PROFILE
’99年5月12日生まれ 福岡県出身 血液型O型●’18年、ドラマ『中学聖日記』でオーディションを経て主人公の相手役に抜擢され、俳優デビューを果たす。同作品で第99回ドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞。’19年『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』でドラマ初主演。武田薬品工業「アリナミンMEDICALBalance」広告キャラクター、イオンの保険相談、JRSKISKIなどCMでも活躍中。
__ドラマ『中学聖日記』での鮮烈なデビューが記憶に残る岡田健史さんが『弥生、三月 ー君を愛した30 年ー』で待望の映画初出演。
「初日はすごく緊張しましたが、最後の撮影シーンで本番前に空をふと見上げて、『空がきれいだな〜』って能天気に思ったのを覚えてます(笑)。最初はなんであんなに緊張してたんだろう(笑)」
__演じたのは成田凌さん演じる〝太郎〞の息子〝あゆむ〞。新任とはいえ教師役で、ドラマの中学生役とは年齢的にもかけ離れた設定です。
「教室のシーンが一番大事だと思っていました。生徒や保護者たちに敵意を向けられるなかで真っ直ぐな思いを届けようとする…。僕の登場シーンは少ないけれど、そのなかで〝あゆむ〞をどう表現するか、ワンシーンにかける思いを強く濃くしなければいけないと一生懸命に考えて取り組みました」
__運命に翻弄される主人公2人の30年の物語は涙なしに観られません。
「まだ20年しか生きてない僕だから説得力はないかもですが、30年後なんて想像もできないような世界をひとつのラブストーリーとして作り上げた作品です。時間というものに対して思いをはせてもらえれば、〝あゆむ〞として今作に携わった僕も嬉しいです」
__デビューから1年半。今、思う俳優の魅力は「知らない人たちの心を動かせること」だそう。
「たとえば高倉健さんは僕のことなんて知る由もなかったけれど、こんなにも心を動かされている。僕もそういう俳優になりたい。そのなために毎日、ワンシーンワンシーンを一生懸命やるだけです」
__今年は新成人になりました。
「物事に囚われない自由な大人になりたい。そう言って迷惑をかけないようにしようと思うけど(笑)。何が正解かはわからないので、自分がやりたいようにやってうまくいけばラッキーだし、失敗したら立ち止まって考えて再スタートすればいいと思っています」
__20代のうちに英語を完璧にマスターしようとレッスンもしています。
「昨年、5つの国に行く機会があり、宗教も価値観も考え方も違う国々で刺激を受けて、海外でも余裕なくらいの英語力を身に付けたいと思いました。仕事にも役立てばいいですが、一番は自分の知見を広げるためですね」
__以前から、女性に対して「好きなタイプはない」と言っていた岡田さん。
「人ってみんな自分好きだと思うんですけど、僕の話をちゃんと聞いてくれる人がいいです(笑)」
岡田さんの3つのWISH LIST
①いま一番やってみたいことは?
King Gnuのライブに行ってみたいです。最近、好きでよく聴いています。本当に好きな音楽を楽しんでやっている姿と、それを応援するファンの方がたくさんいるのを見ると、こうあるべきだよなと思います。簡単なことではないと思いますが、自分もそうありたい。
②いま一番行ってみたいところは?
山奥。先日、撮影で山奥にロケに行ったのですが、小雨が降っていて地面の腐葉土の匂いがして、こんなところでボーッとしたいなと
思いました。もともと自然が豊かな場所が好きなんです。
③いま一番会ってみたい人は?
高倉健さんに会いたかったです。もともと好きな俳優さんですが、ついこの間、ある人と映画『昭和残侠伝』シリーズの話をし
たことがあって、そのカッコよさたるや! 予告映像を見ただけで魅了されてしまいました。以前から高倉健さんの映画が好きでしたが、改めて観たいなと思っています。
岡田さんの最新出演作をチェック!
『弥生、三月 -君を愛した30年-』
運命で結ばれた〝2人の30年〟を〝3月だけ〟で紡ぐ激動のラブストーリー。弥生(波瑠)と太郎(成田凌)は互いに惹かれながらも別々の人生を歩む。しかし人生は順風満帆ではなく、夢は断たれ希望を見失う……。岡田健史は太郎の息子、あゆむを演じる。他の出演/杉咲花、小澤征悦、黒木瞳ほか。脚本・監督/遊川和彦●3月20日(祝)公開
ブルゾン¥39,000パンツ¥41,000(ともにエトセンス/エトセンス オブ ホワイトソース)ニット¥36,000(トゥモローランド トリコ/TOMORROWLAND)靴¥68,000(パラブーツ/パラブーツ青山店)
撮影/イマキイレカオリ ヘアメーク/古久保英人(Otie) スタイリング/藤長祥平 デザイン/副島かおる 取材・文/駿河良美 編集/中畑有理