【ブシュロン】節目ごとに揃えて…いつか〝Myキャトル〟を作るのが夢【CLASSY.世代のブライダルリング物語 #12】

結婚指輪や婚約指輪は、人生をともに歩むお守りのような存在。最近では、クラシックな王道デザインだけでなく、ファッションジュエリーとしても楽しめるデザインを選ぶ人も増えており、選び方の幅もどんどん広がってきています。
今回は、CLASSY.リーダーズの小林愛香さんにインタビュー。運命のリングと出会うまでの道のりや夫婦として大切にしている価値観など、等身大のストーリーを伺いました。

PROFILE
小林 愛香さん(28歳 商社勤務)
大学時代の友人として出会ったパートナーとは、卒業後に交際をスタート。約5年の交際を経て、2022年12月に婚約。2025年10月にはハワイで挙式。休日はカフェでゆっくり過ごしたり、共通の趣味である洋服の買い物を楽しんでいるそう。

人と被らない、自分たちらしいデザインを求めて。ブシュロンで選んだブライダルリング

——BOUCHERON「ビーラブド リング ハーフパヴェ」

大学時代からの友人として長く一緒に過ごしてきたふたり。長年の友人関係を経て自然と結婚の話が出るようになり、「結婚するなら、婚約指輪はブシュロンがいい」と以前から彼に伝えていたという小林さん。その流れで「結婚指輪もブシュロンで揃えたいね」と自然と話が進んでいったそう。
「ブシュロン特有の重ね付けをしたかったので、一粒タイプじゃなくて、デザイン性のあるものがよくて。『ブシュロンだったらこれ!』というのを決めていました。指輪の話が出てから、時間があるときに一緒に指輪を見に行きました」(小林さん)

さまざまなデザインを見ていく中で、小林さんの心を掴んだのは「ビーラブド リング ハーフパヴェ」。
「いわゆる“ザ・婚約指輪”という感じじゃなくて、普段使いしていてもおしゃれに見えるようなリングがよくて。ブシュロンは“人と違う”が叶うブランド。見た瞬間に、『これだ!』って思いました」(小林さん)

記憶に残る、ハレクラニ沖縄でのサプライズプロポーズ

プロポーズは2022年12月。場所はふたりのお気に入りでもある、ハレクラニ沖縄でした。
「夏は毎年沖縄に行っているんですが、このときは冬にハレクラニ旅行を彼が計画してくれて。いつもは私が旅行の予約やプランを立てるんですが、今回はすべて彼が手配してくれて、ご飯もホテルも全部お任せだったので、すごく嬉しかったですね」(小林さん)

記念日ではないタイミングだったこともあり、完全なサプライズに。しかしその裏では、小さなハプニングも。
「プロポーズは外のビーチで…という予定だったらしいんですけど、強風で断念(笑)。ホテルの方が花束を持ってくるのが見えちゃって、“あ、これプロポーズだ”って気づいちゃいました。でも、風が強すぎて一旦中断。その後、部屋でのディナーのあとに仕切り直して、101本のバラと一緒にプロポーズしてくれました」(小林さん)

日常的に身に着けやすい、ファッションリングとしての魅力

小林さんがブシュロンを選んだ一番の理由は、「キャトル」シリーズの重ね付けが楽しめることでした。
「キャトルは、記念日ごとに一本ずつ増やしていけるところが魅力。自分だけのキャトルが作れる…という発想がすごくいいなって。”ビーラブド リング ハーフパヴェ”は日常で着けやすく、仕事中でも支障がなくおしゃれに見えます。ずっと付けていられるのが嬉しいですね」(小林さん)

婚約指輪と同じく、結婚指輪もブシュロンに。
選ぶうえでふたりが大切にしたのは、「お互いが心から納得できること」でした。
「お揃いにこだわるというよりも、ふたりが本当に気に入ったものを選ぼうと話していたんです。結果的に同じデザインを選んでいて、妥協せず決められたことが嬉しかったです」(小林さん)
重ね付けを前提に選んだゴールドの指輪には、ブシュロンだからこそ叶うこだわりが。
「キャトルは、さまざまな色味の素材がグラデーションのように重なっています。だから、2本目はイエローゴールドにしようと決めていました。彼もプラチナよりイエローゴールドの方がしっくりくるみたいで、他のアクセサリーとのまとまりが良いことも、決め手になったようです」(小林さん)

パリの石畳から着想を得たという独特のカッティングは光に当たるとキラキラ輝き、その繊細なデザインもお気に入りのポイントだといいます。
「ダイヤがついていなくても、キャトルの繊細なカッティングが光を反射してキラキラしてくれるんです。すごく華やかで、これにしてよかったなって思います」(小林さん)
現在は結婚式も無事に終え、念願だった婚約指輪との重ね付けを楽しんでいるそう。
「先日結婚式を終えて、『やっと2本一緒に着けられる』って思ったら本当に嬉しくて。会社にも重ね付けでつけて行っています。見るたびに『可愛い〜!』って気分が上がるし、幸せな気持ちになります」

記念日や人生の節目に重ねていく、ふたりだけのキャトル

これから先、指輪とどう付き合っていきたいかを尋ねると、小林さんは笑顔でこう語ってくれました。
「次にリングを増やすなら、子どもが授かれたタイミングがいいかなと思っていて。1本ずつ増やしていって、ふたりの人生を表すような重ね付けにしていけたら理想的です。いつか2人目が生まれたときには、キャトルが完成している、みたいなのが素敵だなと思います」(小林さん)
婚約指輪についても、将来的な夢があるそう。
「海外だと、婚約指輪を3年後や5年後にアップデートする風習があるらしくて、それも素敵だなと思っています。たとえば5周年や30歳の節目などに、また新しいリングを迎えるのもいいですよね」(小林さん)

大切なのは、“好き”を素直に伝えること

最後に、これから婚約指輪や結婚指輪を選ぶ人たちへのアドバイスを伺いました。
「最近はプロポーズをサプライズにする人が多いと思うんですが、それでも指輪に関しては、ブランドとかデザインの好みを相手に伝えておくことが本当に大切だと思います。ずっと身に着けるものですし、価格的にも高価なので、自分が本当に気に入ったものじゃないと後悔すると思うから」(小林さん)

実際、小林さんも事前に希望を伝えていたことで、今も納得のいく選択ができたと感じているそう。
「『このブランドが好き』ってきちんと伝えていたからこそ、納得感があります。毎日着けるものだから、心から気に入ったものを選ぶことがいちばん大切だと思います」(小林さん)
ブライダルリングはただの装飾品ではなく、ふたりの未来を重ねていく小さなストーリーピース。
だからこそ、こだわって選び抜いた1本が、きっと人生の宝物になるはずです。

取材・編集/藤井由香里

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