16人組ダンス&ボーカルユニットTHE RAMPAGEが、2024年第2弾となるシングル『24karats GOLD GENESIS』を7月24日にリリース。「Billboard JAPAN総合ソング・チャート JAPAN Hot 100」(7月31日公開)、「オリコン週間合算シングルランキング」(8月5日付)、「オリコン週間シングルランキング」(8月5日付)、Billboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2024年7月22~28日)、主要ランキングで4冠を達成し、注目を集めています。1月にデビュー7周年を迎え、グループとしても個人としても活躍の幅を広げている彼らの仕事観とは…?今回は、川村壱馬さんをインタビュー。同じく仕事に奮闘するアラサー世代として、何かヒントをもらえるはず!
表現のクオリティを高めるためには、休むことも大事だと気づき始めました
——キャリアや年齢を重ねる中で、仕事観の変化はありますか?
この活動を通して、何をしたいか、何を伝えたいか自体はあまり変わっていませんが、仕事への向き合い方はだいぶ変わりました。初心を覚えておくことは大事だけど、もう初心者ではないので、いつまでもそのマインドでやるわけにはいかない。デビュー前の候補生時代や活動休止時期は、右も左も分からずとにかく必死でした。過酷な環境で、メンバーすらも敵か味方か分からなくなったことも。みんながそういう思いをしながら、正解に辿り着くために自ら考えて行動し、試行錯誤していました。その時期を経て今は、いろんな方や世の中から多くを吸収しながら、以前より広い視野を持って仕事に向き合っています。仕事論としては、もう少し休んでもいいんじゃないかな、と思っています。休むことなく働き続けて、表現や作品のクオリティが落ちたら意味がないし、やっぱり妥協はしたくない。デビュー以来駆け抜けてきて、多忙なスケジュールを経験したからこそ、自分にできることを模索したり、インプットに時間を費やせるような余裕も必要だと感じています。
続けていたら違う形で報われることもある。だから踏ん張る価値はあると信じています
——CLASSY.読者の中には、壁にぶつかったり、失敗をして、自信を失う人も少なくありません。川村さんはそんな場面にどう向き合っていますか?
失敗しても自信を失くしても、大丈夫です!ファンの方は知ってくださっているかもですが、僕自身、意志やハート、正義感は強い一方で、脆い部分もある。パブリックイメージは強めでも、消えちゃいたいと思ったことは正直何度もあります。それを経験して思うのは、「生きていても何もない」と考えてしまう場面があるかもしれないけれど、「何かあるかもしれない」という可能性に賭ける価値はなくはない、ということ。たとえ夢が叶わないとしても、続けていたら違う形で報われることもある。だから、一生懸命生きて、踏ん張る価値はあるのかな、と思っています。
ビジネスで勝つのは、想像力を持って何かを生み出そうとしている人
——一緒に働いていて「この人、シゴデキだな」と思うのは、どんな人ですか?
自分の意志・意図を持ち、組織の枠組みに捉われず、自分なりに効率よく業務を進める人は、仕事ができると感じます。逆に、自分を持っていなくて、周りに飲まれている人や、目的がなく前ならえの人は、それで何を成し遂げられるんだろう、と思ってしまう。例えば、何かを売るビジネスで、これまでの統計やエビデンスを元に進めるのは、正直、先が見えてる。失敗はしないし、ある程度の利益は見込めるかもしれないけど、結局それ以上はない。ビジネスにおいては特に、“それ以上”を生み出すスタンスが重要だと思います。相手の立場に立って考えたり、工夫する発想を持っている人が勝つと思っています。昔、「誰かに弁当を渡す際に、弁当だけ持って行く人と、お茶も一緒に持って行く人がいる。後者のように想像力のある人が仕事で何かを生み出せる」と教わりました。それは今でも忘れられない学びのひとつです。
THE RAMPAGE『24karats GOLD GENESIS』
2024年7月24日に発売し、主要チャート4冠を達成した今作は、歴代の24karatsシリーズを正式継承した16人が圧巻のパフォーマンスで”24karats”の進化を表現!“継承”をテーマにした歌詞と、THE RAMPAGEらしい軍団感のある力強いHIPHOPサウンドとチルしたラップのコントラスト、楽曲が進行するに連れインフレしていくテンションがマッチしたこの楽曲で16人が黄金の光を放つ!また、9月11日、12日には東京ドームでの『THE RAMPAGE LIMITED LIVE2024 *p(R)ojectR® at TOKYO DOME 』を開催。
撮影/木村敦(Ajoite) ヘアメーク/oya、Aki(KIND) 取材/坂本結香、所 優里 編集/平賀鈴菜(CLASSY.編集部)