料理時間が増えた #StayHome 期間。自炊をSNSにアップすることも増えたはず。でも、実際にインスタを覗いてみると、間違えた配膳方法だと知らずに載せている人が、まあ多い!せっかく映える料理を作っても、食器のマナーがダメだと一気に台無しです。恥をかかないためにも、ここで改めて「正しい食器の使い方」を覚えておきましょう。
1. 和食の正しい配膳ルール
和食の家庭料理は、「一汁三菜」(ごはん・汁物・主菜・副菜・副々菜)が基本!
1.ごはんは手前の左側、汁物は手前の右側に置く。
2.主菜(焼き物、揚げ物、刺身など)は奥の右側、副菜(煮物や炒め物など)は奥の左側、副々菜(和え物、香の物など)は中央に置く。
3.箸は箸置きの上に置く。
4.主菜が一尾の焼き魚の場合は、頭が左になるように盛り付ける。
一汁三菜の料理を並べる場合、それぞれの位置は決まっています。日本古来の「左上位」(位の高いものを左側に置く)という考え方から、貴重なごはんを左に置いたとされています。また、右手で箸を持ったときに食べやすいという合理的な面もあります。
2. 和食器の基本的な扱い方
異なる特性を持つ陶器・磁器・漆器。長く使い続けるために、それぞれの扱い方を覚えましょう。
教えてくれたのは...田中伶子先生
田中伶子クッキングスクール代表。全国料理学校協会理事、東日本料理学校協会副会長、NPO日本食育インストラクター協会理事。福岡女子大学卒業後、1964年に料理教室を開設。家庭料理の基礎から食のプロ養成まで指導にあたるほか、TV番組の出演や雑誌の執筆、食品・流通・広告会社等での商品企画、講演会など幅広く活躍中。
取材/首藤奈穂 撮影/馬場わかな スタイリング/佐々木カナコ、来住昌美 調理アシスト/中村奈津子、戸嶋幸江、杉本涼子、戸崎小百合、廣瀬弘子 再構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は『結婚できる和食教室』(光文社刊)を再構成したものです。
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