夏ドラマ2本に出演！注目俳優・旭惟吹さん（22）「デートするなら、カジュアルな服でドライブに行きたい！」

昨年芸能界入りし、早速今年の夏ドラマ2本に出演している旭惟吹（あさひいぶき）さん。理想と現実に揺れるラブコメ『海老だって鯛が釣りたい』と、思わず引き込まれる『誘拐の日』。2作品で見せたギャップと素顔に迫ります。後編では恋愛観やお仕事論、プライベートなお話なども聞いてきました。

食べるときの仕草がきれいな人は、ついつい見てしまいます

――ドラマ『海老だって鯛が釣りたい』リアルな胸きゅん物語。旭さんはどんな時にドキッとしますか？

僕、ラーメンが大好きなのでよく食べに行くんですけど、そこでたまたま見かけた女性の仕草がずっと記憶に残っているんです。

その女性は一人で食べにきてたんですが、親指にお箸を乗せて、手を合わせて「いただきます」という仕草をしていて。とても素敵で、ついつい見てしまいました。なんだろう、とても丁寧な仕草で、この方は内面から美しいんだろうなと思いました。

――ドラマでは、憧れの先輩、居心地がいい幼馴染、危険な香りの沼系男子、夢見心地にさせてくれる王子様系…と、４タイプの男性がいますが、旭さんが同性として一番推せるのは誰ですか？

&TEAMのEJさんが演じる、一途な王子様系男子／パク・ジョンスですね。やっぱり一途な人は嘘をつかないだろうし、信頼できる。いちばん幸せにしてくれそうです！

――旭さんを４タイプで例えるなら誰が近い？

 僕は居心地抜群な幼馴染タイプだと思います。結構話しやすいと言ってもらえることも多いので、距離感も近づきやすいから友達の延長みたいな感覚になるかもしれません。

――では初デートに行くならどこにどんな服で行きたいですか？

ドライブが好きなので海ほたるとかに車で行きたいです。ドライブデートなら、カジュアルな服がいいですね。ちょっとラフでスポーティなカジュアル服で気軽に出かけられる関係が理想です。

4人きょうだいの3番目。長兄が芸能界入りを勧めてくれました

――昨年コンテストで特別審査員賞を受賞し、芸能界に入りましたが、周りの反応とかはどうでしたか？

 それこそ今放映中の『海老だって鯛が釣りたい』の直後とかは友達とかからもたくさん「見たよ！応援してる」と連絡をもらいました。コンテストの時も友達や家族も含めてたくさんの方に応援してもらったので、これからもっと頑張っていきたいという気持ちが強いです。僕が出演したのをきっかけに小学校の時の友人とかからも連絡が来て嬉しかったですね。

――今の旭さんの原動力にもなりそうですね。ちなみにコンテストに挑戦しようと思ったきっかけは？

長兄です。僕、4人きょうだいで、上に兄が二人、下に妹がいます。一番上の兄は、昔からずっと僕のことを「お前はかっこいい！」って言い続けてくれていて。芸能界を目指してみたらどうか、って提案してくれたこともありました。でも当時の僕は、学生時代ずっとテニス一筋だったので、芸能界にはあまり興味がなかったんです。

大学生になってからは、アルバイトで少しずつモデルの仕事をするようになったのですが、周りが就活を始めるなかで、自分がやってみたいこと、興味があることを改めて考えた時に、「応募だけでもしてみよう」と思って、締め切りの前日に応募しました。

――お兄さんがずっと旭さんのことを推してくれていたんですね

そうですね、まさかここまで審査が進んでいくとも思ってなくて、長兄には感謝しています！今まで経験してこなかった世界に兄が導いてくれたというか、本当にありがたいです。

雑誌を読んで、ファッションを勉強しています

――旭さんはファションが好きでモデル業もやっていきたいとお話ししていましたが、最近ハマってるスタイルなどはありますか？

今、大学4年生でもうすぐ社会人という年齢なので、大人らしさを表現していきたいと思っています。例えばジャケットスタイルとか。綺麗めなジャケットをあえてラフに着崩すコーデとかは最近好きです。デニムやカジュアル素材のものを選んだりして、きっちりしすぎないけど大人っぽいムードを漂わせるみたいなイメージです。

――今日のコーデも素敵です！ 挑戦したいスタイルはありますか？

普段なら挑戦しにくいカラーでしたが、パッと明るい雰囲気にもなってお気に入りです！

最近興味があるのはモノトーンコーデ。白と黒というシンプルなカラーだけでおしゃれに仕上げられるってかっこいいなって思って今挑戦したいスタイルです。

――日頃おしゃれの参考にしているものはありますか？

いろいろありますが、一番インスピレーションを受けるのはやっぱり雑誌です。こんな着こなしがあるとか、ブランドとかも知れるので勉強になりますね。

――お買い物はどういうところでよくされますか？

最近は、渋谷が多いです。よくディーゼルさんに行きます。ショップでお洋服を見て「こんな服を着こなせるようになりたいな〜」とか刺激を受けながら見ています。でもお買い物は慎重派なのでじっくりお財布と相談しながら考えるタイプです。

週3で食べるほどラーメン好き。今は体型のために我慢中です

――『誘拐の日』は韓国ドラマが原作ですが、旭さん自身は韓国ファッションやカルチャーに興味はありますか？

もちろんあります！お洋服も素敵だと思いますし、とにかく僕、キムチラバーなんです。常に家にストックしてあるくらい大好きです。特に好きなのは「こくうまキムチ」。大きいパックが１週間で無くなるほどです。この前は３日で無くなってしまいました（笑）。あとキムチって発酵食品なので体にもいいかな？って思ってつい食べてしまいますね。

――自炊派な旭さんはやはり食生活も気にしますか？

 最近心がけています。とにかくラーメンも大好きで前まで週３で食べている時もあったのですが、撮影期間中は月１とかに調整して我慢しています…！ちなみに家系ラーメンが一番好きです。

――控えようと思ったきっかけは、やはりお仕事ですか？

そうですね。何よりお仕事でお会いする皆さんが本当にかっこよすぎてお話を聞くと体型管理も徹底されているので自分もかなり意識が変わりました。僕も同じ俳優として負けてらんない！という気持ちもあるので日々気をつけています。

――体型管理で他にしていることはありますか？

毎日走っています！最低でも3キロ、走れる時は６キロとか。大雨でない限りは基本走ります。自分の中のルーティンになっているので走らないとなんだかスッキリしない気がしています。ただ、最近暑すぎて大変です…。

美容のために、毎日パックは欠かせません

――お肌もとても綺麗ですが、体作り以外に美容は何かされていますか？

最近美容にもお金をかけ始めました！毎日パックはしています。特定のブランドがあるというより、毎週いろんなパックを１週間分買い溜めするんです。毎週「今回はどれにしようかな」と選ぶのもちょっと楽しいですし、やっぱ使うと肌が変わっている気がします。元々テニスをしていたので年中小麦色の肌が当たり前だったのですが、ここ最近はちゃんと日焼け止めも塗るようにして周りの友達からは「白くなったね」と言ってもらえますし、自分でも自覚があります（笑）。

――夏のお話が少し出ましたが、この夏旭さんがしたいことは？

バーベキューです！大学の友達は就活も終わって落ち着いている子も多いので、柄シャツとか、いっそアロハシャツとか、夏っぽい格好をして友達と楽しみたいなと思っています。

――旭さんがオーディション中、周りの友達は就活をされていたんですよね？正直不安とかはなかったですか？

そうですね。最初はコンテストも書類で落ちると思っていたので、一通りの就活準備も実はしていたんです。就活サイトに登録したり、履歴書を用意したり…。ですが、どんどん審査が進むので予選のタイミングで覚悟を決めて、舵を完全に切り替えてコンテストに全力で挑むことに集中しました。最終審査の時、「この世界で活躍してやる」と強く思ったのを今でも覚えています。あと一番大きな存在だったのは家族です。一人だと不安になっていたかもしれないけど、みんなが応援してくれたおかげでここまでくることができました。

ぶっ飛んだキャラクターを演じてみたい

――では、これから挑戦したいことは？ 

俳優業にとらわれず、いろんな方向で自分の表現を広げていきたいです。多くの経験が役者としての表現の幅を広げてくれると思うので、やったことないことも積極的にやりたいですね。

――やってみたい役はありますか？

ぶっ飛んだキャラクターとかに挑戦したいです。自分じゃ想像できない役を演じてみたいという願望があります。せっかくならなったことのない自分になってみたいと思います。例えば凶悪事件の犯人だったり、とんでもない意地悪な人間だったり。自分が演じるとどう表現できるんだろうという興味もあります。

――お芝居の勉強はどうなことをされているのでしょうか？

レッスンは行っていないのですが、事務所の先輩方の現場に行かせていただいて、勉強しています。高橋克典さんの現場によく行かせていただくのですが、本当に刺激と学びがとても多いです。現場で優しく教えてくださるので、その日学んだことを家に持ち帰って練習しています。毎日がとても充実しています。

現場がない日は映画を見て、どんな感情になったか、どんな演技をみなさんがしているのかなど日々勉強しています。最近は斎藤工さんがプロデュースした映画『MANRIKI』を観ました。これがまたインパクトのある作品で、今まで自分がなったことのないような感情になって興味深かったです。

――勉強熱心な旭さんのこれからの活躍も楽しみにしています！最後に読者へメッセージもお願いします

いろんな仕事と向き合って、一生懸命に頑張りますので、ぜひ僕の名前「旭惟吹（あさひいぶき）」を覚えてもらえたら嬉しいです。よろしくお願いいたします！

ありがとうございました！

撮影／茉那実　メイク／Kana Ohira　スタイリング／久修一郎　取材／石津愛子　編集／越知恭子