彼がダメ男かもと気づいた時、思わず恋の行く末に不安を感じ、“ダメ男に惹かれた自分”に失望してしまう女性もいるでしょう。でも、そんな時、どんな対処法をとれば良いのか知っているだけでも、ずいぶん気持ちが楽になるはずです。
そこで、“ダメ男を好きになってしまった”と気づいた女性から話を聞きました。
1.“彼のダメな部分”を具体的に洗い出す
「彼のどういう部分がダメなのかを、徹底的に洗い出します。もし努力次第で改善できることなら、自分もできるだけ協力したいですし、逆に頑張っても厳しいかなと思えば彼との関係を考え直すきっかけになります」(29歳女性・医療メーカー)
まず、“ダメ男”といっても“実際にどういう部分がダメ”なのかを洗い出してみましょう。彼にダメと感じることを書き出すことで、どういう対応をとるべきか、具体的な対策を考えることができます。また、洗い出してみて「ここは許せないかも……」と思う部分があれば、彼との関係を考え直すきっかけにもなります。
一言で“ダメ男”といっても、どんなふうにダメなのか、あなたが彼に懸念を感じることと向き合ってみましょう。
2.世話を焼きすぎない
「何もできない彼を見ているとつい助けてあげたくなってしまって、自分からあれこれ世話を焼いていました。それで余計に彼が何もしなくなってかなり後悔しました。思えば、最初から『彼は私がいろいろやってあげなきゃダメ』と決めつけていたのが良くなかったです」(29歳女性・金融)
「彼には私がいないとダメだから……」と、尽くしすぎてはいませんか? 必要以上に尽くしてしまうと、男性側も“彼女には甘えて大丈夫”と感じて、さらにあなたを頼ろうとするでしょう。
例え何もできない彼とわかっていても甘やかさず、彼を自立させるようにサポートすることを心がけて。
3.彼ではなく自分を第一に考える
「どんなにダメな彼でも好きな人だから助けてあげたいと思っていました。でも、友達に『自分のことを一番に考えて』と言われて、気付いたんです。彼の心配ばかりしていないで、まずは自分で自分を幸せにしてあげることが大切なんだなと思いました」(32歳女性・建築)
「助けてあげないとかわいそう……」、「彼は一人じゃダメな人だから……」などと同情してつい優しくしたり、尽くす女性もいるのではないでしょうか。
しかし、まずは彼のことを優先するのではなく自分を大事にしてあげましょう。どんなに相手のことが好きでも、相手を思い、尽くすほど自分が傷つくのでは辛いだけです。何よりも、自分の気持ちを最優先に考えて。
4.“頼られている=愛されている”ではない!
「彼に『俺には○○ちゃんが必要なんだ』と言われて、お金を貸したり、浮気を許したり……。当時は自分を必要としてくれるのが嬉しくて、色々尽くしていたのですが、頼られるのと愛されるのは違って、彼にとってはただ便利で都合がいい存在なだけだったと気づいて別れました」(27歳女性・教育)
彼に甘えられたり頼られたりするのは、それだけ信頼され、思われている証拠。もちろんそうしたタイプの男性もいるでしょうが、ダメ男の場合はそうとも言い切れません。とことん甘えたい・頼りたいだけの場合もあるでしょう。
それよりも、たとえばデートの待ち合わせ時間を守ってくれるのか、お金の使い方は適切かなど、具体的な行動から愛情を判断するのが良いでしょう。
いかがでしたか? もし彼がダメ男だったとしても、そんな彼が大好きでどうしようもないとしても、心構え次第で状況が変わる可能性はゼロではありません。
尽くしすぎたり、都合の良い女になったりしないように気を付けてくださいね!
文/大内千明 画像/Shutterstock(pathdoc、Yulia_Lisitsa、Khosro、Roman Samborskyi、Jihan Nafiaa Zahri)