都道府県魅力度ランキングで7年連続最下位となっている「茨城県」。つくばエクスプレスを使えば茨城まで1時間ちょっとと、都心からも比較的アクセスしやすい場所でありながら、魅力が発見できていないというのは悲しいもの。しかし、茨城は目を見張る絶景の宝庫なんです。最近、テレビでも話題の「死ぬまでに行きたい世界の絶景」本のプロデューサーである詩歩さん監修の、秋の茨城絶景ツアーをご紹介致します!
関東地方最古の神社にして、最強のパワースポットと呼び声高い「鹿島神宮」
まずご紹介したいのが、関東地方最古の神社である「鹿嶋神宮」。パワースポットとして通年多くの人が訪問しており、あの「鹿島アントラーズ」もシーズン前の必勝祈願に訪れることで有名です。
国宝や国の重要文化財など、数多くの見るべきスポットが満載の鹿島神宮ですが、中でも奥参道を進んでいった所にある「御手洗池」は必見。鏡ばりの透き通った色の池は、時が止まったかのような美しさです。
鹿島神宮は「鹿島立ち」と言って、人生の門出や旅立ちの祈願に訪れると良いと言われている場所。何か新しいチャレンジを始める予定がある方は、最強のパワースポット・鹿島神宮で祈願を是非。
鹿島神宮
住所:茨城県鹿嶋市宮中 2306-1
農業体験にトライしながら、大地に広がる絶景が見られるなんて一石二鳥!
魅力が無いと思われがちな茨城ですが、実はさつまいもやレンコン、メロンなど日本一の収穫率を誇る特産品がたくさん。自然豊かな土壌を生かした「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」は、さつまいも掘りや稲刈りなど農業体験ができる施設として大人気なんです。
廃校を利用して作られた施設の中には、新鮮な地元産のお野菜を使った健康的なレストラン、カフェ、ショップなどお店が充実。敷地内には、グランピングができる場所や、オーナーになれる畑などもあるので、自然との触れ合いを楽しみたい時に最適です。
大地の絶景と食の豊かさを感じたい方は是非訪れてみては?
らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ
住所: 茨城県行方市宇崎1561
「旧土浦中学校本館」の建築美はなかなか撮れないレトロな絶景写真に!
明治時代のレトロな校舎で、建築美に酔いしれる旅は如何でしょうか?「旧土浦中学校本館」は国の重要文化財ともなっている歴史ある校舎。当時建てられた建築物の中で、西洋風のゴシック様式の校舎はとても斬新だったそう。
設計者は青年建築家であった駒杵勤治で、その師匠である辰野金吾は東京駅舎や日本銀行本店などを設計した、日本近代建築の有名な指導者です。
レトロで趣ある校舎の中に居ると、気分はまるで明治時代にタイムスリップしたかのよう。風情ある校舎の中は、どこを撮っても絵になるので、フォトジェニックな1枚を狙って撮影するのも楽しい場所です。
旧土浦中学校本館
住所:茨城県土浦市真鍋4丁目4番2号
一般部分公開日:毎月第2土曜日/午前10時~午後3時30分のみ
※公開日については、変更がありますので、本校ホームページ等にてご確認ください。
※旧本館は、学校の敷地内にあり、平常日は授業日のため、校内の入場は固くお断り致します。
え⁉︎海外みたい!鏡ばりの絶景写真を撮るなら「大洗サンビーチ」へ!
幻想的な鏡ばりの絶景が広がる!不思議な湖面の反射写真が撮れることで有名なスポットが「大洗サンビーチ」です。満潮から干潮に向かう時間の間、浜辺が薄く張られた海水で鏡のように反射する現象をリフレクションと呼ぶことから、大洗リフレクションビーチとも言われています。
大洗リフレクションビーチは、国内でも数少ない遠浅のビーチなので、まるでウユニ塩湖のようなフォトジェニックな写真が初心者でも簡単に撮れちゃいます!小道具を使って撮影大会をすれば、より「映える」1枚が撮れること間違いなし!誰よりも素敵な映え写真を狙ってみて!
大洗サンビーチ
住所:茨城県東茨城郡大洗町大貫町地先
※リフレクションする時期・時間はHPをチェック。
日本最大級!人生で一度は見たい「土浦全国花火競技大会」
全国の花火師が集まり、その美しさと華やかさを競う大会が「土浦全国花火競技大会」です。秋田の大曲と並ぶ二大競技花火大会の1つで、打ち上げられる花火はなんと2万発以上!また全国の花火師の栄誉である「内閣総理大臣賞」もこの競技大会から選出されることから、多くの花火師がしのぎを削ってこの大会に参加しています。
打ち上げられる花火の量、華やかさ、迫力は、どの花火大会も超える圧巻の美しさ。空一面にダイナミックに火花が散る光景は、ここでしか見られない感動的な夜空です。こんなに凄い花火があったのか!と驚いてしまうほどの、日本最大級の花火大会は一生に一度は見ておきたいイベントです。
土浦全国花火競技大会
住所:茨城県土浦市佐野子地内桜川畔
※来年の開催に関してはHPをチェックして下さい。
茨城は思いがけないほどの絶景の宝庫だった!
こんなにも素敵なスポットが充実しているのに、その魅力があまり知られていない茨城県。週末旅行にぴったりの楽しい絶景スポットがたくさんあるので、是非次の週末は茨城へ遊びに行ってみては?
travel writer SHIORI(しおり)
東南アジアをこよなく愛し、会社員を辞めバックパッカーでアジアを半年間放浪。帰国後、旅行会社webマーケ、女子旅メディアディレクターを経て、トラベルライターに転身。現在は女子旅専門トラベルライターとして「綺麗になる旅」を追求中。2019年7月よりCLASSY.ONLINEでも執筆をスタート。
Instagram:@travler_s23
Blog:トラベルライターSHIORIの女子旅Blog
協力:茨城県営業戦略部観光物産課