読めそうで読めない難読漢字をスラスラ読める人って、かっこいいですよね。周りにも「賢い人」「漢字が得意な人」といった印象を与えられることでしょう。
今回は、そんな“読めたらかっこいい! 読めそうで読めない漢字”をピックアップ。ぜひこの機会に、正しい読み方を覚えておきましょう。
1.「水団」
小麦粉を水でといて練り、汁で煮た日本料理を「水団」といいます。
「水団」は少なくとも室町時代から書物に表記があったとされ、とても古くから親しまれてきた料理です。現在ではさまざまな「水団」のアレンジレシピが登場していますよ。
そんな「水団」の正しい読み方は……
「すいとん」です。
見た目の雰囲気で「すいだん」と読み間違えがちなので注意しましょう。
2.「雲呑」
「雲を呑む」と書いて「雲呑」。肉や野菜などの具材を細かく刻み、小麦粉でできた皮で包んで茹でた中華料理の一種です。
スープやラーメンの具などに使われることが多く、あなたも一度は食べたことがあるかもしれません。
そんな「雲呑」の正しい読み方は……
「ワンタン」です。
ちなみに「雲呑」は広東語による表記だそう。雲吞の発祥地である中国では、地域によって漢字表記が異なるそうです。
3.「煙管」
つい「えんかん?」と読んでしまいがちな「煙管」。
刻みたばこを吸うための道具であり、香料などを使わない自然なたばこの味が楽しめるそうです。現在では紙巻たばこが主流になっていますが、上記の理由などからあえて「煙管」を愛用し続ける人もいます。
そんな「煙管」の正しい読み方は……
「キセル」です。
ちなみに「キセル」の由来には諸説ありますが、元々はカンボジア語が由来だと言われています。
4.「鼎談」
「鼎談」とは「三人で向かい合って話すこと」を意味する言葉です。ちなみに二人で話し合う場合は「対談」と言います。
同じ“話し合い”という行動でも、人数によって言葉が異なるため、読み方と併せて意味もきちんと覚えておきたいところです。
そんな「鼎談」の正しい読み方は……
「ていだん」です。
「鼎談」の「鼎」が「県」という文字に似ていることから、「けんだん」と勘違いしやすいので気を付けましょう。
読めそうで読めない漢字、あなたはいくつ正解できましたか?
もし今回読めなかった漢字があれば、正しい読み方とともに言葉の意味も覚えておくことをオススメします。
正しい読み方だけでなく言葉の意味も理解しておくことで、より周りに賢い印象を与えられるでしょう。
参考文献
加納喜光『読めそうで読めない漢字2000』(講談社)
文/大内千明 画像/Shutterstock(Africa Studio、Brent Hofacker、Nomad_Soul、ASDF_MEDIA)
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