長く続いた夏の暑さが翳りを見せ始めた初秋のある日、結婚式を挙げた堀田茜さん。そんな幸せいっぱいの一日にCLASSY.が潜入!今回は、結婚式の2日後に行われたインタビューを公開します!
いつも通りの忙しい日々の中で
準備を進めた結婚式。当日、
大切な人たちの笑顔を見た瞬間――
「あぁ、やってよかった」と心から思えた
――結婚式の2日後に行われたインタビュー。あっという間の一日を振り返って…茜さんが今思うことは?
まだ夢の中にいるようで、余韻に浸っていたい気持ちと、少しずつ日常に戻っていく感覚が入り混じっています。当日を思い返すと、楽しみながらもふと冷静に俯瞰している自分もいて…なんだか不思議な一日でした。
会場は「ザ・リッツ・カールトン東京」。憧れのホテルだったので見学に行ったのですが、その時から素晴らしいホスピタリティに感動して。「ここで結婚式をしよう」と即決でした。ウェディング専用のエレベーターや動線に工夫があり、他の披露宴とバッティングすることがないのもよかったし、会場に到着した瞬間から、私たちだけでなくゲストのみなさんにも非日常の世界観を楽しんでもらえると感じました。そんな素晴らしい会場に巡り会えたことが、思い出に残る結婚式作りの第一歩だったと思います。
ドレスとお着物はすべて「ハツコ エンドウ」に相談して決めました。いつまでも色褪せないデザイン、そして私たちがイメージする結婚式にぴったりの一着に出会うことができました。
打合せを重ねる中で実感したのは、私たち夫婦のバランス。私がお花の種類や色にこだわると、夫は「もう少しボリュームを抑えた方が高砂も見やすいし、みんなも話しやすいんじゃない?」と。「夜の披露宴だからディナーパーティをイメージしよう」と言うと、「キャンドルの光を生かしてロマンティックな雰囲気にまとめる?」みたいに、冷静で的確なアドバイスをくれる。互いの得意不得意を自然に補い合えた気がします。準備でぶつかることもあるかなと思っていましたが、私たち二人はむしろ楽しみながら進められたし、より絆が深まったと思います。
そんな準備期間でしたが、少しナーバスになったのは前日の夜。親族や、お仕事でお世話になっている人、私の友人、彼の友人…普段は別々の場所で会う方々が私たちのために一堂に会するわけですが、私はどんな顔をすればいいんだろう?と突然不安に襲われて。
でも、始まってしまえばそんな心配は必要なく、夫の隣で自然体でいれば大丈夫でした。むしろ、戸惑っていたのは夫の方だったかも?(笑)当日を振り返ると、本当にあっという間。一番緊張したのは挙式で、「みんな来てくれているかな」と考え出すとドキドキが止まらなくて…!でも、チャペルの扉が開いた瞬間大切な人たちの顔が見えて――緊張が一気に吹き飛ぶくらい、本当に幸せな光景でした。一瞬一瞬をしっかり心に刻めたのは、「後悔のないように」と細かく準備を重ねたからだと思います。スマホの待ち受けをチェックリストにして、忘れ物を防いだり(笑)。いつも通りの忙しい日常の中で準備を進められたことも、かえって考えすぎなくてちょうどよかったのかも。
心残りがあるとすれば、両親とゆっくり話す時間を持てなかったこと。どうしてもゲストの方に気を取られてしまって、家族とは思ったより時間を持てないものなんですね。最後にもう一度、感謝を伝える時間があればよかったかな、と思っています。
入籍から約一年の節目に迎えた結婚式。直前まで仕事が立て込んでいて準備が間に合うのか不安もありましたし、正直に言うと途中で投げ出したくなった瞬間も。でも、披露宴が終わり最後にゲストの方々を見送った時、みんなの笑顔を見て「あぁ、やってよかった」と心から思えました。お世話になった人たちが同じ空間でお酒を酌み交わし、笑い合う様子を見られたことはかけがえのない経験です。両親にも「こういう人たちと楽しくやっているんだよ」という私たちの姿を見てもらえたのが嬉しかった。集まってくださったひとりひとりが大切な存在であり、これからももっと大事にしていきたいと改めて思える一日でした。「やってよかった」と胸を張って言える結婚式。非日常のきらめきと、日常の温かさ、その両方を今、噛み締めています。
挙式の際に着用したのは華やかさと大人っぽさのバランスが素敵な「アントニオ・リーヴァ」のマーメイドシルエットのドレス。当日までボディラインを磨き上げ、完璧なコンディションで着こなしていました。
\心を込めて準備した一日をご紹介!/
静物撮影/清藤直樹 取材/西道倫子 編集/月田彩子 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2025年12月号「堀田茜さん結婚式Report」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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