止まらない物価上昇に引き換え、上がらない賃金。「貯蓄から投資へ」とする政府のスローガンにもどう対応すればいいのかよくわからなくて不安。それでも服は欲しいし旅行にも行きたい!一体いくらあれば、私たちは安心できますか!?
これからの人生こんなことにお金がかかる!
30歳女性がこれから経験するであろう大きな出来事とそれにまつわるお金を試算してみました。気の遠くなるような数字が出てしまいましたが、このお金を準備するのは「自分」なんです。
【特定不妊治療を受ける】25万5,000円(※)
国民健康保険適用後の平均金額。助成金もありますが、医療機関によって金額が異なり、より高度な治療へ進んだり、保険適用されない自由診療ではさらに高額に。体外受精や顕微授精は1周期あたり数十万円。卵子凍結も含めると+100万円以上の準備が必要に。(※)厚生労働省「令和2年度事業実施状況調査」から、採卵~新鮮胚移植~妊娠判定までにおいての平均値をもとに本誌にて算出
【出産をする】47万3,315円(※)
(正常分娩のみ・室料差額等を除く)
出産育児一時金(1児につき一律50万円、産科医療補償制度に加入していない医療機関等での出産は48.8万円)がありますが、支給時期は申請から1~2カ月後と時差が。公的病院か私的病院か、また地域により価格差があり、無痛分娩の場合はここからさらに10万〜20万円増えるのが一般的。
(※)厚生労働省「第155回社会保障審議会医療保険部会資料」/令和4年10月13日
【子供を育てる】約3,259万円〜(※)
(小学校から大学まですべて公立校に通った場合の最低額)
養育費と教育費を含めた金額。私立学校に通わせた場合・大学の学部選び(医学部や歯学部は高額)・一人暮らしをさせる場合はまた大きく金額が跳ね上がります。さらに習い事や子供の趣味のお金などを加えると膨大な金額に…。
(※)内閣府「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」
文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」
独立行政法人 日本学生支援機構「平成30年度学生生活調査結果」をもとに本誌にて算出
漫画・イラスト/谷口菜津子 取材/野田春香 再構成/Bravoworks.Inc
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