引き出物は結婚式に出席していただいた方への手みやげ。縁起のいいものをおすそ分けとしてゲストに持ち帰ってもらうものです。感謝の気持ちをこめた贈り物のはずが、ゲストによっては嫌がられる物になってしまうことも……。そこで、もらって困る引き出物をご紹介します。
(1)二人の写真や名前入り○○
新郎新婦の自己満足! 二人にとっては記念になってもゲストにとってはありがた迷惑。捨てるにも捨てられず、ゲストをかなり困らせます。最近はあまり見かけませんが、許されるのは有名芸能人だけでしょうね。
(2)ゲストの名前入り○○
ゲストの名前を一人ずつ丁寧に入れてくれたグッズ。嬉しいけれどかえって使いづらいというのが本音でしょう。
(3)かさばる!重い!
食器や陶器類など重くかさばるものは、持って帰るのが億劫になります。二次会へそのまま参加する場合は、移動するのに邪魔になりますし、ヒールを履いての移動は、さらに持つのが辛くなります。
(4)趣味に偏るインテリア
人の好みはさまざまです。インテリア雑貨は趣味が同じなら嬉しいですが、そうでなかったらタンスの肥やしになること間違いありません。いくら新郎新婦が気に入ったデザインのものでも、趣味が偏るような小物などはやめておきましょう。
(5)キャラクターグッズもの
自分たちの好みを押し付けられても……。いくらかわいかろうと、ゲストたちを困惑させるでしょう。
(6)見るからに安っぽいもの
いかにも節約しました!とわかるような安すぎるものはもらっても嬉しくありませんよね。ご祝儀の相場から考えてもゲストに失礼です。そういったものは、むしろもらってがっかりされかねません。
(7)切れる!割れる!消える!
切れるものとして代表的なものは「包丁やナイフ、料理ハサミ」。割れるものは「陶器、鏡、ガラス器」。また消えるものとして「食料品や洗剤などの日用品」。これらは昔から縁起が悪いと避けられていたものです。二人の関係が「壊れる」「縁が切れる」「幸せが消える」と、まさに不吉なワードが思い浮かびますが、それはずいぶん以前のこと。カタログギフトにはこれらは載っているので、気にしすぎなくてもいいでしょう。
いかがでしたか? 結婚式の準備で忙しく、引き出物にまで考えが回らないというプレ花嫁も多いと思いますが、もらった人の立場を考えて、ぜひ喜ばれる品を選んでくださいね。
文/中山みゆき 画像/Shutterstock(Prostock-studio、Andrew Angelov、asife、Life morning、Africa Studio、Pixavril、Alyena Kudymova59、IriGri)
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