「したくてもしてもらえない」「してあげたいけどしてあげられない」。今、結婚前のCLASSY.世代カップルの間でも悩む人が多いセックスレス。「そもそもなぜレスになってしまうのか」という点から、専門家に取材しました。
セックスレス解消のためにできることはありますか?
拒否されている側の人もしてしまう側の人も、思い当たることがあるかも!?どの原因と解消法も結局はコミュニケーションありきですが、ポイントを知っておくと相手と話がしやすくなるはず。
【原因】相手のNOを軽視している
「伝え方を工夫して伝えなおす」「代替案の提示」など、言葉のコミュニケーションを軸に相手の認知の変化を目指す
拒否する側にはそれだけの理由があり、拒否する側からパートナーへすでに伝えたことがある場合が少なくありません。しかしパートナーが「NO」へ十分な理解を示さなかったり〝これくらい我慢できるでしょ〟と軽視してレスにつながっている場合があります。すると拒否する側は自分でもコントロールできないほどに拒否反応が膨れ上がり状況はさらに悪化。NOを軽視する側へ話を聞くと「本気でイヤだとは思わなかった(きっと大丈夫)」「時間が解決してくれると思った(自分は変わらなくていい)」「それって病気だから治療したら?(自分は悪くない)」といった言葉と、確証バイアス(自分に都合のいい情報だけを集める)の傾向が滲み出てきます。まずはこの状態を解消し、伝え方の工夫、NOの代替案の提示、理解してもらえない場合の関係解消について話し合ってみましょう。
状況から逆引き こんな場合はどうしたらいいですか?
相⼿に拒否されたことがあり、誘うタイミングがわからなくなった
男性に拒否される場合は、男性に何かしらの原因があって断ってくることが多いかと思います。原因は身体的なことを含め様々。ただ責めるのではなく、どんな理由があるのか話しやすい環境を作り、歩み寄ってみてください。
相⼿を家族のように感じてしまい、性的対象として⾒ることができない
「相手を家族のように感じる」は何かしらの言い訳で本質から逃げている場合に出てくる言葉。本当の理由は別のところにあるはず。原因1の答えのとおり、はぐらかすことなく、まずは自分の気持ちを言葉にして伝えることを考えて。
教えてくれたのは…
カウンセリングルームEsolve公認心理師・道場勇太さん
職場での悩みや休職復職へのメンタルサポート、夫婦やパートナー間の問題、心因性の性機能問題やセックスレス改善のカウンセリングなど、様々な心理的サポートを行う。
イラスト/Erika Skelton 取材/野田春香 再構成/Bravoworks.Inc
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