映画やドラマ、CMで、その姿を見かけない日はないと言っても過言ではないほど大活躍中の竹内涼真さん。今回は、そんな竹内さんに聞いた質問【後編】をお届けします。新たな魅力を発見すること間違いなしです!
Q11 日曜劇場の主演で始まる2020年。どんな年にしたい?
俳優としての存在感をもっと出していきたい。「竹内涼真の出ている作品は面白いから、次も見たい」と思われるような作品を作っていかないといけないなと思います。
Q12 現在26歳。30歳に向けての目標は?
20代の代表作を一つ作りたい。それは見てくれる方々や周りが判断することだと思いますし、そのために毎回、挑戦しているけ
れど、自信をもって「これが代表作です」と自分でも言えるような大ヒット作品を作っていけたらいいなと思います。
Q13 デビューして7年目。理想の俳優像は?
型にハマりすぎずに役を演じるのが僕の持ち味じゃないのかなって最近、思うんです。「自分はこういう俳優です」って決めつけず、柔軟でいたい。僕が一番大事にしてるのは、見ている人が役に感情移入できるように、より自然に演じること。人が感情移入できるのって、普通に生活しているなかで感じるいろんな感情に刺さるからだと思うんです。そこを一番意識したいし、毎回そこを目指しています。
Q14 好きな女性のタイプは?
一貫して変わらないのは、周りが見えている人。みんなで楽しくごはんを食べてる時もお皿の位置を気にしたり、テーブルの汚れをさっと拭いたりできるような人。空気が読めて周りが見えている女性は尊敬できるし、自分もそうありたい。
Q15 結婚願望はありますか?
あります。子供は3人欲しいですね。実際そうはならないかもしれないけど、自分が3人兄弟だったから3人が絶対いいと思ってしまう。兄弟って大事で上下関係も学べますから。
2020年最初の日曜劇場で主演!『テセウスの船』について聞きました
Q16 そうそうたる先輩たちが演じてきた日曜劇場の主役。決まった時の感想は?
最近になって、ドラマ初主演が日曜劇場っていうことに「大仕事だなあ」と思ってきました(笑)。いままでの出演経験とは関係なく、僕自身も楽しみにしているドラマ枠ですし、視聴者の方々の期待も大きい。その期待と想像を超えていかなきゃいけない。「ヤバい! 頑張んなきゃ」と思いつつ(笑)、楽しみたいと思っています。
Q17 人気ドラマ枠の日曜劇場にはどんな思がありますか?
21歳で『下町ロケット』の福澤克雄監督に出会ってから、『陸王』でスポーツ選手の役を演じたことも『ブラックペアン』で二宮(和也)くんとご一緒できたことも、すごく勉強になりました。現場にはお手本となる先輩方がたくさんいらっしゃって、いろいろ見てきたからこそ、あまり気負わずに挑戦できるという思いです。チームみんなで、挑戦しがいのある仕事だと思っています。
Q18 原作コミックは重めの内容。原作を読んだ感想は?
すごく面白くて最後まで一気に読めたのが印象的で、自然と世界観に入れたんだなと思いました。物語の主人公になるためには、まず自分が物語の中に入ることが大事なんですが、その第一関門はすぐにクリアできた感じがしましたね。
Q19 竹内さんが演じるのは殺人犯の父の事件の真相に立ち向かう主人公の田村心。どんなふうに演じたい?
〝心〟は殺人犯の家族として辛い人生を送ってきた男ですが、ただ暗くて可哀想な男にはしたくないと思っています。心の奥には悲しみや怒り、葛藤を抱えつつも表には出さず、ただ家族を幸せにしたいと願う、強くて男らしい人間です。今作はミステリーでもありタイムスリップするというSF的な要素もありますが、主人公が過酷な運命にもがきながらも男らしく立ち向かう姿が一番のテーマだと思っています。人間らしく泥臭い田村心を演じたいですね。
Q20 今回の撮影で楽しみにしていることは?
父親役の鈴木亮平さんとは顔は似てないんですが、今回のドラマのポスターで並んで写っている写真は親子に見えるんです。本格的に共演するのは初めてですがすごく話しやすい方ですし、ちょっと話しただけで盛り上がったので現場が楽しみです。役によって現場の居方はそれぞれだと思いますが、僕としては共演の皆さんととことん仲良くなりたいと思っています!
INFORMATION
日曜劇場『テセウスの船』
竹内涼真さんがTBS日曜劇場で初主演。彼が演じるのは殺人犯の息子・田村心。殺人犯の家族として身を隠すように生きてきたが、最愛の妻の言葉で父の事件の真相に向き合う決意をし、昔の事件現場に向かう。そこで父が事件を起こす直前の31年前にタイムスリップしてしまう。他の出演/榮倉奈々、上野樹里(特別出演)、鈴木亮平ほか。原作/東元俊哉『テセウスの船』(講談社)●ʼ20年1月19日(日)スタート。TBS系 毎週日曜21:00~
撮影/樽木優美子(TRON) スタイリング/徳永貴士 ヘアメーク/佐藤友勝 取材・文/駿河良美 撮影協力/ AWABEES