【アートウィーク東京】都内各地で多彩なプログラムが展開される「AWT」今年は11月5日〜9日に開催

街がアートに変わる5日間!東京の現代アートの「いま」を発信する国際的なアートイベント「アートウィーク東京(AWT)」が、今年も11月5日(水)から5日間に渡り開催されます。都内52ヶ所の美術館・ギャラリーが参加し、それぞれが同イベントのための展覧会やシンポジウム、バーといったプログラムのほか関連イベントを実施。中でも特徴的なのは、アートスポットを無料のシャトルバスが巡回すること。

会期中にアートスペースをつなぐ無料のシャトルバス「AWT BUS」

ツアーではないのでどこから乗っても、どこで降りても大丈夫。各会場を自由に巡ることで、東京のアートやカルチャーのトレンドを多角的に楽しむことができます。

どこに行く?「AWT BUS」ルートマップをチェック

今年は各エリアをまわる「巡回便」7ルートに加え、買える展覧会「AWT FOCUS」(大倉集古館)と選りすぐりの映像作品を無料上映する「AWT VIDEO」会場、東京都現代美術館、東京都庭園美術館、東京オペラシティ アートギャラリーの4会場をダイレクトに移動できる4つの直行便の運行も。

たとえばROUTE Aは東京国立近代美術館、ROUTE Bは東京都現代美術館…と、ROUTE A〜Eの7便それぞれからメインとなる会場を選び、そこからアート探索をスタートするのがおすすめ。

視覚と味覚、感性を刺激するポップアップバー「AWT BAR」

松沢一応による2025年のAWT BARの完成イメージ。© ichio matsuzawa office

「AWT BAR」の建築アドバイザーは東京都庭園美術館館長でもある妹島和世。岡山の犬島プロジェクトで知られる松沢一応が設計したポップアップバーが南青山に期間限定でオープンします。

テーマは「浮かびあがる空間」

アクリルを使用し空間全体に透過、ゆがみ、反射といったレイヤーの重なりによって、多様な景色が生まれる空間に。

訪れる時間帯によっても表情が変わるのも「AWT BAR」の魅力。アーティストとのコラボレーションカクテルや限定フード、サウンドプログラムが楽しめます。

気鋭のシェフによるオリジナルの“食べるアート”

bricolage bread & co.のプロデューサーであり、ミシュラン三つ星レストランのレフェルヴェソンスのエグゼクティブシェフとして知られる生江史伸シェフによるフード2種。1枚目から、大麦粉を使用して焼き上げ金箔を散らした“金のフィナンシェ”、スジオアノリを使用した自家製の海藻バターと沖縄のTESIOによるハムを全粒穀粉バゲットに挟み、ピクルスを添えた“海藻のジャンボンブール”。味覚から思考が広がる「AWT BAR」ならではのメニュー。

視覚にも美しいアーティストとのコラボカクテル

「AWT」参加施設に出展しているアーティストが手がけるカクテルが登場。ミサシンギャラリーで個展を開催する小沢剛、アノマリーで作品を展示するChim↑Pom from Smappa!Group、国立新美術館のグループ展に参加するやなぎみわの3組による、それぞれの展覧会や出展作品とリンクしたカクテルを楽しめます。

1枚目から、⼩沢剛による“汎⼤陸(パンゲア)”。現在の六大陸の元になったと言われるパンゲア大陸に着想を得て考案された6層のカクテル。Chim↑Pom from Smappa!Groupによる“ゴールドエクスペリエンス”は宇宙デブリに着想したもので、野菜くず由来のスープとグラッパに、彫刻作品の破片と雑草を入れて楽しむホットカクテル。やなぎみわによる“elevator girls”は、代表作エレベーターガールを思わせるハイヒール型のゼリーを浮かばせた一杯。

都内の様々な美術館やギャラリーにて、同イベントに合わせた展示やプログラムが展開されます。主な展覧会やイベントの魅力をチェック!

https://www.artweektokyo.com

 

「AWT」をきっかけに初めてのアートスポットに。いつもと違って見える東京に。ぜひ足を運んでみて。

【アートウィーク東京】

名称:アートウィーク東京(欧⽂:Art Week Tokyo、略称:AWT)

会期:2025年11⽉5⽇(水)~11⽉9⽇(⽇) 10:00~18:00

会場:都内の参加美術館・ギャラリー、AWT FOCUS、AWT BARほか各プログラム会場

主催:⼀般社団法⼈コンテンポラリーアートプラットフォーム

提携:アートバーゼル(Art Basel)

特別協⼒:⽂化庁

 

アートウィーク東京モビールプロジェクト

名称:アートウィーク東京モビールプロジェクト

会期:2025年11⽉7⽇(金)~11⽉9⽇(⽇) 10:00-18:00

主催:東京都/アートウィーク東京モビールプロジェクト実⾏委員会

 

【料金】

– AWT BUSの乗⾞無料。

– 参加ギャラリーの⼊場無料。参加美術館ではAWT会期中に限り所定の展覧会にてAWT特別割引適⽤。

– AWT FOCUSの入場料(展覧会カタログ付):一般1,800円、学⽣・⼦ども無料。

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表紙モデル:山本 美月