不倫はいけないこと。それは分かっているけれど、どうしても抜け出せない。
この記事では、そんな“女性が不倫にハマる本当の理由”を、実際に不倫経験のあるアラサー女性にインタビュー。
本当の理由を知ることで、不倫から抜け出すきっかけになるかもしれません。
1.「独身・彼氏ナシ」のコンプレックスを埋めたい
「独身で彼氏もいない。そんな自分に本当はコンプレックスがあるんです。でも、不倫相手は『妻よりも君がいい』と言ってくれるから『私は奥さんよりも愛されている』と思える。コンプレックスだらけの自分を彼が埋めてくれるんです」(30歳女性・秘書)
不倫相手の奥さんに対して「私の方が愛されている」というマウントをとることで、安心感を得られる。そうした理由から不倫に走る女性もいるそうです。確かに、一時的に気を紛らわせることはできるかもしれませんが、自分の“独身・彼氏なし”という状況が変わるまでコンプレックスを抱き続け、不倫にハマり続けてしまう可能性が。
どこかで現状に見切りをつけて、恋活や婚活に励むよう気持ちを切り替えましょう。
2.束縛やしがらみがなくライトに付き合える
「結婚願望はあるけれど、男性と出会って、仲良くなって両想いになって付き合うまでが何だか煩わしくって。しかもすぐ好きになれる相手と出会えるとも限らないですし。今は職場の上司と不倫中ですが、不倫だからこそお互い束縛もしないし、デートも会いたい時に会うみたいな。軽い感じで付き合えるのが楽で良いですね」(31歳女性・美容関係)
不倫ならではのサラッとした関係が心地良いと感じる女性も。男女のしがらみや“惚れた腫れた”がなく、お互い自由な関係でいられるのは確かに気楽かもしれません。
けれども、独身男性のなかにも同じような価値観を持つ人はいるはず。最初から「どうせそんな人いない」と諦めないことが大切ですよ。
3.誰かに強く求められたいから
「とにかく誰かに愛されたくて、彼氏のいない状態が耐えられないんです。だから、たとえ既婚者だったとしても、自分を求めてくれる人がいたら拒めません。相手から求められると、愛されているように感じられて嬉しいんです」(28歳女性・IT関係)
「少しでも自分を愛してほしい……」。そんな切実な思いから、不倫にハマってしまう女性も。
けれども、相手は家庭ある身。一時的に愛されているように思えても、最終的に相手が選ぶのは果たして自分なのか……。これからもずっと愛し愛される関係を築きたいのなら、選ぶべきは既婚者ではないはずです。
4.寂しい「ひとりの時間」を埋めるため
「平日の夜や、休日にやることがないんです。特にこれといった趣味もなく、就職を機に上京したのでこっちに友人が多いわけでもないですし。不倫は、そんな空っぽの日常を満たしてくれるのでやめられません。不倫相手の誘いを断る理由もなく、何となく関係が続いていますね」(29歳女性・金融関係)
不倫相手が、趣味や友人、恋人など複数の役割を担っていて、離れられないというパターンも。この場合、好きで一緒にいるというよりも“依存”に近い感情といえます。
不倫から抜け出すために新しい習い事を始めたり、趣味の活動をしている社会人サークルに入ってみたり、スポーツクラブに通ったりなど、これまでの自分とは違う行動をしてみると良いでしょう。
自分では自覚がなかったとしても、上記のような理由で不倫にハマる女性は少なくありません。もし不倫をやめたいと思っているのなら、まずは「なぜ自分が不倫にハマったのか」を考える必要があります。
不倫にハマった原因が分かれば、不倫をやめるための行動も自然と見えてくるはず。まずは自分の本心としっかり向き合って、原因をつきとめましょう。
文/大内千明 画像/Shutterstock(Alena Gan、fizkes、Goran Bogicevic、nd3000、silverkblackstock)