旅作家が推薦!「世界屈指の美食街」【サン・セバスチャン編】|アラサー女子旅

旅に出る一つのきっかけになるのが、「○○したい!」という想い。思い切りショッピングがしたい?大自然を満喫したい?CLASSY.世代の旅作家・小林 希さんが、希望を叶える旅先を紹介します。

寒い冬も美味しいものでポカポカに! バスク料理のグルメ旅

フランスとの国境にあるスペインのバスク地方は古くから美食の地として名高く、中でもサン・セバスチャンはその代表格といえる街で、観光客が後をたちません。私も、「世界屈指のグルメが集う街で、とことん美味しいものを食べたい!」と訪れました。バスク地方は、古くから『美食倶楽部』という秘密結社があり、会員の男性たちが集まって料理の研究を重ねているのです。だからこそ街のレストランはどこもレベルが高いと言われています。旧市街にはバルが100軒以上もあるのですが、嬉しいのは、どこのお店も一皿食べて次の店へ行っても、嫌な顔をされないこと。カウンターでの立ち食いは当たり前なので、もとより、さくっと食べて次のお店に行きやすいのです。私も、事前に行きたいお店をチェックしておきました。数多いバルやレストランですが、実はどのお店も「この一品が自慢」という料理がある様子。フィンガーフードと言われるピンチョスだったり、肉料理、はたまたオニオンスープ…。「ここではこれを食べる」と決めて、いざ訪れると…、ついつい美味しくて、もっと食べたくなってしまうけれど、我慢して次へ。オススメは『Borda Berri』というお店。いつも行列ができるほどの人気店で、タコ料理とチーズリゾットが自慢。バスク地方は陸と海の食材に恵まれているのも美食の街の理由です。一軒、また一軒と巡って、気がつけば5軒目に。最後は、締めのデザート! お目当ては有名な『La vina』のチーズケーキ。店内は甘い香りが漂い、棚には焼きたてのチーズケーキがいくつも並んでいます。「はいよ!」とカウンター越しに渡されたケーキは、中はとろとろ、周りはさくっ。あまりにも美味しくて、テイクアウトもお願いしました。みなさんも、寒い冬こそ美味しいものを! 体重1キロ増は覚悟の旅…。いかがでしょう?

紹介してくれたのは… 小林 希

紹介してくれたのは…
小林 希さん(旅作家)
元編集者。29歳で会社を辞めて世界一人旅へ。一年後帰国して旅作家に転身。旅、島、猫をテーマに著書多数。世界60カ国、日本の島80島をめぐる。
近著『大人のアクティビティ!日本でできる28の夢のような体験』(ワニブックス)
インスタグラム:@nozokoneko 旅するオンラインサロン「しま、ねこ、ときどき海外」

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