堀田茜ちゃんが旅のプロと話したら…いつの間にか「生きる使命」の話に?

堀田茜が「30代になってなんだ

堀田茜が「30代になってなんだか気になる…」と感じるタイムリーな話題を、今会いたい識者に直接聞きに行く連載19回目。この話、ほったらかしにしなくて良かったと思える日が必ず来るはず!

おすすめなのは、現地の人と時間を過ごしてみることです

今月のゲストは…写真家・ヨシダナギさん

【今月の茜のモヤモヤ案件】 旅

【今月の茜のモヤモヤ案件】
旅の目的をパターン化せず、常に新鮮な発見や刺激が得られたらいいなと思っています。多くの国に旅をして、写真作品を発表しているヨシダナギさんですが自分の視点に鮮度を保つためにできることはありますか。

「旅に何を求めるのかもどう生きるか考えた先にあるのかも」(茜)

茜:ヨシダさんは一生今の仕事をしたいと考えていますか?アクティブな方だから他のことにも好奇心が向くのかなと思って。
ヨシダ:
もともと写真家になりたかったわけではなくて、アフリカの民族が好きで追いかけていた結果に今があるんですよ。だからいつ辞めてもいいって思ってたんですけど。コロナ禍を経て、旅をして写真を撮る時間がすごく尊いものに感じられたんですね。それに私の作品を通して何か感じてくれた人がいたんだってことにも気がついて、あぁ私がやってたことって意外と使命だったんだなって。今はできる限り写真家を続けるべきなんだろうと考えています。堀田さんは今の仕事を生涯続けていきたいと思いますか?
茜:
思いますね。特にお芝居は何歳になってもできるし、みなさんに見てもらえる珍しい職業なので。ヨシダさんと同じように話すのもおこがましいですけど、自分が生きる使命はこれなのかなって思ってます。私は自分ができることを身につけて行動することが自分の自信につながっているので、使命感というかそれをやるのがいいだろうなって。できることをやるのと、やりたいことをやるのはまた違うから、使命という言い方は正しくないかもしれないんですけど…。
ヨシダ:
私も堀田さんが『イッテQ』に出演されて、体を張っていらっしゃることに心を動かされてますよ。
茜:
えぇ〜見てくださってるんですね。
ヨシダ:
私が行かない国が出てくるので。私は職業柄体を張って当然と思われちゃいますけど、堀田さんのような方が挑戦していると応援したくなります。
茜:
うれしいです。もっと旅との向き合い方を聞くつもりが、どう生きるかや使命の話になって、予想外でしたがものすごく心に染みるお話ができてとても楽しかったです。

\茜の取材ノート/

本当は私自身のTVの仕事の話も

本当は私自身のTVの仕事の話も織り交ぜながら対談を進めたいとこの連載の担当さんから言われていたのですが、私はみなさんに助けられながら仕事をしているから、ご自身で何もかもを叶えている方と同列に話をしてはいけない…と及び腰に。でも知らない場所や出来事を経験することばかりが旅の鮮度じゃなくて、自分の内面と向き合った上で誰とどう関わるか考えるだけでも、旅は新鮮になるんだろうなと思いました。知らない場所で知らない人と過ごす勇気を持てる日が来るといいな…。

ヨシダナギさん(写真家)
1986年生まれ、東京都出身。独学で写真を学び、2009年より単身アフリカへ。以来、アフリカをはじめとする世界中の少数民族を撮影、発表。唯一無二の色彩と直感的な生き方が評価され、2017年『日経ビジネス』誌で「次代を創る100人」へ選出。また同年、講談社出版文化賞写真賞を受賞。作品集、著書多数。最新刊『HEROES Special Edition(ヨシダナギBEST作品集)』(ライツ社)発売中。

[堀田茜さん衣装]ジレ¥72,600パンツ¥33,000(ともにADORE)ピアス¥11,000バングル¥13,200(ともにワンエーアールバイウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)その他スタイリスト私物 ※ヨシダナギさんの衣装は本人私物です

撮影/杉本大希 スタイリング/AYANA(堀田さん分) ヘアメーク/TONOE(堀田さん分)YOUCA(VIXI/ヨシダナギさん分) 取材/野田春香 編集/小林麻衣子 再構成/Bravoworks,Inc.

Magazine

最新号 202411月号

9月28日発売/
表紙モデル:今田美桜

Pickup