【インタビュー全文掲載】2019年松村北斗くん初登場をプレイバック!

2016年の本誌連載『旬な男』以来3年ぶりにCLASSY.に登場した松村北斗さん。これから大注目のジャニーズJr.(当時)として取り上げさせていただきました。誌面ではカッコよくクールな表情と柔らかくセクシーな表情の2パターンを撮影。発売当時大反響だったインタビューを全文お届けします。

ファッション、映画、食べ物…好きなものは不変です

僕は一度ハマったら長いタイプで、まず食べ物ならネバネバものがずっと好き。1位はとろろで、めかぶ、納豆、オクラが接戦してます(笑)。

好きなアーティストは、もちろんTEAM NACS!昔から家族ぐるみで大好きで、毎日、摂取してます(笑)。先日、テレビ局で楽屋が大泉(洋)さんと隣になって、ついに挨拶させていただきました!大泉さんのほうから「写真を撮りましょう」って言ってくださって、2ショットを撮ってサインもいただいて。「次は仕事で会えるように頑張ります」とお話ししました。

ファッションも大好きです。ジャージからキチンとしたものまで、いろいろ着ます。だから買物が大変です。プチプラものもファスト·ファッションも着ますし、古着屋やセレクトショップも回ります。たまにはハイブランドもチェックするので1日じゃ終わりません。これ可愛い!と思ったら買っちゃうので、ひとめ惚れで買うものもあるし、最初はそうでもなかったけど店内を5周したら可愛くなったものもあります(笑)。コーディネートは家に帰ってから考えるので、買って1年越しで着る服もありますね。ひとつのアイテムの雰囲気に合わせ過ぎたくなくて。MIXコーディネートだけどトータルでは自分らしい、〝創作幕の内弁当〟みたいなスタイルになればいいなと思ってます。

女のコのファッションで好きなのは「そんな着方するんだ!」って思うような、こだわりのあるスタイル。僕と選ぶ基準が似ているとうれしい。もちろんワンピースもめちゃめちゃ好きですけど。

1週間休みが取れたら、まず映画が見たいです。映画館を回って目星を付けながら、はしごして1日に3本見るときもあります。録りためたドラマも見たい。休みの間もお芝居の勉強ができればって、欲張りなところもあって。あとは趣味のキーボードをさわったり。家にいられればいいかな。旅行ですか?行き帰りの移動時間がもったいない気がします(笑)。

性格は〝わりとめんどう〟なタイプ 1人が好きだけどしゃべるのも大好き!

性格は、わりとめんどくさいタイプです。「どうしてそこを呑み込めないかな」とか自分でも思うけど、嫌なものは嫌なんだよな(苦笑)。1人が好きなタイプですし社交的でもないですが、しゃべるのはめちゃめちゃ好き。笑うのも好きです。そして、きっとどこか寂しがり屋なところもあるなあ。

僕の長所ですか?長所か~。頭、真っ白だ!誰にも負けないのは、電話番号の登録数がめっちゃ少ないこと(笑)。自分でもウケるなって。23歳という年齢より数が少ないです(笑)。仕事関係者の方、家族や先輩、友達、よく行くお店まで含めて18件かな。休みができて連絡できる友人は2人です。

惹かれるタイプの女のコは、清潔感のある人。やっぱり清潔感は大事だと思います。あと、お堅い感じの人は素敵に見えますね。僕自身も社交性のなさとか、23歳になっても乗り越えられないものがあるけれど、いろんなことに奥手な人って、話しかければ実はいろいろしゃべってくれたり、いいところや面白いところがあると思うので。 もし僕が女のコと付き合ったら、さだまさしさんの『関白宣言』の世界観に憧れながら、実際は尻に敷かれそう(笑)。見栄っ張りなのか〝いいかっこしぃ〟なのか、女子に限らず後輩に対しても「黙って俺についてこい!」って引っ張っていきたがるけれど、結局、尻に敷かれる気がします(笑)。

付き合う相手には、何事にもこだわりを持っていてほしいですね。僕といるなら、こだわりを持って一緒にいてほしい。デートで「どうしたい?」って聞いたとき、ほかにこだわりがあれば、ひとつくらい「何でもいい」って言われても愛嬌になるけれど、全部何でもいいって言われると、不安になっちゃうから。こだわりって自分を縛るものでもあるけど、それがないとどこにも拠り所のない人になってしまうし、自分らしさも何もなくなるのかなって思います。

とにかくお芝居がしたい 本番中はずっと クライマーズハイ状態です

3月と5月にはSixTONESの単独コンサートがありますし、3月29日には『映画少年たち』が公開されます。今年は、頑張らないと!と思っています。

『映画少年たち』の完成作を見た時は、「もの珍しいものを見たな」と思いました(笑)。見た人それぞれで感想が分かれる作品だと思うけど、『少年たち』にはあの作品にしかない確固たる軸がある。見ていただいた方たちが、それぞれに感じてもらえればいいと思います。 僕の役は、少年院にいながら大学検定試験に受かったことで〝ダイケン〟と呼ばれている少年。少年院に入る前はバレー部のエースストライカーで学業も頑張っていて、認知症の祖母や弟の面倒をみて家族を支えていました。その努力が報われず、不幸にも傷害事件を起こしてしまうけれど、少年院に入ってから得られた彼の心の豊かさは大切に表現したかったですね。

メインのロケ地は、実際に少年刑務所として使われていた重要文化財の「旧奈良監獄」。1台のカメラで約8分間、長回しで撮ったダンスシーンは、大変でしたが見どころになっていると思います。真夏と真冬に撮影したのでキツかったですね。特に真冬は寒くて、死ぬ!って思ったもん(苦笑)。もちろん暖房はないし、窓や戸が撤去されているところもあるのでビュービュー風が入ってくるし。防寒インナーを何着も用意して、つなぎの中に3枚重ねて着こんでいました。でも、お芝居ができることは本当に楽しかった!時間が許すなら、OKと言われても何テイクも撮ってほしかったです。

お芝居の仕事は、自分とは全然違う人格、違う世界に浸っていられることが気持ちいい。本番中はクライマーズハイみたいに気持ちがいいですね。上手下手と好きは別物ですから。お芝居のどこが好きなの?って聞かれても「だって楽しいじゃん!」としか言えない。いつかは主演もやりたいですね。きっと怖いと思うけど。

今年は、まずマスコミ業界の方々に松村北斗をもっと知ってもらって、テレビや雑誌、YouTubeなどいろんなメディアに少しでも多く露出して、世の中の皆さんに僕らを知ってもらいたい。ずっと応援してくれているファンのみんなもそれをすごく喜んでくれるから、なんて素晴らしい仕事なんだろうと思います。特に魅力的と言ってもらえるのが、お芝居と女性誌やファッション誌の仕事。自分でもめちゃめちゃ楽しいし、服をどう素敵に見せるかというモデル的な仕事も大好きなんです。どんな仕事もまずは自分が楽しんで発信して、受け取ってくれた人も楽しくなれ!って願いながら、やっていきたいと思っています。

<取材時スタッフ裏話>

自分の私服を「創作丸の内弁当」と話していた松村さん。スタジオに来た日の私服もレディスと古着をミックスした着こなしで、そのオシャレさにびっくり。「ファッション誌の取材がとても好きなので、どんな企画でもまたぜひ呼んでください」と言ってくれたのも印象的でした。この号の反響はとても大きく、CLASSY.の歴代インタビューページでトップのアンケート結果でした。

取材·文/駿河良美 ※CLASSY.2019年4月号掲載分より。

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