福原遥さん(27)「何も言われないと不安」デビュー20年で突破した壁【映画『楓』主演】

小学1年生から子役として活躍し、約20年間、キャリアを築いてきた福原 遥さんが登場。長く活躍を見てきた分、同世代としての共通点や変化に自然と目が向く存在でもあります。現在27歳。「意識が変わってきた」と話すファッションや美容面での変化、10代から続けている夢を叶えるためのアクションを教えてもらいました。

10年スパンで「なりたい自分」を
ジャーナリングしています

“大人っぽく”に縛られず今だからこそ
選べるファッションも楽しみたい

20代後半に差し掛かり、選ぶファッションが変わってきました。18、19歳の頃から、とにかく大人っぽくなりたくて、シックな洋服を手に取りがちでしたが、最近は「今だからこそ着られる服も着ておきたい」と思うようになって、フリルやパールを筆頭に、甘さのあるアイテムも取り入れています。冬はいちばん好きな季節。なので、私のクローゼットは冬服がほとんど。この冬は、今日の衣装のようにミニもはきたいし、ボリュームのあるファーやマフラーも気になっています。20代の今だから楽しめる、ガーリーな服も選んでいきたいです。

何も言われなくなって自分のスタンスを見直すきっかけに

仕事面では、年々、自分の意見を伝えることの重要性を感じていて、以前よりもさらに責任感を持って、作品とスタッフさんに向き合っています。意見を求められる機会もありますが、その一方、キャリアを重ねたことで自由に演じさせていただく場面が増えて、リクエストやアドバイスなど何も言われないケースも多くなってきました。そのことに「気を遣われているのかな?」と感じたり、不安な時期もあったのですが、「それならば、自分から意思や意見を伝えよう」と、自分のスタンスを見直すきっかけにもなりました。今回の映画『楓』も、撮影に入る前に、監督やプロデューサーさんと意見交換を行いました。私自身、演じる木下亜子の全てに共感ができたわけではなくて、飲み込めない部分もあり、そこを伝えて話し合ったことで、より信頼感が増して「監督について行こう!」と、改めて気持ちを高めて作品に入ることができました。自分のパフォーマンスや作品の完成度を上げるためにも、お互い遠慮せずにざっくばらんにディスカッションできる人間関係を築いていきたい。そう思えるようになったのも、年齢を重ねた中での変化のひとつです。

なりたい姿を明確にすると
チョイスすべき選択肢も見極めやすい

これまでの人生で特に思い切った決断は、今の事務所に入ったこと。表現者としてのキャリアを悩み始めたタイミングで事務所の方と出会い、環境が変わり、様々な経験をさせてもらっているので、17歳で下した決断は大きかったと思っています。何かを取捨選択する際に指針としているのは、“自分はどういう人生を送りたいのか”ということ。17歳で現事務所に所属したときに10年スパンで、なりたい自分とそれを叶えるためのプロセスを書いたノートがあるんです。ずっと仕事を続けていると、楽しむ余裕がなくなったり、目標を見失うこともありますが、そんなときは、このノートを開いて自分と向き合う時間を持つようにしています。なりたい自分を明確にすると、選ぶべき選択肢も見極めやすい。今振り返ると、結構ノート通りの人生を送れているので、理想像を言語化することは改めて大事だと感じています。17歳で書いたノートの最終地点は27歳。具体的な目標を持っていた方がモチベーションになるので、そろそろ次の10年も描こうと思っています。

福原遥さんの〝取捨選択〟

【取】
実写映画がきっかけで、“スティッチ”の推し活中。リロのために一生懸命な姿にキュンとして、ぬいぐるみやフィギュアもコレクション

2025年に公開された『リロ&スティッチ』の実写映画がきっかけで、スティッチの大ファンになり、人生初の推し活を始めました。リロのために一生懸命頑張る姿や、本当はやんちゃなのにいいコになろうと必死な様子が健気でキュンとして、映画自体も3回以上リピート。映画館に足を運んだり、飛行機での移動中に見たり。同じ作品をここまで見返すことはあまりないので、自分的にも相当ハマっているな、と感じています。スティッチが描いてあるグッズを見るだけで全部欲しくなるし、ランダムグッズにも夢中になっていて、“推すことの楽しさ”を実感。作品の撮影中でもお休みの日は、ディズニーストアやフィギュアショップへスティッチ探しに出掛けていて、行動範囲も広がっています。

【捨】
年々、甘いものを控えるように。体型も変わらなくなったし肌荒れもしにくくなりました。今は、ご褒美感覚で楽しんでいます

以前に比べて、甘いものを控えるようになりました。昔は、ケーキも頻繁に食べていたし、現場のお茶場に用意されているお菓子を全種類制覇していたのですが(笑)、今は、差し入れでいただいたものをご褒美感覚で楽しんでいます。その方が体型も維持しやすいし、肌荒れもしにくくなりました。運動は週1を目指して、ピラティスに行ったり、ジムで泳いだり。最近はインナービューティも意識しています。ジュースミキサーを買って家でデトックスドリンクを作る日も。毎日はできてないですが(笑)、無理のない範囲で内側からのケアにも力を入れています。

コース料理とともに楽しむ非日常な時間がご褒美

作品終わりには、友達と「ちょっと贅沢しよう」とイタリアンやフレンチの名店でコース料理を予約。普段はなかなか行けないからこそ、非日常を味わえてテンションも上がります。モノよりも、美味しい食事を楽しむ時間や空間そのものがご褒美。物欲自体、あまりないのですが、唯一欲しいのは、Nintendo Switch 2。家族や友達と一緒にゲームをするのが好きなので、いつか手に入れたいです。

INFORMATION

映画『楓』
事故で双子の弟・恵を亡くした涼(福士蒼汰)と、恵の恋人だった亜子(福原遥)。大切な人を失った二人は、お互いに秘密を抱えながらも前へ進んでいく。スピッツの名曲から誕生した、切ないラブストーリー。12月19日(金)より全国公開。

福原遥さん/HARUKA FUKUHARA
1998年生まれ。埼玉県出身。子役として芸能活動を始め、俳優、モデル、声優、歌手と、様々なジャンルで活躍。2022年にはNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』のヒロインを務めた。2024年、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で、第47回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2025年は、NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』などに出演。

【衣装クレジット】ブラウス¥141,900ドレス¥108,900パンツ¥79,200(すべてMSGM/アオイ)シルバーイヤカフ¥23,100パールイヤカフ¥19,800(ともにMAYU/マユ ショールーム)ブーツ¥24,900(チャールズ&キース/CHARLES&KEITH JAPAN)

撮影/神戸健太郎 ヘアメイク/丹澤由梨子 スタイリング/川﨑加織 取材/坂本結香 編集/越知恭子 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2026年1月号「私たちの取捨選択」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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表紙モデル:宮本 茉由