【藤井夏恋さん】「自分が熱量をもって取り組めるものと出合い、向き合いたい」【インタビュー】

ソロとしてさまざまな場所に活躍

ソロとしてさまざまな場所に活躍の場を広げている藤井夏恋さん。かつてはJJでモデルをしていた彼女も、すっかり今では27歳の素敵な大人の女性に。そんな夏恋さんの、気になるファッションのこと、これからの活動のこと、3年後、30代になる自分への展望などについてお話を伺いました。

惹かれるのは、シンプルで品があって尖った雰囲気のあるジュエリー

——今回の撮影で特に印象に残っ

——今回の撮影で特に印象に残っているジュエリーはありますか?
ルイ・ヴィトンのリングが可愛かったです。実際に着けてみて、一番自分っぽいなって思いました。カジュアルにもキレイめなシーンにも使えるデザインも素敵でした。

——今、気になっているジュエリーはありますか?
自分でダイヤのジュエリーを買ったことがないので、ご褒美か記念日に手に入れたいです。デザインは、シンプルでエターナルなものが理想。27歳になり、若い頃はしっくりこなかったものが、だんだん似合うようになってきたと思い始めています。ダイヤモンドもそのひとつ。若いときはうまく着けこなせない気がしていました。でも20代後半になり、トライしてみようかなって。大人になるにつれてジュエリーの選び方も変わってきました。最近は、普段使いにもきちんとしたシーンにも頼れるものや、長く着けられるいいものを選ぶことが増えています。でも、シンプルすぎるのは自分っぽくないな、と感じていて。例えば、カルティエだったら「クラッシュ ドゥ カルティエ」が好き。シンプルで品がありながら、シャープだったりモードだったり、尖った雰囲気のあるジュエリーに惹かれます

——お気に入りのブランドジュエリーを教えてください。
ブランドでいうとカルティエが好きで、自分へのご褒美として手に入れた「LOVE」コレクションのブレスレットとリングはよく着けています。唯一持っている時計も、「パンテール ドゥ カルティエ」。イエローゴールドとスチールのモデルで、ヴィンテージのシルバーリングにも合いそうだなと思って購入しました。

——20代後半になり、ファッションに変化はありますか?
クローゼットを見渡すと全然着ていない服もあるので、もの選びもどんどん変えていこうと思っています。ミニマリストなオシャレの楽しみ方に憧れがあります。最近は、色や柄は着なくなったかな。自分的にしっくりくるのは黒。凹凸があったり、シャリシャリしていたり、いろんな素材の黒を楽しむのが気分です。自然と黒のスタイリングが多くなるので、ジュエリーは大事にしていきたいと思ってます。黒の着こなしに素敵なジュエリーを着けると映えるし、自分の中の理想の大人像に近づける気がしています。

——藤井さんにとって、ブランドジュエリーはどんな存在ですか?
女性を輝かせてくれる存在。大人になってからの自分へのご褒美は、ラグジュアリーブランドのジュエリーが真っ先に思い浮かびます。いいジュエリーを纏うとパッと華やかになるし、ジュエリーが持つそのパワーって素敵だなと思っていて。だから、これからもご褒美や記念日には、自分にジュエリーを贈りたい。「いつかは……」という憧れのジュエリーを見つけることは、仕事のモチベーションにも繋がりますよね。3年後、30歳の記念にもジュエリーを選びたいです。

自分の姿勢で後輩の背中を押せるような人でありたい

——俳優、ブランドディレクション、モデル、と活躍の場が広がっていますが、お仕事の原動力を教えてください。
今振り返ると、10〜20代のはじめは、とにかくがむしゃらでした。E-girlsとしてグループ活動をしていたから、みんなに合わせている部分もありました。でも23歳くらいの頃に、自分の人生をちゃんと楽しもう、という思いが強くなって。自分が楽しいと思えるものって輝くし、顔つきも変わるんですよね。以来、何かを選択する場面では、「自分がこれをして充実感を味わえるのか」とか「熱量を持って取り組めるのか」と向き合うようになって、それがモチベーションにも繋がっています。自分のブランディングを考えて選択する、というのも大切にしていることのひとつ。ありがたいことに、子どもの頃から周りに素敵な大人の方がたくさんいて、そういう方たちに仕事の向き合い方を勉強させてもらっています。

——お仕事で悩んだり、落ち込むことはありますか?
今はあまりないですね。ただ、2年前に俳優業を始めた頃は、たくさんの刺激をもらいました。それまでちゃんとしたオーディションを受けてこなかったので、書類選考から入って、オーディション現場に行って自己紹介して、特技やお芝居を披露するっていう経験自体が初めてで刺激的でした。ずっとグループとして活動していて、いつもメンバーと一緒だったから、ひとりで現場に行くことにも戸惑いましたが、いろんな経験ができて視野も広がってよかったと思っています。

——20代後半になり、後輩も増えていると思います。「藤井さん的先輩の心得」を教えてください。
確かに後輩は増えています。特に親交があるのは、iScreamとGirls²。「ずっと好きでした」とか「髪型、真似してました」と言ってくれるメンバーもいてうれしいですね。ごはんにも行きたいのですが、未成年だから夜は誘いにくくて(笑)。もう少し大人になったら誘いたいです。先輩の心得としては、私はいい意味で先輩っぽくしなくていいと思っています。先輩だからと言って「アドバイスしなきゃ」とか「引っ張っていかなきゃ」と気負いすぎずに、先輩としての立ち位置をキープすることが大事。昔好きだった、ではなく、今も尊敬される先輩であることがいちばんだから、自分自身も努力する意識を忘れない方がいいと思います。E-girlsでは年上のメンバーが多かったから分かるのですが、後輩は先輩の背中を見ているもの。自分の在り方や姿勢で後輩の背中を押せるような先輩でありたいです。

——CLASSY.のキーワード「Well-Being」にちなんで、藤井さんが自分も周りも幸せでいるために大切にしていることはありますか?
例えば、落ち込むことや嫌なことなど、自分にマイナスなことが起きたとき、それを長引かせないように意識しています。マイナスなオーラを発していると周りに伝わるし、不安にもさせてしまうから、切り替えスイッチを入れます。みんなの前でネガティブなことを話すと、その場全体の空気が重くなってしまうから話しません。美味しいごはんを食べたり、自分にちゃんとご褒美をあげたりして、気持ちをコントロールするスイッチを持つことは大事だな、と。そうすることで周りもハッピーでいられると思うんです。

——3年後は、どんな未来を見据えていますか?
3年後は30歳。30代は憧れの年代なので、早く30歳になりたいです。自分が思い描く30歳は仕事もしつつ、例えば結婚だったり、家庭を持っていたりして、プライベートも充実しているのが理想。ライフステージが変わっても、仕事はずっと続けていきたいです。表はもちろん、裏方の仕事にも興味があるので、自分で限界を決めずに挑戦し続けたい。仕事もプライベートも楽しめる、余裕のある女性に近づいていられたらいいな、と思います。

藤井夏恋 ふじいかれん

1996年大阪生まれ。2008年10月、Happinessのメンバーとして活動をスタート。アーティスト、モデル活動を中心に、近年は女優業・ファッションブランド「NEROLI」のディレクター等、活動の幅を広げている。

【衣装】
ニット¥25300(ウーア/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ みなとみらい店)キャミソール¥10,900(バナナ・リパブリック)パンツ¥13,200(ジーンズファクトリークローズ/ジーンズ ファクトリー 卸団地本店)ピアス¥6,600(オクト)

【問合せ先】
バナナ・リパブリック br_info@bananarepublic.jp / ジーンズ ファクトリー 卸団地本店 088-861-5100 / オクト info@0910.tokyo

撮影/嶌原佑矢(UM) モデル/藤井夏恋 ヘアメーク/森野友香子(Perle Management) スタイリング/三好 彩 取材/坂本結香 構成/永吉徳子(CLASSY.ONLINE編集室)

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最新号 202412月号

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表紙モデル:山本美月

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