後輩男子とのコミュニケーション、うまくいっていますか?
性別も違えば年齢も違う、後輩男子。いまいち何を考えているのかわからない……と悩む女性も少なくないのでは。
そこで今回は、女性の先輩や上司がいる後輩男子に聞いた“アラサー女性に言われて嬉しかった一言”をご紹介します。
1.「一人で抱え込みすぎないでね」
「目の前の仕事を追いかけている時って、孤独なんですよね。自分一人でなんでもやっているみたいな。でも実際は自分一人じゃ何もできないし、自分に余裕がない時ってそういうことも忘れがち。だから、そういう時に『ひとりで抱え込まないで』『みんながいるから』って言われたらすごく救われた気持ちになりますね」(26歳・出版)
目先の仕事をこなすことで精一杯になっていると、視野が狭くなりがちです。また、気持ちの余裕もなくなり、ついふさぎこんでしまう男性も。
そんな時、一人じゃないとわかるとすごく心強く感じるのだそう。仕事が忙しく、切羽詰まった様子の年下男性にかけてあげたい一言です。
2.「頼りにしてるし、頼りにしてほしい」
「実際に言われて嬉しかったのは、同じチームの先輩に言われた『頼りにしてるし、頼りにしてほしい』という言葉です。自分だけで頑張るんじゃなくて、周りの人に頼ってもいいんだって思えて、すごく気持ちが楽になりました」(28歳・通信)
ともに支え合い、助け合う。そう心では思っていても、なかなか言葉にして伝える機会は少ないかもしれません。
しかし、思っていても言葉にしなければ伝わらないもの。時には「頼りになるけれど、もし困ったことがあった時はすぐに相談してね」など、声をかけてあげると良いのでしょう。
3.「君のおかげで、みんな良い雰囲気で仕事ができる」
「新人研修の後に配属されたのが、自分以外ベテランの人しかいない部署でした。正直足手まといになっていると感じていたんですけど、とにかく前向きにやるしかないとがむしゃらにやっていたら、評価面談で上司に『あなたがいるとチームが明るくなる』と言われて。仕事はまだまだ未熟だけど、そういう貢献の仕方もあるんだって嬉しくなりました」(25歳・不動産)
自分のした仕事の内容について褒められるのも嬉しいものですが、職場の雰囲気であったり、職場の人との関係の築き方であったり、直接の仕事ではない部分を認められるのも嬉しく感じるそうです。
実際にしている仕事以外の部分だと、その人自身が役に立っていても気付いていないケースが多いもの。新しい自分の長所にも気づけたことで、年下男性の自信にも繋がるのでしょう。
4.「あなたならどこに行ってもやっていける」
「自分が転職する時、お世話になった先輩に報告をしたらランチに誘われたんです。ランチでこれまでの仕事のこととか転職先での仕事の話をした後、最後に先輩から『あなたならどこに行ってもきちんとやっていける。私が保証する』って言われた時は泣きそうになりました。自分も、転職する人にはそうやって勇気づけてあげたいなって思いましたね」(31歳・専門商社)
若い人が転職を決意することも多いこの時代。一緒に仕事をしてきた身近な先輩からあたたかいエールをもらえると、認めてもらえていたんだと自信になり、転職への不安も和らぐのでしょう。転職後も良い関係を築けるよう、気持ちよく送り出してあげたいものですね。
いかがでしたか? 後輩男子には、今回ご紹介したような一言を伝えてあげると喜ばれるようです。「男性だから……」「年下だし……」と変に考えすぎず、上記の言葉や、自分が後輩だった頃に上司から言われて嬉しかった言葉を思い出してみてください。
他人の心は読めないもの。たった一言であっても“言わなければ伝わらない”と心得て、後輩男子にきちんと伝えてあげましょう。
文/大内千明 画像/Shutterstock(Antonio Guillem、Angelo Cordeschi、ESB Professional、OPOLJA、Volha_R)