THE RAMPAGE長谷川慎さん(27)初のドラマ単独主演「現場で生まれる感情を大切にしたい」【ドラマ『顔のない患者-救うか、裁くか-』インタビュー】
THE RAMPAGEのパフォーマーとして活躍する一方、俳優としても着実にキャリアを重ねてきた長谷川慎さん。ドラマ『顔のない患者−救うか、裁くか−』で、初の単独主演を務めます。演じるのは、「愛する人を救うため、他人を殺せるか」という医師としての倫理観が問われる命題に悩む外科医・都築亮。常に未来を見据えながら一歩ずつ歩んできたという長谷川さんに、今作への思いや30代を前に変化した仕事への向き合い方について聞きました。
Profile
1998年7月29日生まれ、神奈川県出身。THE RAMPAGEのパフォーマー・俳優として活躍中。近年の出演作に、『恋をするなら2度目が上等』、『レッドブルー』など。1月26日と2月1日に朗読劇『ラヴ・レターズ 〜2026 New Year Special〜』に出演。THE RAMPAGEの全国アリーナツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2026“(R)MPG”』が2月28日よりスタート。
今は心の奥底で、沸々と燃えている感じなんです
——単独初主演、おめでとうございます! 着々とキャリアを重ねられている印象ですが、30代を目前に仕事に対しての向き合い方に変化はありましたか?
これまでも漠然と“未来”を見据えながら動いてきたつもりですが、より具体的なイメージを持つことができるようになりました。今は、2027年に控えているTHE RAMPAGEのデビュー10周年に向けて、どんな働きをすればいいのかをベースに考えています。これまでは自分のことで精一杯だったけど、グループのなかでの立ち回りを意識するようにもなったし、自分を俯瞰的に見ることができるようになった気がしていて。若い頃は目に見えてメラメラしていましたが(笑)、今は心の奥底で沸々と燃えているようなイメージです。
——目標とする未来の姿に向かって、進んでいるのですね。
もちろんうまくいかずに「なんでまだここにいるんだろう」と悩むこともあるし、逆にこれができたからには「もっとこうしたい」という欲が出てくることもあって。そうした思いをひとつずつクリアにしていくことの積み重ねが、未来の自分を作るんだと思っています。
——それこそ、“地上波ドラマ単独初主演”というのも思い描いていた未来の姿の1つなのでは?
そうです! テレビドラマのW主演や舞台で主演を務めさせていただいたことはありますが、単独主演というものはなかなか達成できずにいて。でも、今作は僕の芝居人生のなかで経験したことのない作風なので、課題もたくさんあるけど、そのぶん引き出しを増やせているなという実感もある。初めての単独主演がこの作品でよかったと思っています。
都築と同じように長谷川慎も苦しんでいます(笑)
——妻を誘拐されてしまった外科医・都築が、犯人から「ある患者を殺せ」と脅されて追い込まれていく展開ですよね。しかもその患者は、顔を潰され身元不明のまま、凶悪殺人犯の疑いをかけられている人物。台本を読んでいて、ハラハラしました…!
僕も、毎話台本をいただくたびに「どうなるの⁉︎」ってハラハラしながら読んでいます(笑)。妻を救うため爆弾魔を殺すか、その逆を取るか…という都築の葛藤が作品のキーポイントですが、今回は自分の体験をもとに役作りができないぶん、すごく難しくて。都築として現場に入り、実際に劇中で起こる出来事を通して作り上げている感覚です。
——現場に入って生まれるものがあるのですね。
そうなんです。都築としてリアルに生きるなかで、自分にないお芝居の引き出しが生まれていくような感覚。それに、都築が葛藤しているときは、現実世界で僕も同じように葛藤しているので、それもいい化学反応を起こしているような気がしています。医師役も初めてですし、初めてが多い現場だからこそ、うまくその感情を落とし込んで、リアルに表現できたらうれしいです。
——初めてのことが多い現場に向かうのは大変かと思いますが、それ以上にワクワクしそうです。
現場に入って生まれる感情が多いので、自分がどんな芝居をするのか、僕自身も楽しみなんです。もともとミステリーやタイムリミットサスペンスが好きなのですが、作品を見るときは、視聴者としてはもちろん俳優目線で見ることもあって。「ここは僕ならこう演じたい」と思っていたポイントもあったので、自身がプレーヤーとなれることがうれしいです! 都築としても長谷川としてもたくさん苦しんでいるので(笑)、ぜひ見てください。
Information
ドラマ『顔のない患者-救うか、裁くか-』
カンテレにて毎週木曜深夜24:15〜放送中(フジテレビは毎週木曜深夜24:45〜)。最愛の妻を突然誘拐された外科医・都築亮(長谷川慎)は、誘拐犯からある身元不明の患者を殺さねば妻を殺すと脅迫される。さらに、その患者は逃亡中の爆弾魔であるという疑いが浮上し…。10時間というタイムリミットのなか、都築の出した答えとは?
撮影/加治屋圭斗 取材/小林揚 編集/越知恭子
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