「間違っているかもしれない」「私なんかが…」と、ついつい考えてしまいませんか?私たちが自信を持てないのは社会に原因があります。「女性が自信を持ちづらい問題」と向き合う識者と根本となる原因を考えました。
キャリアも恋愛も「自信のある私」になるためにできることはありますか?
セルフ・コンパッションを念頭に、今度は「仕事と恋愛」に絞って考えてみましょう。それぞれの識者から自信を取り戻す思考方法を教えてもらいました。まわりの評価ばかりを気にせず、自分をもっと労ってみましょう!
【キャリア編】「自信がある」と言える状態は「進んだ!」と自分を褒めて認められた総量と比例します
コロナの流行でVUCA(将来の予測が困難な状態)時代が加速したことにより、生き方の変化を急速に求められ、誰も正解を持っていない中で答えを見つけなければならなくなりました。そのため、自分の持っているスキルに対して不安を抱き、自己効力感の低下が見られたのがここ数年の傾向だと感じています。
しかし逆を言えば、自分の可能性を広げる環境が手に入りやすくなったということ。最近私が女性管理職研修を行う際に必ずお伝えするのは、仕事における自信の量は「完璧じゃないけどここまでできた!進んだ!」と自分を褒め、次の行動をする自分にバトンを渡す量と比例するということ。でも、ほとんどの方が小さな行動を見逃しているし、認めていないし、褒めていません。それがなければ次へ進めないのに…。要は「ないない病」が発生している状態。チェックリスト2点を常に心がけ、少しでも進めたら自分を褒めて、認めましょう。これを続けて1カ月、3カ月、1年経って後ろを振り返ったら、たくさんの自信と勇気が備わった状態になっていますよ。
今、日本は労働人口の減少で女性活躍推進が更に加速しているため、女性の意見・チャレンジを歓迎する時代です。今までよりも挑戦を理解されやすいはず。だから何かしたいと考えているなら自分にないものではなく持っていることに目を向け、挑戦してみて。
仕事で自信を持つためのチェックリスト
◻︎「ない」「できない」と、ないものにばかり目を向けて悩んでいませんか?
今あるものに目が向かず、自分が持つ素晴らしい能力やスキル、リソース、コトに気づかずに悩んでしまう状態。「ないない病」に陥ったときに「自信がない」と感じることはとても多いので、あるものに視点を変えてみて。
◻︎少しの進化を褒めていますか?完璧を求めていませんか?
最初から完璧にはできません。何事も時間をかけて整えられていきますよね。必要なことを確認する、3行文章を書くなど細かい積み重ねが完成や成功に繋がるんだということを忘れず、何かしたら「進んだ!」と褒めてあげて。
教えてくれたのは…
株式会社Hitoiro 代表取締役/山田聖子さん
キャリアカウンセラー&コーチ。自分の可能性を楽しみ生きる(働く)人を増やすため、チームの成果と笑顔(働きがい)を育む。管理職の社外メンターサービス「Good Team」運営。管理職向け「日経10分動画アカデミー」配信中。
取材/野田春香 再構成/Bravoworks.Inc
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