「間違っているかもしれない」「私なんかが…」と、ついつい考えてしまいませんか?私たちが自信を持てないのは社会に原因があります。「女性が自信を持ちづらい問題」と向き合う識者と根本となる原因を考えました。
キャリアも恋愛も「自信のある私」になるためにできることはありますか?
セルフ・コンパッションを念頭に、今度は「仕事と恋愛」に絞って考えてみましょう。それぞれの識者から自信を取り戻す思考方法を教えてもらいました。まわりの評価ばかりを気にせず、自分をもっと労ってみましょう!
【恋愛編】自立している女性が望まれる時代。仕事の自信を恋愛に活かして
賃金が上がらずジェンダーフリーが叫ばれる今、男性にとって経済的・精神的に依存される恋愛や結婚は負担。つまり、しっかり働いているキャリアのある女性であることが第一条件になる時代です。積み上げたキャリアの自信が恋愛のチャンスを増やす、と肯定的に捉えてみて下さい。
それでも自信が持てない人はチェック項目を考えてみてください。「みんなに好かれなきゃ」「親にも認められなきゃ」「情報収集には熱心だけれど相手との対話が足りない」などの傾向がありませんか?どんな恋愛の格言を参考にするよりも、まず自分でリサーチをすること。「○○が正しくて○○は正しくない」と極端なジャッジをしないこと。また、相手に求めるものが多いと恋人を見つけること自体が難しくなりますし、下手をすると聞こえは立派だけれど人間的に問題がある人と付き合ってしまい、傷つけられて自信をなくすなんてことも。
昨今、性加害など男性不信に繋がりかねないニュースも多く、恋愛に尻込みしてしまう人もいるかもしれません。一方で、東京都が卵子凍結に関する費用の助成を始めるなど、女性のライフスタイルをサポートする視点も出てきています。
相手任せにしたり依存したりすることなく、自分はどんな人生を送りたいのか。まずは自主的に考えるのが、自信を持って恋愛をする一歩となるでしょう。
恋愛で自信を持つためのチェックリスト
◻︎「世の中の男性全員に好かれなきゃいけない」と思っていませんか?
国民全員に好かれる芸能人がいないように、好き嫌いは相性です。自信は持ちすぎると、かえって落ち込みやすくなります。「私のことを好きにならない人もいるけど、好きになる人も絶対いる」という60%の自信でいきましょう!
◻︎「親が望む条件かどうか」で恋愛相手を選んでいませんか?
親との関係がしっくりいっていない人ほど、相手に多くのものを求めてしまうことが心理学の実験でわかっています。親に褒められる基準で相手を探していないか、親がしてくれなかったことを望んでいないか考えてみて。
教えてくれたのは…
ライター/仁科友里さん
会社員生活を綴ったブログが話題となり「もさ子の女たるもの」でデビュー。「間違いだらけの婚活にサヨナラ!」(主婦の友社)が婚活本として話題に。「週刊女性PRIME」で「ヤバ女列伝」連載中。婚活相談は延べ1万件超え。
取材/野田春香 再構成/Bravoworks.Inc