以前、「不倫はどうして不幸になるの?」と聞かれたことがあるのですが、たくさんの不倫現場を見てきた元探偵の筆者からすると「人を不幸にすると自分にも返ってくる」ということが言えると思います。しかも、長期間の不倫をしていると女性側が悲惨な目にあう可能性がとても高いんです。
今回は元女探偵が実際に見た、“長期間不倫の末路”についてお話します。
1.既婚彼氏が入院。お見舞いにも行けず自然消滅
不倫相手の彼が離婚してくれることになった女性がいたのですが、相手の奥さんが反対して3年以上揉めていました。結局、裁判になっても離婚出来ず、彼の籍はそのままでしばらく同棲をしていたそうです。
しかしその後、病気で入院することになったんですね。ただ、ここで色々と問題が起きました。例えば手術の同意書なども、結局奥さんがサインすることになりますし、仕事関係の人もお見舞いに来るので、その女性はお見舞いにすら行けませんでした。
結局、入院中に献身的に世話をした奥さんへの愛情が再び芽生えた男性は、退院後にそのまま奥さんの元に帰ってしまいました。10年近く彼に尽くしたのに、自然消滅のような形で振られてしまったのです。
2.新入社員と浮気され、会社もクビに
小さな建築系の会社に勤めていて、入社後すぐに社長と不倫関係になり、20年以上付き合っていた女性がいました。彼のために宅建や簿記などの資格も取り、安い給料でも文句を言わず、二人三脚で会社を大きくしてきたと言っても過言ではないほど尽くしていたよう。
しかし、その女性がお母さんの介護でしばらく休職することなった間に、彼は新入社員の女性に手を出していました。それを知って彼に文句を言ったところ「じゃあお前が辞めれば」と、クビにされたそうです。
彼を訴えることも考えたようですが、結局その女性は泣き寝入りしてました。
3.略奪婚に成功したが、不妊治療の間に自分が不倫される立場に
長期間不倫の末に、略奪に成功した女性もいます。ただ、20代で出会っていても彼が離婚した時には女性が30代後半になっていて、不妊治療をしている間に彼の気持ちが離れ、彼はまた別の若い女性と不倫……というパターン、ここ10年くらいで一気に増えました。
結婚が2回目の男性からすると「前妻との間に子供はいるし、前はそんなに苦労しなくても出来たし……」と不妊治療に協力的でないことも多く、温度差が出来て夫婦仲が険悪になってしまうんですね。他の女性に略奪されても周囲からは「自業自得」と言われ、誰も味方してくれないという結果になり、女性ばかり損することが多いよう。
「不倫は続かない」というイメージを持たれがちですが、実はそうでもありません。10年以上不倫が続いていたケースも多く、奥さんとは別居して不倫相手と普通のカップルのように長年同棲しているというケースも見てきました。
ただ、彼が病気になった時や亡くなった時に不倫相手の立場はすごく弱いのです。いくら仲良くしていても、未来のない関係だと思っていたほうがいいでしょう。そもそも不倫には近寄らないのが一番ですけどね。
文/上岡史奈 画像/Shutterstock(Mateo Pena、LightField Studios、Antonio Guillem、wavebreakmediat)
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