PROF I L E
’93年2月2日生まれ 神奈川県出身 血液型O型 明治大学理工学部卒業●『MEN’S NON-NO』専属モデル。’16年に俳優デビュー。NHK連続テレビ小説『なつぞら』の柴田照男役で注目を集める。主な出演作品は映画『うちの執事が言うことには』、ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O 』など。10月クールのドラマ『CHEATチート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~』(日本テレビ系)に出演
上手い下手というよりも“つい目がいくような俳優”でありたい
朝ドラ『なつぞら』での〝照男兄ちゃん〞役が記憶に新しい、清原翔さん。「僕、若いコがたくさんいるような店には行かないんですが(笑)、年配の方が多い居酒屋に行くと、おじさんに声をかけられるようになったのが嬉しいですね」俳優デビューして3年。まだまだこれからと言う清原さんにとって、幅広い年代層に知られるきっかけとなりました。「諸先輩方と一緒に演技ができた貴重な場であり、俳優としてスタートラインに立たせてもらった作品だと思っています」今年は、映画にも続けて出演しています。「いろんな作品に出させていただけるようになってきましたが、現場ごとに刺激を受けますし力のなさも感じます。今は学ばなきゃいけない時期で、自分が出せるものは精一杯に出しながら、しっかり吸収しなくてはと気を引き締めています」理想は〝つい見てしまう〞ような俳優。「ざっくり言うと、上手い下手というよりも作品の中でつい目がいくような俳優でありたい。もちろん演技も上手くなりたいですが、それは大前提として――」
10月クールは人気マンガ原作のドラマ『死役所』など連ドラ2作に出演。「原作を読みましたが久しぶりにマンガが面白いと思いました。〝死〞がテーマなので共感できることがたくさんあるし、考えさせられることも多かったです」純朴だった『なつぞら』の照男とは違って、イマドキの若者の役だとか。「しゃべり方も『○○っす』みたいな。一見、軽そうだけど、過去に抱えてるものが重すぎて自分も気分がオチてきそう(苦笑)。事故で死んだ人がその姿で出てくるシーンもあり、CGも楽しみです」ナチュラルで男らしいイメージの彼ですが、自分では〝普通〞と思っているそう。「突出していいところも悪いところもない(笑)。人に僕のことを聞いても何も出てこないと思う(笑)。短所はめんどくさがり。長所は背が高いところとしか言ったことがないけど(笑)、普通っぽいところなのかな。芸能人っぽくなくて身近に感じるのか、SNSでも気軽にコメントをもらいます。そういうのを目にすると、客観的に自分との距離感を感じ取ります(笑)」好きな女性のタイプは〝透明感のある人〞。「明るくて空気を読める人がいいかな。理想のデートは、まだ明るいうちから商店街の飲み屋でさくっと飲んで、途中バッティングセンターをはさんで、夜になるとまた飲み屋に行く感じです(笑)」
いま一番ハマっていることは?
『テラスハウス』を観てます。友人とお酒飲みながら、あれこれワーワー突っ込みながら観るのがマストですね(笑)。一人で観てもつまらないと思う。
一番好きな食べ物は?
グリーンカレー。スープカレー系が好きです。あとは、焼き肉。グミも好きですね。ハードなグミが好きで、HARIBO(ハリボー)は色もいろいろあって硬さも超いい!(笑) 子供の頃からお菓子がめっちゃ好きで、今でも家にあればずっと食い続けられます。
一番好きな映画は?
最近、配信で観たのは『ソラニン』。観るのは3回目でしたが、バンドが好きなので久しぶりにあの世界にふれようかなと思って。同じ映画を観返すことも多いですね。前に観たときとは感じ方が違うのも面白い。『ゆれる』も好きです。邦画を観ることが多いですね。洋画とか観てると、学生が出てきてすぐパーティするじゃないですか(笑)。そういう文化は僕にはないし、理解の範疇を超えちゃうことが多くて。自分により近い邦画が好きです。
いま一番お気に入りのミュージシャン やアルバムは?
最近は、女性2人のラップ・ユニットのchelmico(チェルミコ)の新しいアルバム『Fishing』を聴いてます。バンドならマカロニえんぴつ。MVを観るのも好きですね。新しいバンドは人づてに聞いたりYouTubeで探したり――。以前はフェスにも行ってましたが最近は行ってないです、疲れちゃうので(笑)。
一番感動した本やマンガは?
一冊読み切ったのは、伊坂幸太郎さんの『砂漠』。活字を読むのは結構苦手なので2~3カ月かけて読みました。それ以来、更新されてないですね(苦笑)。マンガで唯一、全巻読んだのは『ドラゴンボール』。マンガもほとんど読んでこなかったんですが、今、お仕事でマンガ原作の作品も多いので読んだりします。いくえみ綾さんの作品は結構、好きでした。
INFORMATION
「死刑囚」人気コミック『死役所』の実写ドラマ化。人々が死後に成仏のための手続きを行う“死役所”。ミステリアスな職員・シ村(松岡昌宏)の前に、さまざまな過去を抱えた死者たちが訪れる。清原さんは、隠された秘密を持つ死役所の職員・ハヤシ(林 晴也)を演じる。原作/あずみきし『死役所』(バンチコミックス・新潮社)●10月16日よりテレビ東京系にて毎週水曜24:12から放送。
撮影/イマキイレカオリ ヘアメーク/花村枝美 スタイリング/李 靖華 取材・文/駿河良美