SixTONES・京本大我さん「ドームの広さを感じて、自分のパートになったとき、一瞬『歌詞なんだっけ?』って(苦笑)」【特別インタビュー後編】

前回の取材でお寺や神社巡りが趣

前回の取材でお寺や神社巡りが趣味と話してくれたSixTONESの京本大我くん。そのときにお聞きした「理想のデートプラン」もヒントに、新緑が美しい神社と一軒家の和食屋さんへ。インタビューでは今、考える理想のデートや6月リリースの10thシングル『こっから』のお話に加え、個人活動についての思いも語ってくれました。

『こっから』は自分を奮い立たせるような“強い情熱”を感じられる楽曲

――熱いラップのマイクリレー×生バンドが魅力の『こっから』。どんな楽曲ですか。
「『うやむや』もそうでしたが、SixTONESは意外に反響が大きかったジャンルの楽曲にまたトライすることがあって、『人人人』の生バンドを入れたMVがYouTubeで盛り上がった手応えも感じて、こういう方向性の楽曲になりました。でも『人人人』とはまた違う魅力がしっかりあるし、自分を奮い立たせるような歌詞で強い情熱が感じられる。僕自身も中学の頃からRADWIMPSさんなど言葉遊びがある早口系の曲が大好きで『あの早口を覚えたい、歌えるようになりたい』って練習してたんですよ。『こっから』もファンの方を含め聴いてくださった方々が、歌えるようになりたいって闘志を燃やしてもらえるような曲であればいいな。難しいぶん、中毒性もあるのでフルで聴きこんでもらいたいし、MVも『ABARERO』とは違うカッコよさなんで楽しんでほしいなと思います」

――レコーディングで意識したところは?
「(田中)樹に続く最初の歌割り部分はアプローチとして大事なので、かなりのバリエーションを録りました。ジェシーや樹はいかつい歌い方をするので、逆に俺はマイルドなニュアンスを求められたんですが、ぶっちゃけ、いかつくも歌える自信があるんです。なので、がなるパターンやクセの強いパターンも多く録りましたけど、6人のバランスも考えてマイルドなバージョンが使われてました(笑)。でも、ライブは俺次第なんで。これからの歌番組も含め、音源とはまた違う歌い方でファンの方に楽しんでもらえたらなと思います」

――初の単独ドーム公演も大成功。大阪公演初日のドームの景色はいかがでしたか?
「自然と体が力むっていうか…。追加公演ってこともあるし、生意気な話、あまりドームを意識したくなかったし、SixTONESがガチガチで出てくんのもダサいなと思って(笑)。いつもどおりのライブみたいにスタートできるのが理想だったんですけど。俺のことで言うと、最初にバーッってお客さんが見えた瞬間にリハーサルでは感じなかったドームの広さを感じて、自分のパートになったとき、一瞬『歌詞なんだっけ?』って(苦笑)。ミスらなかったし、3曲目ではもう平気になったけど、一瞬乱れかけたくらいドームってひと味違うんだなと。’18年の初単独アリーナの緊張感を思い出しましたね。でもスタッフの方々にはいつもどおりのSixTONESだったよって言われました。初ドームでバックにジャニーズJrやダンサーさん、バンドさんがいないのはジャニーズではなかなか珍しい挑戦でした。Jrには今までも出てもらったことがないから、ドームでJrを上手く立たせてあげる術がないし、お互い緊張しちゃうと思って(笑)。いつも堂々と外周を歩いてるところにJrのみんながいたら、緊張するじゃないですか。特に俺は人見知りなんで(笑)。『今回は6人でいきます!』ってメンバーで決めました」

SixTONES
10thシングル『こっから』
4月リリースの『ABARERO』に続く、6月14日(水)発売の10thシングル。どれだけ上手くいかなくても天才じゃなくても、「こっから」始めよう!という強い決意と情熱溢れる応援歌。髙橋海人(King&Prince)とメンバーの森本慎太郎が主演する日本テレビ系日曜ドラマ『だが、情熱はある』主題歌としても話題。【初回盤A】【初回盤B】【通常盤】の3形態でリリース。

Taiga Kyomoto
’94年12月3日生まれ 東京都出身 血液型 B型⚫SixTONESとして、’20年1月『Imitation Rain』でCDデビュー。デビュー前より数々のミュージカル作品に出演し、主な出演作はミュージカル『エリザベート』、ディズニー・ブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』(主演)、『流星の音色』(主演・劇中音楽も担当)など。映像作品でも活躍し、ドラマ『束の間の一花』『ハマる男に蹴りたい女』、映画『TANG タング』などに出演。SixTONESとして『バリューの真実』に出演中。

取材・文/駿河良美  再構成/Bravoworks.Inc

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