円安で海外旅行のハードルが高い今、海外に行きたいけれど躊躇してしまう、という人も多いはず。そんな人に、おすすめな旅先のひとつがシンガポール。物価の高いイメージのシンガポールをリーズナブルに自分らしくカスタマイズできる、賢い旅行術をご紹介します。
Step1 フライトの選定!
自分らしい旅を……という人には、「スクート」がおすすめ!
シンガポール航空グループの LCCである「スクート」。シンガポール航空の高い安全基準をクリアしているため安心!今どきな新しい旅スタイルをリーズナブルに提供してくれます。
「スクート」で行くシンガポール ここがうれしい!
ミニマルかフルセットか希望に応じてセレクト
必要に応じて広い座席を選択したり、預け手荷物の重量を増やしたり、シンガポールの人気メニューを取り揃えたお食事をオーダーしたり……、必要なサービスを好きなように選択することが可能。サービスは最低限でいいという人は、かなり価格を抑えられます。
LCCとは思えない快適な旅が叶います
日本=シンガポール直行便は、ワイドボディのボーイング787ドリームライナーで運航。座席の狭さを感じさせず、LCCとは思えない快適なフライト時間を味わえます。また機内持ち込み手荷物は一般的なLCCの許容量より3kg多い最大10kgを機内に持ち込むことが可能です。
最短1日有給取るだけでOK
scootは、成田=シンガポール(週7便)、成田=台北=シンガポール(週12便)、関西=シンガポール(週7便)、新千歳=台北=シンガポール(週4便)の計4路線週30便と、日本発着のフライトが豊富。おすすめは3泊5日~ですが、街がコンパクトなシンガポールは、フライトをうまく取れば2泊4日、最短1日有給取るだけで十分楽しめます。
→ フライト費用を抑えた分、ホテルのランクを上げたり、憧れのレストランで食事をしたり、旅先でちょっと贅沢をするなど、自分で旅をカスタマイズすることができます。
Step 2 ホテルは、予算と立地からセレクト
シンガポールはコンパクトな街なので、どこに泊まってもアクセスしやすいのが魅力。でも、MRTか車かどちらで動くかにもよりますが、観光にはやっぱり、中心市街地の駅近が便利です。今回宿おすすめしたいのは、ラッフルズ シティに隣接した、観光には抜群の立地にある「プルマン シンガポール ヒル ストリート」。ぜひチェックしてみてください!
Step 3 行きたい観光&レストランを効率よく組み立て
シンガポールには、ぜひ観てほしい、体験してほしいスポット、そしてぜひ食べて欲しい料理がたくさん。欲張りすぎず、でもせっかくだから効率よく廻って、より多くの思い出を作って!
【2025年最新版】 押さえておきたい!おすすめ体験
できたら夕刻に行ってほしい「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」
シンガポール中心部、マリーナ・ベイ・ウォーターフロントに位置する「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」。トリップアドバイザー 2024 世界のトップアトラクション第8位に選出されたというシンガポールの大人気スポットです。〝フラワー・ドーム〟〝フローラル・ファンタジー〟〝クラウド・フォレスト〟というクールドームや、象徴的な高さ25~50mの巨大な人工ツリーのある〝スーパーツリー・グローブ〟など見所満載。またぜひ見て欲しいのが、〝スーパーツリー・グローブ〟で毎晩19:45と20:45に10分間行われる光と音楽のショー「ガーデン・ラプソディショー 」。音楽に合わせて色とりどりに輝く様子はとてもロマンティック。奥には、マリーナベイ・サンズの夜景も楽しめる圧巻のショーです。
名所を巡る「シンガポールのヘリテージ・サイドカーツアー」
Vespaのサイドカーに乗って、シンガポール文化遺産を巡るツアー。シンガポールの文化遺産、歴史ある路地、象徴的なランドマーク、隠れた名所などを周り、地元の歴史や文化に触れることができます。車や徒歩とは違う目線から見るシンガポールの街は、とても新鮮。初シンガポールの人には特におすすめのツアーです。<大人S$ 198~(約1時間~)>
遊びスポット満載のセントーサ島
ユニバーサルスタジオやウォーターパーク、ビーチなど、さまざまな楽しみ方ができるセントーサ島。滞在中、ぜひ一度は足を運んでみてほしいスポットです。車でも行くことができますが、おすすめはケーブルカー。空の上から、海、自然やユニバーサルスタジオの圧巻の景色が楽しみながら移動できます。
空中散歩が楽しめる「Singapore Cable Car(シンガポールケーブルカー)」
シンガポール本島からセントーサ島を南北に結ぶ【マウントフェーバーライン(Mount Faber Line)】とセントーサ島内で東西に通る【セントーサライン(Sentosa Line)】の2路線。開業は1974年と歴史は長く、2024年は50周年!<【マウントフェーバーライン】(片道約15分)往復乗車とセントーサ島への入島料で大人S$33>
歩くだけで楽しい「センソリー・スケープ 」
リゾート ワールド セントーサと黄金のビーチを結ぶ道に、自然、建築、テクノロジー組み合わせた没入型の庭園が並ぶ「センソリー・スケープ」。専用アプリを使用することで幻想的なデジタルアートが体験できます。
楽しみ方は自在!「ザ・パラワン@セントーサ」
ゴーカート、ミニゴルフ、ビーチグラブ、レストランなど、さまざまなアトラクションが揃うエンターテイメント施設。特におすすめは、大人向けのラグジュアリーな空間〝プラス・トゥエルブ〟。目の前に海の絶景が広がる専用プール付きの12室限定のテラスカバナでゆったりとした時間を過ごして!<カバナ 10人まで使用可能 約3時間の使用でS$300~>
ゆっくりと景色を一望したい人に!「スカイヘリックス・セントーサ 」
ユニークな二重螺旋状の構造物をゆっくりと回転しながら上昇し、35m(海抜79m)の高さで景色を楽しむアトラクション。オープンエアの回転するゴンドラは、足がつかないので、高所恐怖症の人は要注意!<大人S$20 頂上で約10分・往復2分 1ドリンク付き>
歩くだけで楽しいカトン地区
カトン地区には、プラナカン(中国からの移住者と現地のマレー系女性との結婚で生まれた子孫のこと)文化を反映したカラフルな彩りの歴史的な建築物が数多く残り、ニョニャ(プラナカンの女性を意味する)料理やプラナカン菓子のお店、おしゃれな雑貨店などが並び、街歩きに人気のスポット。
マリーナベイ・サンズでヨガ体験
マリーナベイ・サンズでは、宿泊者以外も参加できるヨガを、ホテルタワー3の56階、スカイパーク展望デッキで毎日開催。シンガポールを一望できる素晴らしいロケーションでのヨガをぜひ楽しんで!<大人 S$32.70 宿泊者は無料 毎朝7:30~ 水曜日のみ17:30~ 約1時間>
シンガポールのデザイナーのアイテムが並ぶ「デザイン・オーチャード」
百貨店や大型モールが並ぶ、ショッピング天国のオーチャード・ロード。シンガポールで有名なお店はほとんどここにあるので、買い物のすべてがここで完了します。中でも今注目のセレクトショップが、創造性、ビジネス、コラボレーションが融合した「デザイン・オーチャード」。100以上のシンガポールブランドのアイテムが揃うセレクトショップです。
【2025年最新版】 絶対食べて欲しい!おすすめのレストラン
本格的で美味しいマレー料理を楽しめる「ザ・ココナッツ・クラブ」
ミシュラン・シンガポール2024のビブグルマンでも選出された「ザ・ココナッツ・クラブ」は、ローカルにも絶賛人気の行列店。マレー料理の〝ナシレマ〟(ココナッツミルクで炊いたごはんと、卵やピーナッツ、揚げた小魚などと一緒にサンバルソースと食べるワンプレートの料理)をはじめとする、ココナッツを使用したシンガポールの人気料理が楽しめます。国内3店舗目となるリバーバレー店は、もともと高校だった建物にレストランやショップが入る商業施設「New Bahru」に。お食事の後は買い物も楽しめる、旅行者にはうれしいスポット。<クラシックナシレマ S$15、チキンサテ S$18 、ラクサS$26など>
アジアのベスト・バー50の常連「ジガー&ポニー」
2016年からアジアのベスト・バー50の常連であり、2020年には第1位に輝いた人気のバー「ジガー&ポニー」。オーナーは日本人で、シンガポール国内にバーを4店舗、レストランを3店舗展開。こちらのバーは、ラッフルズプレイスの隣、タンジョンパガー駅近くのAmara Singaporeホテル1階にあり、ロケーション抜群。シンガポールの夜の締めくくりにぜひ立ち寄ってみて!<シンガ スリング S$28、ストロベリーフィールズ S$28、ノンアルコールカクテル S$18など>
ローカルに人気のカヤトーストを食べるなら「喜園咖啡店(YY Kafei Dian)」
ラッフルズホテルの近くにある、ローカルレストラン「喜園咖啡店(YY Kafei Dian)」。ふわふわの自家製パンとカヤジャムを使った〝カヤトースト〟や〝海南チキンライス〟が有名。カヤジャムとは、ココナッツミルクと、シンガポールでよく使われるパンダンの葉から使われたジャム。このジャムとバターをたっぷり塗ったのが、〝カヤトースト〟で、シンガポールの定番朝食メニュー。お食事だけでなく、お店の雰囲気からもローカル気分を味わえます!<〝カヤトースト〟とコーヒーと卵が付いたセットS$5.2、〝カヤトースト〟S$1.7、豆乳S$1.5など>
チリクラブを食べるならここ!「Keng Eng Kee Seafood(KEK)」
「Keng Eng Kee Seafood(KEK)」は、,親子三代 45年続くシンガポール料理と中華が両方楽しめる予約必須の店。看板メニューは、シンガポールベストチリクラブにも選ばれたチリクラブ。中心地からは少し距離がありますが、ぜひ立ち寄る価値あるローカルレストランです。<シンガポールチリクラブ S$96~、ブラックペッパークラブS$96~など>
1892年からラッフルズで歴史を紡ぐ、ラッフルズホテル「ティフィンルーム」
マハラジャの黄金時代に創業したレストラン「ティフィンルーム」。優雅な空間で、伝統的な王室料理にインスピレーションを得た本格的な北インド料理が楽しめます。ドレスコードがあり、ビーチサンダルなどはNG。おしゃれをして出かけたいレストラン。<ラムカレー S$54、エビカレー S$62、バターナン S$8、サフランライス S$12など>
シンガポール スリング発祥の地、ラッフルズホテル「ロングバー」
一度は訪たい、1915年シンガポール スリングが初めて作られた由緒ある「ロングバー」。2階建ての「ロングバー」は、1920年代のマレー人の暮らしに着想を得たデザイン。食べたピーナッツの殻は、床へ落としていいというのが「ロングバー」流。<ラッフルズを象徴するクラシックなカクテル オリジナル シンガポール スリング S$41>
ゆったりとした朝時間を過ごせる「PS Café Harding」
オーチャードから車で10分くらいの場所にある、緑に囲まれた、避暑地のような雰囲気の人気のカフェ「PS Café Harding」。シンガポール国内に10数店舗展開しているPS.カフェの旗艦店。シンガポール在住の外国人が足しげく通うという雰囲気のいいお店。〝カヤトースト〟をはじめ、〝ラクサ〟など、シンガポール料理なども楽しめます。<PS.カヤトースト S$6.5、ラクサ S$22。ランチメニューのパスタ S$30、クラウディアイスティー S$9.5、ハニーミルクラテ S$7など>
地中海料理に舌鼓!フラワードーム内の「Hortus」
「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」フラワードーム内にある、ミシュランの星を獲得したシェフ、マイケル・ウィルソンによるカジュアルなレストラン「Hortus」。日本人の口にも合う、本格的な地中海料理が楽しめます。「ガーデン・ラプソディショー」を見る前の夕食にぴったり!<フムス S$13、ピタパン S$6、スイカのサラダ S$18、アサリの炒め物 S$42など>
おまけ ライターが自腹買いしたお買物チラ見せ
いかがでしたでしょうか? 常に進化し続けているシンガポール。ぜひ次の週末、まとまった休みが取れる時期などの、旅先候補に入れてください!
取材・文/沼田 珠実
撮影協力/スクート・シンガポール政府観光局