大人気表紙モデル・オードリー亜谷香30歳！新しい私始めます！

オードリーが日本に住み始める前にいちばん好きだった街、渋谷に行って、日本に来るきっかけ、日本に来てからのこと、改めてたくさん語りました。元号も令和に変わって、渋谷もどんどん新しくなる…。オードリーもついに30歳、気持ちをリセットして新しくスタートを切ります！

スカウトされてから日本でモデルになるのが夢に

生まれも育ちもL.A.ガールと思われているけれど、生まれたのはママの実家、長崎。だから、子供の頃は夏休みになると弟とママと３人で長崎に遊びに行っていたの。その前後で、私と弟の楽しみだったのが東京。中でも渋谷のスクランブル交差点は「こんなに人がたくさんいるの見たことない！」とびっくり！　モニターもたくさんあってキラキラしてて夢みたいに思えたの。渋谷ではポケモンのグッズを探したり、ギャルっぽい服を見たり、原宿ではクレープを買ってもらったり…。あとはファミレスでお子様ランチを食べるのもとっても楽しかった！　12歳の時、いつものように竹下通りを家族３人で歩いていたらモデル事務所からスカウトが…。「まだ12歳だし日本に住んでいないから」ってママがお断りしたんだけど、声をかけられたことがとっても嬉しくて…。それ以来、「いつか日本に住んでモデルになる」というのがいちばんの夢に…。日本の雑誌が売っているスーパーに行ってハーフのモデルがカバーになっているのを見て、ああなりたい…っていつも考えて、日本に行くためにアルバイトをしてお金を貯めたり、学校で日本語を勉強したり…。大学１年生の時に日本の事務所のオーディションに受かって、日本に行くことになった時にひとつ大きな夢が叶ったの。

JJは女子校みたいでモデル仲間はみんな姉妹！

よく日本に一人で「寂しくなかったの？」と聞かれるけど、全然！引っ越したばかりの頃はオーディションばっかりだったけど、毎日が新鮮で。2007年６月に日本に来て、まずサマンサタバサのCMが決まって、その後９月にJJ 編集部に顔見せ（オーディション）に。とりあえず撮影に呼ばれたけれど、これがダメだったらもう出られなくなっちゃう…ってすっごくドキドキ！　日本でモデルになるのが夢だったからうまくいかなかったら日本にいられない！って…。　無事にJJモデルになれたけど、日本語が最初は全然分からなくて。「人形みたいな顔をして」っていうカメラマンさんの指示が「金魚みたいな顔？」って思っちゃったり（笑）。そんな時、ニコルだったり、クリスティーナだったり、先にモデルになっていたハーフのコたちが助けてくれて…。JJはカット数も多いし、朝からロケしてスタジオに戻って夜まで撮影して…たくさんのモデルと一日中一緒にいたからみんな家族みたいだったな。

CLASSY.は私も読者誌面を見ていつも勉強

CLASSY.のカバーになったのは28歳の時。ちょうど読者の皆さんと同じ世代だからオードリーも読みながら勉強している感じ。１カ月前に撮影で内容が分かるからちょっと先取りできてラッキーかな（笑）。素敵な40 代になるために最近ファストファッションはあまり買わなくなったかも…。もちろん便利だから買うこともあるんだけど、それよりも頑張っていいものを買って長く使うのが今の目標。30歳の記念にはダイヤモンドのついたブレスを買いました。ずっと使えるもので時間が経っても30歳の時のことを思い出せるように、将来子供が生まれたら引き継いだりもできるものを…。

これからの目標はまだみんなには秘密！

30歳になって、令和にもなって、この連載も最終回…今はリセットされた気持ちで、やりたいこと、目標が出てくるのはこれから先。もちろんCLASSY.のモデルを続けたいっていうのはひとつの目標。CLASSY.にはモデルの先輩がたくさんいて、それもすごく励みになります。それ以外の目標は…ほんとはあるけどまだ秘密♡　日本では言霊っていうでしょ。でも、アメリカでは逆。夢は自分の中にしまって人に話さない方が叶うって言われているの。連載は最終回ですが、CLASSY.モデル・オードリー亜谷香を今後ともよろしくお願いします！

撮影／佐藤航嗣（UM）　ヘアメーク／YUMBOU（ilumini.）　スタイリング／児嶋里美