「3年目の浮気」という言葉がありますが、それにはどんな裏事情があるのか気になるところ。実際に不倫経験者の男性に状況を聞いてみると、「それは不倫したくもなるよね」という悲惨なケースも……。
だからといって許されるわけではありませんが、既婚男性が“不倫したい”と思ってしまった瞬間について聞いてみました。
1.妻から当たり散らされた時
「家に帰っても『靴下の脱ぎ方が悪い』『トイレの便座を上げるな』とかダメ出しをされ続け、挙げ句の果てに『こんなに使えない人だと思わなかった』と吐き捨てるように言われて、内心ではもうこの人とやっていけないと思いました。そういう時に外に逃げ道を求めたくなりますね」(27歳男性・商社)
女性側からすると夫に怒りたくなるような理由もあったのかもしれませんが、一方的に怒られ続けるのはキツイかもしれませんね。
とはいえ、そこでちゃんと妻と向き合わないで外で不倫してストレス発散しようとするのはただの“逃げ”でしかありません。
2.ベッドで何回も拒まれた時
「『疲れているから』と夜の営みを拒まれ続け、『自分の存在って何だろう……』と虚しくなり、その時から不倫を考えるようになりました」(29歳男性・医療関係)
離婚原因として“性格の不一致”の次に多いのが“性の不一致”と言われるくらい、離婚原因が“セックスレス”という夫婦は実は多いんです。
女性でも、夫に拒まれたことが原因で不倫に走る人も少なくありません。とても難しい問題ではありますが、こちらも不倫をしていい理由にはなりませんよね。
3.妻が子どもにかかりきりで相手してくれない時
「子どもが生まれてから、全く自分に構ってくれなくなったのが不満で、つい『優しく癒やしてくれるコがどこかにいないかな』と考えてしまいます」(35歳男性・マスコミ関係)
自分の子どものことなのに「妻が構ってくれない」と考えてしまう男性と、自然と子ども第一になる女性の間で感覚を理解しあうのは決して簡単なことではないかもしれません。
ただ、こういう子どもっぽい身勝手な発想で不倫に走る男性って浮気相手のことも自分に都合のいいようにしか考えていなさそうです。
4.妻に魅力を感じなくなってしまった時
「独身の頃は、手料理を作ってくれたり家事を一所懸命やってくれたりして、そういうところが大好きでした。でも、今となっては休みの日は1日中パジャマを着てスマホを見てダラダラしているところが残念。その姿を目の当たりにしていると、どうしてもキラキラしてる若いコに目がいってしまいますね」(32歳男性・建築関係)
男性の不倫の原因として、「家事を全然しないので家がゴミ屋敷状態」「結婚前とは比較にならないくらい太った」「メイクやおしゃれを放棄している」などの話はよく聞きます。もちろん、それを理由に不倫をしていい訳ではありませんが、「女性側に問題がない」とは言いきれないケースもあるように感じます。
もっとも、不倫の言い訳に「妻が悪い」とウソをつく男性もいるので鵜呑みにしてはいけませんよ。
実際に不倫に足を踏み出すかどうかはさておき、男性が「不倫したい」と思ってしまう瞬間は決して少なくないようです。ただ性欲に流されて不倫を考えるわけではなく、客観的に見ても「可哀想」な場合もあり、片方だけに不倫の原因があるとは言えない場合もあるのかもしれないですね。
とはいえ、上記のようなことを理由に不倫を迫られても、不倫には手を出さないように気を付けてくださいね!
文/上岡史奈 画像/Shutterstock(fizkes、Diego Cervo、Yuganov Konstantin、natasaelena)