【妊娠前のカラダのこと】2人で受けたい『プレコンセプションチェック』って？

CLASSY.世代のうちに知っておきたい、カラダのこと・お金のこと。最近読者からよく聞く「プレコンセプションチェック」＝「ブライダルチェック」について受ける意味から、彼といっしょに受けられるクリニックまで、取材しました。

＼CLASSY.プレ花＆卒花モニターに聞きました／

これから結婚を予定している“プレ花”、結婚式を終えて1年半以内の“卒花”モニターのリアルな声をリサーチ!

結婚前にプレコンセプションチェックを受けましたか？

A.【受けた】36%、【受けなかった】64%
まわりに不妊治療をしている友達も多く、自身の妊孕性が気になったから受けた、という声。一般的なものになりつつある

これから受ける予定or受けたいと思っていますか？

A.【受けたい】75%、【受けたくない】12%、【わからない・無回答】13%
今すぐ妊娠・出産したいかどうかは別として、一度調べておきたいよう。かかりつけの婦人科があると受けやすい。

受けた人は、ひとりでor彼とふたりで受けましたか？

A.【ひとりで受けた】88%、【ふたりで受けた】12%
ほとんどの人が、女性ひとりで受けているという結果に。誘うのが恥ずかしい、彼のプライドを傷つけそう…そんな想いも。

実際に受けて＆受けなくてどうだった？

「これからの結婚生活のためにも彼とふたりで、がオススメです」

正しい知識を得ることで将来の選択肢も広がる

プレコンセプションケアは、将来の妊娠を考えながら、自分たちの生活や健康に向き合うこと。その重要性を強く感じたのは、高血圧のまま妊娠し、死産となった女性の主治医になったことがきっかけでした。彼女はその後、血圧の治療を行い、元気なお子さんを出産。改めて、妊娠前の身体の管理によって、母親と次世代の未来が大きく変わることを実感し、皆でプレコンセプションケアセンターを立ち上げました。受診しているのは、不妊治療中ですぐにでも子どもを授かりたい方、婚姻届を提出した役所窓口で薦められた方、結婚も妊娠も考えていないけれどヘルスチェックしたい方など様々。女性ひとりでも受診できますが、当院ではカップルプランも選べるので、是非ふたりで受けて欲しいです。

検査を通して、今の自分の状態を知り、正しい知識を得ると、いかに自分の身体が大切でケアすべき存在なのかを認識できます。そうすると相手のことも大事に思えるようになる。また、「生殖にまつわる話は当事者同士ではなかなかできない」という声もよく聞きます。カウンセリングでは医師が第三者となり、タイミングをはかるべき時期や不妊治療へのステップアップなど、必要に応じてふたりの背中を押す助言も行っています。お互いの存在の尊さを再確認し、ふたりの未来計画に向き合う機会を作ることもプレコンが果たすべき役割だと捉えています。現代社会では、キャリアプランとライフプランの両立を目指していても、つい仕事を優先してしまう女性が多いと感じます。プレコンで自らの身体や食生活を見直すと、間食で選ぶものが変わったり、隙間時間に運動を取り入れたり、と健康的な行動を選択するきっかけにも繋がります。不確実なネットの情報に振り回されず、正しい知識を身につけて、自分も相手も守りながら生きていく。そうすることで将来の選択肢が広がり、その時々で自分の可能性を最大限に発揮できる身体でいられると思います。

怖くない！ふたりだと、こんな流れで受けられます

女性も男性も基本の流れは一緒。男性側は、企業のメタボ健診等で既に受けている項目を省く場合も。女性側は、婦人科検診や卵巣年齢検査もオプションで付けられます。

7.医師・管理栄養士のカウンセリング〈プレコン専門医とゆっくり話せます〉
検査結果、問診票、食事記録を元に、完全オーダーメイドのドクターカウンセリングと、管理栄養士による栄養指導が行われます。自分の身体や食生活で気になることも相談可能。

1.事前に郵送で届く問診票に記入して持参
オンライン予約後、事前の案内や問診票が郵送で到着。受診日に必要事項を記入した問診票と3日分の食事記録を提出します。前日の食事制限はなく、当日は朝食を抜いて来院。

2.カラフルなロビーでオリエンテーション〈すぐに実践できるケア情報が満載〉
担当スタッフの案内でロビーへ。検査内容や流れの説明を受けます。院内ではプレコン・チェックプラン専用バッグを所持。検査中であることが一目で分かりスムーズに進みます。

3.身長・体重・血圧の測定からスタート
理想の健康体型を目指すために、現在の身長・体重・血圧を知ることは不可欠。特に高血圧は様々な病の原因になるため、通常健診の判定基準よりやや厳しめの基準で設定。

4.体組成計で身体のバランスをチェック
筋肉量や体脂肪率、基礎代謝、BMIなどの数値をチェック。身体測定が済んだら、採尿へ。婦人科検診や経膣超音波検査などのオプション検査もこのタイミングで実施します。

5.血液を採取して妊娠出産に関係する項目を詳しく検査
甲状腺機能や風疹ウイルス抗体など、妊娠出産に関わる項目も検査。女性に多い貧血は生理不順が原因のこともあるので要注意。オプションの卵巣年齢測定も血液検査で行います。

6.午後に備えてゆったりランチ休憩
検査が一通り終了したら、ゆっくりランチ休憩を。緑豊かで気持ちがいい「成育庭園」を散歩しながら、午後のカウンセリングに備えるのもおすすめです。

7.医師・管理栄養士のカウンセリング〈プレコン専門医とゆっくり話せます〉
検査結果、問診票、食事記録を元に、完全オーダーメイドのドクターカウンセリングと、管理栄養士による栄養指導が行われます。自分の身体や食生活で気になることも相談可能。

1.事前に郵送で届く問診票に記入して持参
オンライン予約後、事前の案内や問診票が郵送で到着。受診日に必要事項を記入した問診票と3日分の食事記録を提出します。前日の食事制限はなく、当日は朝食を抜いて来院。

2.カラフルなロビーでオリエンテーション〈すぐに実践できるケア情報が満載〉
担当スタッフの案内でロビーへ。検査内容や流れの説明を受けます。院内ではプレコン・チェックプラン専用バッグを所持。検査中であることが一目で分かりスムーズに進みます。

3.身長・体重・血圧の測定からスタート
理想の健康体型を目指すために、現在の身長・体重・血圧を知ることは不可欠。特に高血圧は様々な病の原因になるため、通常健診の判定基準よりやや厳しめの基準で設定。

4.体組成計で身体のバランスをチェック
筋肉量や体脂肪率、基礎代謝、BMIなどの数値をチェック。身体測定が済んだら、採尿へ。婦人科検診や経膣超音波検査などのオプション検査もこのタイミングで実施します。

5.血液を採取して妊娠出産に関係する項目を詳しく検査
甲状腺機能や風疹ウイルス抗体など、妊娠出産に関わる項目も検査。女性に多い貧血は生理不順が原因のこともあるので要注意。オプションの卵巣年齢測定も血液検査で行います。

6.午後に備えてゆったりランチ休憩
検査が一通り終了したら、ゆっくりランチ休憩を。緑豊かで気持ちがいい「成育庭園」を散歩しながら、午後のカウンセリングに備えるのもおすすめです。

7.医師・管理栄養士のカウンセリング〈プレコン専門医とゆっくり話せます〉
検査結果、問診票、食事記録を元に、完全オーダーメイドのドクターカウンセリングと、管理栄養士による栄養指導が行われます。自分の身体や食生活で気になることも相談可能。

＼東名阪／行きやすいクリニック

国立成育医療研究センター
【住所】東京都世田谷区大蔵2-10-1
【TEL】03-3416-0181
プレコンチェックは、毎週金曜に定員4名で実施。希望日2週間前までの予約必須で、現時点で予約が取れるのは10月以降。ベーシックプランは￥38,500。（9月13日現在）所要時間は最大5時間。詳しい検査結果は1ヶ月を目処に郵送。

浅田レディースクリニック 名古屋駅前クリニック
【住所】愛知県名古屋市中村区名駅4-6-17名古屋ビルディング3F・4F
【TEL】052-551-2203
予約なしで、受付時間内の当日来院が可能。基本は血液検査のみで約2週間後に結果が郵送され、手軽に受けられるのが特徴。女性の基本コース（AMH、妊娠時のリスクとなる感染症を検査）は￥20,000、メンズコース（精液検査）は￥1,650。

園田桃代ARTクリニック
【住所】大阪府豊中市新千里東町1-5-3 千里朝日阪急ビル3F
【TEL】06-6155-1511
事前予約が必須。プレコンセプションケア外来は、ライト・ベーシック・アドバンストの3つのプランがあり、男女ペアで受診すると割引に。オプションのみの選択も可能。また、医師に相談ができるプレコンセプションケア相談もスタート。

ひとりより、ふたりのほうが割安です

プレコンチェックは保険適用外で完全自費。国立成育医療研究センターでは女性ひとりで受ける基本プランは￥38,500。カップルプランは￥66,000。検査内容に差はなく、ふたりで受けた方が割安と言えます。東京都は「TOKYOプレコンゼミ」を開催。要件を満たしていれば、助成金が受けられます。

オンラインでも受けられます

国立成育医療研究センターのプレコンチェックは、毎週金曜に実施。平日来院が難しい人に向けてオンラインプラン（60分￥19,800）も用意。検査・診断は行わず、専門医と管理栄養士のカウンセリングを各30分受けられます。予約受付は2週間前まで。

教えてくれたのは…三戸麻子先生

国立成育医療研究センター
三戸麻子先生
2011年より、国立成育医療研究センターに勤務。現在は、周産期・母性診療センター母性内科医長を務める。2015年、同センター内で、日本初のプレコンセプションケアセンター設立に尽力。その後、スタンフォード大学に留学。専門的な知見を深め、プレコンの認知拡大・啓発に注力している。

撮影／杉本大希 　取材／坂本結香　編集／小林麻衣子　再構成／Bravoworks,Inc.