テレビのニュースや本などで目にしたこと、耳にしたことがあるはずなのに、なぜか思い出せない……。そうした経験はありませんか?
そこで今回は、本当は読めるはずなのに“読み方が思い出せない漢字”をピックアップ。
正しい読み方を思い出せるかどうか、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
1.「独楽」
「独楽」と聞くと、「神楽」や「能楽」のように伝統芸能の一種だと勘違いする人もいるのではないでしょうか?
確かに「独楽」も古くから親しまれているものですが、芸能ではなく「玩具」の一種です。あなたも一度は遊んだことがあるかもしれませんね。
そんな「独楽」の正しい読み方は……
「こま」です。
「どくらく」とは読まないよう、要注意ですよ。
2.「抽斗」
「抽斗」とは「物を入れるための箱」のことで、きっとあなたも使用したことがあるはず。もしかすると、毎日のように使っているかもしれませんね。
ただ「抽斗」単体で持っているというよりも、「箪笥」についている「抽斗」を利用しているというケースが多いでしょう。
そんな「抽斗」の正しい読み方は……
「ひきだし」です。
また「引き出し」も正解であり、普段は「引き出し」と書かれることがほとんどのため、スラスラ読める人が少ない漢字でもあります。
ちなみに「箪笥」は「たんす」と読みますよ!
3.「悪阻」
つい「あくそ」と読んでしまいがちな「悪阻」。
「悪阻」によって食欲がなくなったり、吐き気を催すようになったり、身体のだるさを感じたり。個人差もありますが、ホルモンバランスの崩れからこうした辛い症状が続くと言います。
そんな「悪阻」の正しい読み方は……
「つわり」です。
また、つわりが悪化した状態を「悪阻(おそ)」と言います。
4.「不織布」
「不織布」は漢字のとおり布の一種で、マスクや紙おむつ、お茶のティーバッグなどさまざまな分野で使われている素材です。
「不織布」の読み方で、特に気を付けたいのが「織」の読み方。「おり」「しき」とは読みませんよ。
そんな「不織布」の正しい読み方は……
「ふしょくふ」です。
不織布は上記以外にも、野菜の保存袋など日常生活で多く利用されています。あなた自身も、知らないうちに不織布でできたアイテムを使っているかもしれませんね。
何となく目にしたことがあって、その時は読めたような漢字でも、いざ急に出てくると読めない……なんてことは少なくありません。
もし今回読めなかった漢字があれば、ぜひこの機会に覚えておきましょう!
参考文献
加納喜光『読めそうで読めない漢字2000』(講談社)
文/大内千明 画像/Shutterstock(Holly Michele、jan1982、Rawpixel.com、slawomir.gawryluk)
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