【森 香澄】「一緒に仕事したかったと言われるのが嬉しい。全力で頑張れます」

テレビ東京のアナウンサーを経て

テレビ東京のアナウンサーを経てフリーになり1年、モデルやドラマ主演など活躍の幅を広げている森 香澄さんがCLASSY.7月号に初登場! CLASSY.ONLINEでお届けするオリジナルインタビューでは独立の決断、新たな挑戦の日々、ハードスケジュールの乗り切り方…CLASSY.世代の一人でもある森さんの仕事への取り組み方についてお聞きしました。

――フリーになる決断に、不安は

――フリーになる決断に、不安はありませんでしたか?
アナウンサーという仕事も楽しかったし、ちょうど4年目で仕事も任せていただけるようになっていた時期。不安よりもそれを手放すことや、みなさんと別れる寂しさのほうが強かったです。それでも、まったくやったことないことをやってみたかったんです。挑戦するなら失敗もできる若いほうがいい! 遅いくらいかもしれないと思い、軽やかに選択しました。誰にも相談せず、自分で決断して両親にも事務所を決めてから報告しました。

――独立されて1年経ちましたが、生活は変わりましたか?
まったく違う生活ですね。違う人に毎日会って、違う現場に毎日行く、めまぐるしい1年でした。新しいことを毎日やっていました。毎日挑戦していたなという感じです。そんな日々が本当に楽しいです。オファーをいただけるのも、「一緒に仕事してみたかった」と言われるのもすごく嬉しい。毎回、全力で頑張ろうと思えますし、フリーになってよかったなと思えます。

――そんな中で、大変なことはありますか?
今までは会社に守られていたのだなとわかりました。今はフリーなので全部、自己責任。番組でコメントを振られてもアナウンサーは進行役なので、コメントをする義務もなくかわすことができました。今、ゲストで呼ばれるとそういうわけにはいきません。今まではテレビ局の発言として制限はされていたけれど守られていましたが、今は「森 香澄の発言」として世に出るので、一言の重みが違うなと思いますね。

――挑戦したかった新しいことの

――挑戦したかった新しいことの中で印象に残っているお仕事は?
一番やってみたかったのはお芝居。局アナ時代には足を踏み入れたことのない現場で、新しいところに来た!という感覚がありました。アナウンサーは感情が乗るのはダメなので正反対。お芝居はセリフを覚えて落とし込み、感情を乗せる。「逆のことをやっているな、挑戦しているな」という感じがあります。ドラマはみんなと一緒に作り上げている感覚も楽しいです。入念に打合せをして毎日同じメンバーで撮影するのが逆に新鮮です。

――初主演ドラマ『オトナの授業』が現在放送中ですが、主演を経験されていかがでしたか?
オファーをいただいて、驚きました。一番経験がない座長なので、わからないことはみなさんに頼りました。和気藹々と仲がよかったので、現場では監督と相談しながら一緒に作り上げました。私も全力でやれることはやったので、みんなで作り上げた作品をぜひ見ていただきたいです。

――バラエティ、ドラマ、CMな

――バラエティ、ドラマ、CMなど大活躍ですが、ハードな毎日をどう過ごされていますか?
ドラマ、バラエティ、写真集が同時並行で進んでいた時期もありハードでしたが、辛いと思ったことはなかったです。一歩踏み出してよかったなと。お仕事でご一緒した方からもう一度呼んでいただける喜び、呼んでもらえたことを大事にするようにしています。体力はあるほうですが、睡眠時間が足りなかったりお腹が空いていると元気がなくなります。睡眠不足は一番パフォーマンスが落ちると思っているので、スキマ時間を見つけて寝ています。どこでも寝られるタイプです(笑)。睡眠の質を上げることも心がけていて、食べてから寝るまで2〜3時間は空けるようにしています。お風呂の後のスキンケアに時間をかけたいので、移動の車の中で食事を済ませてしまうことも。そのぶん、人と食べる時はしっかり楽しみます! 食事制限する期間やきちんと食べる時間がない時用にナッツ、こんにゃくゼリー、バナナなどを持ち歩いています。

――仕事がうまくいかなかったり、落ち込んだりすることはありますか?
「今日うまくいかなかったな」と落ち込んだ時は反省点をノートに書き出して、次はこうしようと対策を考えたら、あとは寝て気持ちをリセット。ほかにも辛いものを食べたり岩盤浴で汗をかいたり、「メンタルがヤバい!」というときはヨガにも行きます。食事制限していない時期なら辛いラーメン、食事制限中は辛い春雨スープにヘルシーな具材をたっぷり入れて、汗も涙も水分を出します! そうすると、キレイになった気がして気持ちが美容に切り替わり、またがんばろうと前向きになれるんです。

森 香澄
‘95年東京生まれ。テレビ東京アナウンサーを経て’23年よりフリーに。バラエティ、ドラマ、雑誌のモデルなど多彩に活躍中。5月スタートの初主演ドラマ『オトナの授業』がTOKYO MXにて放映中。

撮影/木村 敦(Ajoite) ヘアメーク/神谷真帆 スタイリング/中村真弓 取材/加藤みれい 構成/中畑有理

Feature

Magazine

最新号 202411月号

9月28日発売/
表紙モデル:今田美桜

Pickup