一つの漢字でも、他の漢字との組み合わせによって、まったく違う読み方をする場合がありますよね。
そこで今回は、“読み間違えたら恥ずかしい漢字”を4つご紹介。
いくつ正しく読めるのか、ぜひ試してみてくださいね。
1.「心太」
「心太」とは、ある食べ物の名前を表す漢字です。よくスーパーなどでは、細い糸状にカットされ、パックに入った状態で売られています。
字面だけを見ると、とても食べ物の名前のようには思えませんよね。
そんな「心太」の正しい読み方は……
「ところてん」です。
古くから、ところてんには「心太」という漢字が使われていたそうで、この漢字になった由来には諸説あります。
2.「所望」
「希望する」「欲しい物を願う」ことを「所望」と言います。
「水を一杯所望したい」など、主に「物」に対して希望する時に使う言葉です。
そんな「所望」の正しい読み方は……
「しょもう」です。
「希望(きぼう)」「要望(ようぼう)」など「望」を「ぼう」と読む言葉が多いことから、つい「しょぼう」と読み間違えがちなので注意しましょう。
3.「上梓」
「本を上梓する」などといったように、「書物を出版する」ことを「上梓」と言います。
つい「じょうさい」と読んでしまうケースが多いのですが、「上梓」の正しい読み方は……
「じょうし」です。
もともと、版木に梓の木を使っていたことから「梓(あずさ)」という漢字が使われるようになったとされています。
4.「鹿威し」
もともとは、田畑などで「猪や鹿を追う装置」として使われていた「鹿威し」。
現在では、日本庭園における風流を感じさせるものの一つとしても愛されています。
そんな「鹿威し」の正しい読み方は……
「ししおどし」です。
「鹿(しか)」なのに「鹿威し」に関しては「しし」と読むのが間違いやすいポイント。
思わず「しかおどし」と読んでしまわないよう気を付けて。
意外と読み間違えやすい漢字、あなたはいくつ読めましたか?
いざという時にうっかり読み間違えてしまうと、予想外に恥ずかしい思いをしてしまうことも……。
ぜひこの機会に、正しく読めるようにしておきましょう!
参考文献
出口宗和『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(二見文庫)
文/大内千明 画像/Shutterstock(norikko、Cookie Studio、Rostislav_Sedlacek、Sofiaworld)
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