悩めるアラサーの恋のお悩みに、作家・心理カウンセラーの五百田達成さんが的確にアドバイス!
教えてくれるのはこの人
作家・心理カウンセラー 五百田達成さん
1973年生まれ。東京大学教養学部卒。角川書店、博報堂を経て独立。コミュニケーションやジェンダーをテーマに執筆・講演。最新刊『超雑談力』(ディスカヴァー21)が好評発売中。
今月のお悩み
男の人が紹介してくれる「いい人」「イケメン」が高確率で外れるのはなぜですか?「すごくいいやつだから!」と話す姿は心底そう思っている様子なのですが、実際会ってみるとこじらせていたり、明らかにイケメンではなかったりします…。自分のことを棚に上げているようで言いづらいのですが…なぜなんでしょう。(29歳・IT)
解答
「○○似の人」と細かくオーダーしましょう
彼らは自分の友達となると、見る目が曇るのです。イケメンじゃなくても「雰囲気がある」ように見えるし、こじらせてても「面白い」と思える。
中には「ハイスペックな男を連れて行くと女の子を全部持って行かれる」と考える幼稚な男もいますが、たいていの場合は、自分の友達を客観視できていないのが理由です。
そしてお気づきの通り、男性達も一字一句違わないことを、陰でぼやいています。「女子が連れてくる『かわいい子』はかわいくない」というのは、男たちにとっての常識です。
さておき、そのズレを埋めるためにはどうすればいいでしょうか。答えは、紹介してもらうときにもっと具体的に細かくオーダーすることです。
ご飯屋さんに入って「なにか美味しいものをください」とは注文しませんよね?(よほどその店を信頼してない限り)「このサラダと、この前菜を。あ、オリーブは抜いてください」「これって塩味ですか? あ、なら要らないです」と、細かく指定するはず。男性を紹介してもらう際にも「神木隆之介似の人がいい」「商社勤務で、学生時代スポーツをやってた人をお願い」などと具体的に注文しましょう。
イケメンと知り合いたいなら「誰が見ても納得するイケメンを持って来い」と恥ずかしがらずに頼むべき。でないとお店のほうだって困ってしまいます。(「スペックにこだわる偉そうな女」と眉をひそめられるでしょうが、知ったことではありません)。
すると当然、男性からも「ガッキー似の子がいい」「アパレルのPRやってる明るい子をお願い」などと言われますが、そこでムッとしてはいけませんよ。割り切って、仲がよくなくても、条件に沿った女子を連れて行く必要があります。
もしそれができるのであれば、ぜひ細かく注文していきましょう!
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