【渡邊圭祐さんインタビュー】CLASSY.世代の渡邊さんが考える〝ウェルビーイング〟なこと

ドラマや映画で活躍している渡邊圭祐さん。舞台出演3作目となる『無駄な抵抗』が11月に世田谷パブリックシアターで開幕します。インタビュー後編では渡邊さんが実践している〝ウェルビーイングなこと〟ついてお話を聞きました。

――仕事への姿勢やプライベート

――仕事への姿勢やプライベートの考え方など、渡邊さんがメンタル面で意識している〝ウェルビーイングなこと〟があれば教えてください。
自分がまず楽しむことを意識しています。エンタメ業界で働いている身として、自分が本気で楽しんでいないと見てくださる方も楽しめないと思いますし。加えて、それに無理がないというか。自分が本当に好きなことじゃないとそう実現できないと思うので。僕は自分が楽しめないと思ったら、この仕事はやめるってずっと言っているので、楽しむことは意識しています。

――毎日お忙しいと思いますが、

――毎日お忙しいと思いますが、健康管理や体力をキープするために食生活や運動などフィジカルな面で気を付けていることはありますか?
ないです(笑)。健康や体のためにみんな頑張っていると思うのですが、実際は無理してるんじゃないかって勝手に思っています(笑)。習慣になってるのかな。ビタミンなどサプリを摂る方もいらっしゃるじゃないですか。僕も特に舞台中は喉を労わるためにビタミンを摂ってますし、普段も意識的に水を飲んだりしてますけど、無理してますもん(笑)。湯船に入るのも「めんどくさいな、シャワーだけでいいな」って本当は思ってるけど、「明日のためだもんな~、入っとくか」って毎日入る。無理なくということに無理があるという気がしてますね(笑)。そういう意味で意識的にやってるのは、ビタミンを摂る、水を飲む、毎日湯船に浸かるの3つかな。あと時間があれば、運動したり。バスケが好きなので、スケジュールが合えば友達とバスケをしたりしますけど、それは趣味ですね。

――舞台中は喉のためにビタミン

――舞台中は喉のためにビタミンを摂るということですが、長期の舞台期間中、体調管理のためにほかにもやっていることはありますか?
基本的にお茶は飲まないのですが、舞台期間中は喉にいいお茶をずっと飲んでいます。あと体力の消耗が激しいので、合間でずっとごはんを食べています。2公演ある日は、1日5、6食は食べるんじゃないかな。もちろん1回の食事量は減らしてますが、楽屋にはけるタイミングがあれば、そこでバナナを食べたり。あとは普段はしないストレッチをして筋肉をほぐして、喉にも負担がかからないように気をつけたり。負担がかかったときは喉にいい飴などを摂って、喉のことをいちばん気にかけています。

――すごく忙しい時や疲れを感じた時などにリラックスする方法、リフレッシュするためにやっていることはありますか?
忙しい期間が終わったタイミングでお酒を飲むことです。お酒を飲む、めっちゃ寝るっていうのが結果、健康にいいと思っています。自分にエネルギーを与えるためにも大事なことなのかな。

――「これがあると頑張れる!」

――「これがあると頑張れる!」というもの、自分へのご褒美的なものはありますか?
それがあるから頑張れるというほど喜べるものはないです。物ではないですけど、地元に帰る予定があると頑張れるのかな。ある期間を走り切った後に地元の仙台に行く予定があると「あともう少しで仙台だ!」って思うかもしれないです。僕は25歳まで仙台にいたので、交友関係やいろんな繋がりなど僕のベースは仙台で構築されていて。そういう意味で、仙台に帰れるのは嬉しいです。基本、友達と会ってお酒を飲むことしかしないんですけど、仙台にいた頃に戻れるような気がして。地元愛は強いですね。ただ、前々から予定するほど特別なことではなく、帰れそうだなってときに帰る。仙台に行くのは家に帰るような感覚というか、仕事が終わったら家に帰るのと同じで僕にとっては普通のことなんです。

渡邊圭祐
‘93年11月21日生まれ 宮城県出身●’18~‘19年『仮面ライダージオウ』でデビュー。ウォズ/仮面ライダーウォズ役を好演し注目を集める。最近の主な出演作はドラマ『チェイサーゲーム』『私のシてくれないフェロモン彼氏』、映画『ブラックナイトパレード』『恋のいばら』『わたしの幸せな結婚』、舞台『彼女を笑う人がいても』『アンナ・カレーニナ』など。WOWOW連続ドラマW-30『アオハライド Season1』が9月22日より放送・配信スタート。WOWOW連続ドラマW『OZU~小津安二郎が描いた物語~』が11月に放送予定。

『無駄な抵抗』
独創的な視点で不思議な世界を描く前川知大と世田谷パブリックシアターのタッグによる新作。ギリシャ悲劇をベースに「運命」を描く。舞台は現代。日常において、人生を大きく左右する選択や自分ではどうにもならないことにどう対処するのか。誰もが人生で経験することに自由意志と運命がどう拮抗するのかに迫る。作・演出/前川知大 出演/池谷のぶえ 渡邊圭祐 安井順平 穂志もえか 松雪泰子ほか。●11月11日(土)~26日(日)世田谷パブリックシアターhttps://setagaya-pt.jp 12月9日(土)~10日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール https://www.gcenter-hyogo.jp/

【衣装】ジャケット¥385,000ニット¥437,800パンツ¥123,200(すべてゼニア/ゼニア カスタマーサービス 03-5114-5300)
撮影/杉本大希 ヘアメーク/木内真奈美(Otie) スタイリング/荒木大輔 取材・文/駿河良美 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)

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表紙モデル:山本美月

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