CLASSY.の人気連載「あの人の手みやげリスト」。毎月グルメな方々からおすすめの手土産を紹介していただいています。今回は、過去に紹介したものの中から、年配の方にも絶対に喜ばれる「和菓子」をまとめてご紹介します。お正月に帰省する人、必見です!
①長命寺桜もち「桜もち」
8個入り¥2,300
箱を開けると一面の桜の葉。その香りの良さに驚かされます。風情ある店舗へ、もう少し頻繁に足を運びたいもの
両岸に桜並木が続く隅田川のほとり、1717年に創業した「長命寺桜もち」。初代が塩漬けの桜葉を使って考案した桜もちは、江戸の花見客を喜ばせたそうです。以来、その味を変えることなく守り続けています。小麦粉の生地を手焼きした薄皮はもちもちの食感。北海道産小豆を丁寧に炊き、漉して、練り上げた餡はさらりと上品な甘さ。桜もち1つをオオシマザクラの葉3枚で包んでいるため、うっとりするような芳しさは格別!香りを楽しんだら葉は外していただくのがお店のおすすめです。
長命寺桜もち
【住所】東京都墨田区向島5-1-14
【TEL】03-3622-3266
【営業時間】8:30~18:00【定休日】月曜
https://sakura-mochi.com
②志゛満ん草餅「草餅」
あんなし、あん入り各1個¥175
あんなしはくぼんだおへそに白みつときな粉をかけて、あん入りは翌日に持ち込したら焼いて楽しんでいます
明治2年に創業、隅田川を渡る舟客が足を休める茶屋として始まった「志゛満ん草餅」。店名が掲げるとおり、こちらの名物は艶やかな深緑色の草餅です。手作業でよもぎの粗い繊維を取り除き、上新粉の餅生地につき込んでいます。真ん中にくぼみがある「あんなし」はもっちり柔らかな口当たりに、よもぎの香り高さが際立ちます。お好みできな粉と白みつをかけてどうぞ。ふっくら丸い小判形の「あん入り」は、爽やかなよもぎとコクあるこし餡がバランスのよい味わいに。
志゛満ん草餅
【住所】東京都墨田区堤通1-5-9
【TEL】03-3611-6831
【営業時間】9:00~16:00【定休日】水曜
https://jimankusamoti.com/
③赤福「白餅黑餅」
8個入り¥1,100
突如発売されたときの衝撃たるや!長い歴史がある赤福の意気込みを感じられます
江戸中期の1707年に創業して以来、お伊勢参りの人々をもてなしてきた赤福。長い歴史を有する名物「赤福餅」に仲間入りしたのが、2021年から販売されて評判を呼んでいる「白餅黑餅」です。江戸から明治時代まで作られていた黑餅は、こっくりと素朴な甘さの黒砂糖味。平成から手掛ける白小豆餡を使った白餅は、さらりとした舌触りとまろやかな甘さに。江戸から令和を結ぶ2色を折箱に詰めています。直営店と一部店舗で限定販売、オンラインショップは10月上旬〜5月下旬の販売です。
赤福本店
【住所】三重県伊勢市宇治中之切町26番地
【TEL】0596-22-7000(総合案内)
【営業時間】5:00~17:00
https://www.akafuku.co.jp/
④三谷製糖羽根さぬき本舗「茶毬」
茶毬(小粒)70g¥1,296
抹茶好きにはたまらない贅沢バランス。煎茶やコーヒーのお茶請けにも最高です。
江戸中期、門外不出の製法によって誕生した「讃岐和三盆糖」。さとうきびを搾り、炊き詰め、丹念に研ぎ続ける和三盆糖づくりにおいて、昔ながらの道具と製法を継承しているのは「三谷製糖」のみとなっています。小粒の和三盆に抹茶の粉をたっぷりとまとわせた茶毬は、さらり解けるような口溶けとともに濃厚な抹茶の風味とまろやかな甘さが広がります。「価格も可愛いので、ちょっとしたお礼にもぴったり」と馬田さん。
三谷製糖羽根さぬき本舗
香川県東かがわ市馬宿156-8
TEL:0879-33-2224
営業時間:9:00~18:00
https://wasanbon.com/
➄甘春堂「茶寿器(ちゃじゅのうつわ)」
季節の干菓子付き1個・桐箱入¥4,536
遊び心がありながら、お菓子としても美味しいです。自分が茶道家ということもあり、話題性を重視する時に選びます
まるで本物の陶製茶碗のような姿に驚かされること間違いなし!かつては祝宴の献上菓として、茶寿(108歳)までもの長寿を願って作られた門外不出の品を再現しました。深澤さんが「実際にこちらでお茶を点てて差し上げたこともあります」とのとおり、茶碗として楽しむことができ、ほのかな甘さと桂皮の香りをまとった抹茶をいただいた後は、お茶が程よく染みた干菓子としてどうぞ。1865年に創業した京菓子の老舗「甘春堂」による唯一無二の銘菓です。
甘春堂
京都府京都市東山区上堀詰町292-2
TEL:075-561-4019
【営業時間】9:00~17:00【定休日】1月1日、2日
https://www.kanshundo.co.jp
⑥パティスリーSATSUKI「新スーパー黒豆カン」
¥1,188
フルフルとした極限までの柔らかさをとどめる寒天と黒豆の組合せが絶品
長年愛され続けているショートケーキなどのスイーツを総料理長・中島眞介氏が厳選した素材で作り上げるパティスリーSATSUKIの〝スーパーシリーズ〟。その中でも、ガラスのうつわに涼しげな寒天と大粒の黒豆をあしらったこちらは、和の味わいを楽しめる一品です。3日間も煮込んだ丹波産黒豆は驚くほど艶やかでふっくら。角切りが一般的な寒天は、ぷるんと心地よい口どけに仕上げています。別添えのコク豊かな黒蜜をかけて、親しみやすくも洗練された味わいを堪能できます。
パティスリーSATSUKI
東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ ザ・メイン ロビィ階
TEL:03-3221-7252 【営業時間】11:00~20:00
➆麻布昇月堂「一枚流し 麻布あんみつ羊かん」
(小)¥1,296
見た目の華やかさにハッとする一枚流し羊かん。求肥好きなので、狙いを定めていただきます
ほっくりと仕上げた栗の甘露煮、キラキラと涼やかな寒天、ふんわりと歯切れよい紅白の求肥。あんみつの具材をちりばめた目にも華やかな羊羹は、大正時代に創業した「麻布昇月堂」の三代目店主が考案したもの。さまざまな味わいや食感をまとめ上げる羊羹には、丹波産小豆の粒を程よく残したつぶし餡を使い、つるりとなめらかな舌触りとともに小豆の風味がしっかりと堪能できます。どこを切り分けようか悩むのも楽しく、ひんやりと冷やしていただけばひと口ごとに多彩な味が広がります。
麻布昇月堂
【住所】東京都港区西麻布4-22-12
【TEL】03-3407-0040
【営業時間】10:00~17:00【定休日】日曜、祝日
https://www.azabusyougetsudou.com/
再構成/CLASSY.ONLINE編集室
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