PR TIMES Mar, 28,2025

ジャドール オードゥ パルファン、新たなデザインを纏って登場

「ジャドールは花々のブーケと言われてきたが、私は、ジャドールを“ひとつの花”と呼びたい。
それは理想を表す、夢の花。ジャドールは、時代の逆風をものともしない鮮やかなコンポジションから生まれ、独自の領域と表現を作り上げました。その“夢の花”は、厳密にいえば、存在しておらず、同じものがないからこそ、驚くほどの存在感を放つのです。まるでモザイク画や万華鏡のように、花々が対話しハーモニーを奏ではじめます。イランイラン、ジャスミン、ローズ、スミレ、スズランが絡み合い、斬新で偉大な花が生まれたのです。一瞬で心を掴む、ジャドールの香り。それは、“ひとつの花”の香り。感覚的でありながら、概念的な存在なのです。誰しもが夢見る完璧な花。ジャドールは、理想の花の魅力をすべて表現したフレグランスです。艶やかでフェミニン、抱きしめられたような心地よさ。ジャドールは、なめらかでセンシュアルに光り輝きます。25年にわたり、完璧な花の本質を体現してきました。ジャドールは、夢の花。花々の中に存在する、夢なのです」

フランシス・クルジャン
ディオール パフューム クリエイション ディレクター

2025年、ジャドール オードゥ パルファンは、美しい香りはそのままに、新たなデザインを纏って登場します。1999年の誕生以来、ジャドール オードゥ パルファンの香りは変わることはありません。ジャドールの花の香りは、伝説的で、絶えず存在感を放ってきました。首元に飾られたゴールドと曲線が美しいアンフォラボトルは、その高貴な魅力を、より一層輝かせるために存在します。いつの時代も、ジャドールのDNAは生き続け、何も変わることはありません。

ある意味当然のことでしょう。ジャドールは、今までもこれからも、ともに祝福し、笑顔をもたらし、抱き合い、前進していく存在。ディオール フレグランスの宝石として、輝き続けるのです。一瞬で魅了する花の風にのせて、豊かでコントラストを併せ持つ永遠のフレグランス。

ジャドールへ命が吹き込まれ、タイムレスなフェミニニティを讃えるシルエットが浮かび上がります。ジャドールの「ウーマン」は、女性自身であり女性たち、女神でありながらも実在するのです。彼女は、波打つゴールドの泉から現れるヴィーナスであり、時代を超越した普遍的な存在であるジャドールの香りを感じ輝くのです。ジャドールは、新たにミューズとなったリアーナにより、彼女の力強い美しさと才能、輝かしい個性が際立ちます。

全てが語られても、まだ謎は残ります。世界中の女性をリードし続ける、ジャドールの秘密は何なのでしょうか。 なぜこのフレグランスは、読む手を止めることのできない本のようであり、目を離せない絵画のようなのでしょうか。 謎を解くために、物語と夢を探しましょう。 完璧な花の夢を。

1999年:旋風を巻き起こすフローラルの香り
21世紀を迎えるにあたり、熱を帯びた世界は、不確実な時代の幕開けを迎えていました。荒々しい言葉が飛び交い、ミニマリズムとジェンダー、黒と白が時代を左右していました。フレグランスは、心地よい砂糖のような甘いノートと、クールでエレガントなアクアノートに分けられていました。その二分化した世界に、突如ジャドールが現れたのです。カラフルに光るディオール スピリットを持ち、あたたかく豊かなジャドールの香りは、世界に調和をもたらし、人々に笑顔にしました。まさに青天の霹靂のように。誰もが一瞬で虜になったのです。喜ばせるだけでなく夢中に、支配するのではなく、魅了するジャドールのフレグランスは、国境を越え、旋風を巻き起こしたのです。

「ところで、この花は何?」
ジャドールの香りは一瞬で心を掴みました。「すごくいい香り!」と思った後に「ところで、この花は何?」という疑問が浮かびます。ジャドールは、魅力に溢れ、優しく包み込み、魅惑的。様々な感覚が共存し、いくつも重なり合う花々が調和してひとつの香りに。華やかで透明感溢れるジャドールは、相反する印象を結びつけ、表現しています。凛として魅惑的、爽やかでありなめらか、清楚でありながら官能的、フルーツを感じるグルマンであり、ウッディ。惹きつけてやまないこの香りは、想像力を刺激するでしょう。その中に、存在しない花の香りや未知の果実の香りを見つける人もいるでしょう。

夢の花
一つひとつの花を贅沢に混ぜ合わせた絵画のようなフレグランス。何層にもなった躍動感のある香りのストロークは、バイオレットとローズ、スズランとジャスミン、金香木と蘭を包む無数の花々のファセットをひとつにします。この束ねられたブーケは、プラム リキュールの爽やかなフルーティーノート、輝くフレッシュなグリーンノート、アマランスウッドのベルベット アコードにより、より豊かに。シンフォニーのような花々の音が響き合い、理想的な「夢の花」を生み出します。

力強く、命を宿した伝説的フレグランス、ジャドール
リバイバルもスポットライトも必要ありません。ジャドールは、世紀の幕開けに誕生して以来、常に中心で輝き続けています。偉大なクラシックであるという運命にある、ジャドールの静かな偉業。ジャドールは香水以上の存在であり、香り以上の存在です。それは喜びに震えるような感情であり、光であり、歌でもあります。それは女性に捧げる理想の花。

ゴールドの象徴的なボトル
ジャドールのボトルは、曲線が美しいアンフォラ型で、繊細なゴールドが輝き、トップには透明なガラスパールがあしらわれています。このボトルも時の試練に耐えてきました。デザイナーのエルヴェ・ヴァン・デル・ストラーテンが手掛けたアンフォラ ボトルは、そのはじまりに忠実に、1997年にジョン・ガリアーノが初めて開催したディオールのクチュール ショーにインスピレーションを得た象徴的なネックレスが彩ります。現在では、このアンフォラ ボトルは、ガラスの重量を減らすことでサステナビリティにも貢献しています。

ジャドールの創作にまつわるエピソード

ジャドールのビジョン
ジャドールは、ニューヨーク在住のフランス人調香師、カリス・ベッカーと、調香師とメゾン ディオールの仲介役としてディオールから依頼を受けた著名な香水コンサルタントのアン・ゴットリーブによる深い探求の末、世紀の幕開けとともに誕生しました。彼女たちは、ジャドールの創作におけるエピソードを語ってくれました。そして、香水の専門家でコンサルタントのピエール・ビスイユも、世を代表するフレグランスとなったジャドールの運命について語ります。

調香師カリス・ベッカー、ジャドールの創作者
ロシア系フランス人調香師、カリス・ベッカーは、フレグランスを創作する際、いつも多様な影響とインスピレーションを融合しようと模索してきました。世界的なベストセラーからニッチな香りまで創作してきた彼女は、1999年に発売されたジャドール オードゥ パルファンで香水の歴史に名を残すことになりました。彼女は、時代を超越し世代を超えて愛されてきた類まれなジャドールの創作の冒険を今振り返ります。

ジャドールを調香した時、どこで暮らしていましたか?
不思議なことに、私はあまりプレッシャーを感じることなく冒険に繰り出しました。私はパリから遠く離れており、大きな香料会社相手に競うアウトサイダーのような存在でした。私たちは優勝候補ではありませんでしたが、今思えば、それが私にある種の心の平穏と信じられないほどの創造的な自由を与えてくれたと思います。

創作のインスピレーションはどのように得ましたか?
サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館で感銘を受けた17世紀のフランドル画家たちが描いた絵画からインスピレーションを受けました。彼らの花束は、物理法則や植物学の法則を全て破っているがゆえに、驚くほど素晴らしいものです。
彼らが描いた花々は異なる季節に咲くので、現実世界で花束にすることはありません。しかし、存在しないはずの花束が、その時私の目の前にあり、花の完璧さを体現していました。これらの花の絵画が私を導いてくれたのです。

創作はスムーズでしたか、それとも時間がかかりましたか?
時間はかかりませんでした。まずはひとつずつ花を丁寧に作っていきました。私は、最も美しいバラ、完璧なスミレ、理想的なスズラン、魅惑的なジャスミンといった花々を作りたかったのです。そして、その花々を「私」の想像上のブーケにブレンドしました。オレンジブロッサムのタッチを加えたある種のフローラルが中心で輝くことで、グリーンとインドールの香りを中心に花々を結びつけました。実際にはこれらはサンバック ジャスミンの香りです。当時は香水業界ではあまり注目されていませんでしたが、ジャドールで再び脚光を浴びました。

フルーティーでウッディなノートはどのように見つけましたか?
まずフローラルの構成ができたら、そこに2つの決定的なアコードを加えました。まず、サンダルウッドに似たベルベットのような柔らかさを持つアマランサス ウッド。次にダムソンプラム アコードを加えました。それは幼少期の思い出から来ています。私は母がバニュルス ワインと少量のレモンで作るプラムのコンポートが大好きでした。子どもの頃の楽しみだったこの香りをフレグランスに取り入れたかったのです。

ジャドールの創作で1つだけを記憶に残すとしたら、どの瞬間ですか?
アン・ゴットリーブ氏に同行して来た、当時のパルファン・クリスチャン・ディオール インターナショナル マーケティングディレクター、サビーナ・ベッリ氏にフレグランスを披露した瞬間です。夜通し
ディオール グレーのサテン カバーを縫い、その上にスズラン、美しいアンティーク ローズ、父がフランスから送ってくれたアマランサス ウッド、そしてディオールの器に入れたプラムのコンポートを飾りました。フレグランスを披露するのが本当に楽しみで待ちきれませんでした。しかし、その時はまだ、ジャドールにこのような素晴らしい未来が待っているとは想像もしていませんでした。

アン・ゴットリーブ
Ann Gottlieb Associates創設者、 ジャドールのコンサルタント
スタイリッシュなニューヨーカーで、著名なフレグランス コンサルタント、アン・ゴットリーブ。“ The Nose(一流の調香師を示す言葉)”や「 香りの女王」の異名を持ち、長きにわたり大手ラグジュアリーブランドのヒット フレグランスの創作に携わってきた彼女が、メゾンの独占インタビューで1999年に発売されたジャドール オードゥ パルファンの創作を振り返ります。このプロジェクトは、パルファン・クリスチャン・ディオールの責任者たちとフランス人調香師カリス・ベッカーとのコラボレーションでした。

ジャドールが、新しい時代の幕開けに誕生した時の世の中の状況はどうでしたか?
実際、状況はかなり矛盾に満ちていました。ニューヨークは異様な雰囲気に包まれ、誰もが21世紀への移行を心配しているようでした。この世が終わるという話さえありました。このような状況の中、ディオールの新たな女性フレグランスのコンペティションが始まりました。当時、ディオールのイメージはよりクラシックになり、ディレクターたちはそこに新風を吹き込みたいと考えていました。1996年にジョン・ガリアーノが到来し、革新を呼ぶフレグランスへの期待が高まっていました。
それは10年に及ぶコンペティションでした。

香りのフォーミュラはどのように開発されたのですか?
当時、フレグランスの創作は急ぐものではなく、ジャドールの調合の探求には、約1年かかりました。しかし、当時は時間がかかるのが当たり前だったようです。
ニューヨークのいくつかのメーカーが候補に残っていましたが、徐々に候補が絞られ、コンテスト終了時には2人の調香師が残りました。そのうちの1人はアウトサイダーとみなされていましたが優勝しました。

当時ニューヨーク在住だったフランス人調香師、カリス・ベッカーとはどのように仕事をしましたか?
彼女とは、週に2回ほど会っていました。調合されたフォーミュラを見て、経験と直感を働かせるというのが私のやり方です。技術的な面には関わりませんでしたし、今も関与しません。原材料や成分の選択に関する指示は一切出さないということです。香りで伝えたいアイデアやイメージ、感覚をいくつか共有しました。開発の途中で、この壮大で豪華な花々のブーケには何かが欠けていて、新たな要素が必要だと考えました。

その欠けていた要素は何でしたか?
フルーティーノートです。花束にそれが加えたれた時、フレグランスは輝きを放ちました。完全に新しく、いきいきとしていたのです。インターナショナルで、現代的かつ普遍的なディオールの新しい時代のためのフレグランスを創り出したということが明らかでした。

ジャドールはどんな香水だったのでしょうか?
この新たなフローラルの香りは、ヨーロッパのあらゆる古典的なスタンダードに逆らい、フローラルの香りの感覚と概念そのものを覆す新しいものでした。ジャドールが発売された当時、それは典型的で分かりやすいラグジュアリーというような香りではなく、ありきたりで意外性のない「フランス香水」のような香りでもなかったことに気づくはずです。魅力的な香りは数多くありましたが、激しく誘惑的であったり、時代遅れであったりしました。ジャドールはそれ以上の存在として、すべての女性の心に訴えかけ、すべての人に惜しみなくアピールする、新しく、それでいて普遍的な明るさのあるフレグランスとしてすぐに確立されました。それは奇跡的で、明快で、率直に「愛し愛される」香水とでも呼ぶべきでしょう。

今や定番の香水となったジャドールが、なぜ長く愛され続けているのでしょうか?その理由は?
香りの普遍的な魅力や、ジャドールが一瞬の迷いもなく瞬時に愛される香水であるという事実など、今述べたすべての魅力が、ジャドールが愛され続ける理由です。そして、この名前も発見でした。万人に受け入れられる素晴らしいネーミング、エルヴェ・ヴァン・デル・ストラテンがデザインしたボトルも、その一因です。そしてもちろん、ディオールが驚くほどクリエイティブな広告キャンペーンで、常にジャドールのイメージを「大きく」考え続けてきたということも強調したいです。
だからこそ、ジャドールは、素晴らしい香水であり続けています。個人的には、私のキャリアの中で特別な瞬間でした。

1999年のジャドールの発売当時、主な香りのトレンドは何でしたか?
ジャドールは素晴らしい発想で、これら2つのトレンドの中間点に登場し、対立させるのではなく、融合させました。このフレグランスは、透明感とフレッシュなファセットと、繊細でフルーティーなグルマンの香りをブレンドし、1つの崇高なブーケにするという課題に取り組みました。ジャドールが革命的なフレグランスと見なされているのはこのためです。対照的な要素をすべて結び付け、フレグランスのトレンドに傾倒することなく、比喩的でありながら抽象的でもありました。

フローラル フレグランスという分野においてジャドール誕生「以前」と「以後」がありますか?
もしあるならどのような点においてですか?
ジャドールでは存在しない花を生み出しました。それは、未知のフルーツとブレンドされた架空の花です。その透明感のあるフローラルは、主張の強いムスキーで、動物的な香りのクラシックなフローラルとはかけ離れた、モダンで前例のないフェミニニティを映します。ほのかなグルマンタッチは、艶やかな雰囲気も醸し出します。フローラルとフルーティーの2つが合わさり、自然の本質的なサイクルを反映した前例のない香りのハーモニーを生み出します。

フレグランスの視覚的な世界と象徴的なゴールドの選択をどのように解釈しますか?
ジャドールの背景にあるアイデアは、自然がラグジュアリーになるというものでした。ジャン=バティスト・モンディーノの最初の広告キャンペーンでは、水がゴールドの泉に変わり、自然がラグジュアリーな作品に変わるという考えを表現しました。ジャドールの香りとイメージの両方において、コントラストが融合してラグジュアリーの調和を表現しました。実際、ゴールドの形をした金属はフレグランスの起源から存在し、ラグジュアリーを表現するものとして捉えられていました。

あなたにとって、「ジャドール ウーマン」は誰だと思いますか?
「ジャドール ウーマン」は自然のニンフであり、フレグランスを通じてアイコンとなった女神です。ジャドールとともに、私たちは神話の夜明けにおける女性の姿を祝福する世界に浸ります。彼女は自然からゴールドに変身したイブ、またはゼウスに誘惑されて黄金のシャワーに変身したダナエです。水から現れた金色に輝くヴィーナスでもあります。「ジャドールウーマン」は、変容や超越という概念、そして元々何もまとっていなかった女性が称賛されるアイコンへと儀式的な変貌を遂げるという概念を体現しています。今日、同じスピリットで、リアーナは新しく、完全にカリスマ的で、新たなジャドールの
「ニンフ」であり、黄金に煌めくベルサイユ宮殿に君臨する勝利の女王を体現します。

「ジャドール」という名前は、重要だと思いますか?
ジョン・ガリアーノが驚くほどの勢いを生み出した時代と呼応する”J’adore”という名前はとても重要です。この名前は彼の想像力を体現しています。さらに、“J’adore(! 私は、大好き!)”という、自分自身の気持ちを表現するものであり、このフレグランスを持つ人とその名前を口にする人の間に、自己愛の輪を作り出す興味深い効果があります。それは、”私”という主語が目的語に変わるエコーのように、願望を映し出すのです。

最後に、25年にわたるジャドールの存在について、どう思いますか?
ジャドールはフェミニニティと魅惑的なパワーを見事に融合させました。それにより、ジャドールは永遠に愛されるフレグランスとなったのです。

ジャドール オードゥ パルファン
30mL 10,500円(本体価格) / 11,550円(税込価格)
50mL 15,200円(本体価格)/ 16,720円(税込価格)
100mL 21,000円(本体価格)/ 23,100円(税込価格)
2025年4月4日(金)発売予定

@DIORBEAUTY
#ジャドール
#DIORJADORE

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ