大人になっても漢字を読み間違えることってありますよね。人前で恥ずかしい思いをした経験がある人も多いのではないでしょうか。
今回はデートで間違えたら恥ずかしい漢字を4つ集めました。相手に幻滅されないように、ぜひ正しい読み方を身につけてくださいね!
1.「手水」
神社や寺院などにお参りに行く際、気を付けたいのが“お参りの作法”です。
お礼はどのタイミングでするのが適切なのか、拍手は何回行うのかなど、さまざまな作法や手順がありますよね。
「手水」もいわば“お参りの作法”のひとつで、参拝する前にはこの手水を行って手や口を清めます。
そんな「手水」の正しい読み方は……
「ちょうず」です。
そのまま「てみず」と読み間違えてしまいやすいため、しっかりと覚えておきましょう。
2.「麦酒」
「麦酒」とは漢字のとおり、麦を原料として醸造したお酒のことを言います。飲み会で、まずは「麦酒」を飲むという人も多いでしょう。
麦酒は日本以外にもドイツやイギリス、ベルギーなど世界のさまざまな国々で親しまれています。それぞれの国の麦酒を飲み比べるというデートも楽しいでしょう。
そんな「麦酒」の正しい読み方は……
「ビール」です。
たとえば初デートで緊張している時も、麦酒などのお酒が入ると、緊張がほぐれて会話がはずむかもしれません。
まさか「むぎしゅ」なんて読んでいないですよね?
3.「生蕎麦」
「生蕎麦」とは「生の蕎麦」……のことではなく「蕎麦粉100%の蕎麦」のことを言います。
小麦粉などつなぎを一切使っておらず、「生蕎麦」以外にも「十割蕎麦」「生粉打ちの蕎麦」と言われることも。
そんな「生蕎麦」の正しい読み方は……
「きそば」です。
ちなみに「生」を「き」と読む場合、「まじりけのない」という意味があります。
こちらも併せて覚えておきましょう。
4.「河豚」
「河の豚」と書くこちらの漢字。「海豚」と書いて「いるか」と読むため、「河豚」を「いるか」と読み間違えてしまう人が少なくないと言います。
「河豚」は食べられる部分が河豚の種類や漁獲した場所によって違い、素人の判断で河豚を調理をしてしまうと大変危険なんです。
そんな「河豚」ですが、正しくは……
「ふぐ」と読みます。
下関や北九州など、特定の地域では「ふく」と読んでいるそうです。
あなたは一体いくつ読めたでしょうか? デートで漢字を読み間違うと確実に好感度が下がってしまいます。ぜひこの機会に正しい知識を身に着けておきましょう!
参考文献
出口宗和『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(二見文庫)
根元 浩『杏仁豆腐はキョウニンドウフが正しい!大人が読み間違うと恥ずかしい漢字』(中央公論新社)
村石利夫『日本語「間違い」辞典 温厚?温好?一所懸命?一生懸命?どっちが正しい!?』(ベストセラーズ)
文/CLASSY.Web編集室 画像/Shutterstock(Anna-Jurkovska、Viiviien、jazz3311、KPG_Payless2)