリを添えました。

暮らしとルーツを大切にした引き出物セレクト

引き出物には、リーデルのビアグラスをチョイス。
「お酒好きなゲストが多いことと、これから同棲や結婚を迎える世代にとって“必ず使えるもの”であることが決め手でした」(智之さん)
引き菓子には、由佳さんの地元・滋賀のクラブハリエのバウムクーヘンを。
「関西出身のゲストも多かったので、地元らしさと縁起の良さを込めて選びました」(由佳さん)

プチギフトは2種類用意。
親族には智之さんのルーツにちなんだ中国の月餅、友人にはフォーチュンクッキーをセレクト。
「二次会はキンプトン東京の1階にあるThe Jones Cafe Barでやったんですが、そこでは“ただ友達で集まって飲む”くらいの、自由でノンストレスな時間にしたくて。ほぼコンテンツは入れず、その代わりにフォーチュンクッキーを用意しました。中に当たりを仕込んで、最後にみんなで一斉に開けてもらうだけの、さりげない仕掛けがちょうどよかったですね」(由佳さん)

結婚式を終えて——ふたりでやり遂げた“一大プロジェクト”

「結婚式の準備は、私たちにとって初めて“ふたりで動かす大きなプロジェクト”という感覚でした。彼もすごく主体的に関わってくれて、本当に『ふたりで一緒に作り上げた』と胸を張って言える一日になりました。これだけ規模の大きいことをふたりでやりきれた経験は、今後家を買ったり、別の大きな決断をするときにも“またふたりで乗り越えられる”という安心感につながると思います」(由佳さん)

智之さんが一番印象に残っているのは、由佳さんの入場シーン。
「プロポーズも入籍も済ませていたけれど、挙式でドレス姿の由佳が入ってきた瞬間、『本当にこの人と結婚するんだ』と実感しました。大学時代からの友人や親族、会社の同期など、大切な人たちが一堂に会する場で、ふたりが歩んできた時間と“今”を見せられたことが何よりうれしかったです。少し成長した姿も見せられた気がして、やってよかったなと心から思います」(智之さん)

取材・編集/藤井由香里

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