【オオカミちゃん出演で話題】活動休止に新メンバーの加入。Mikakoが語る! FAKYとして歩んだ10年

Netflixリアリティシリーズ『オオカミちゃんには騙されない』に出演し、大きな注目を集めているFAKY・Mikako。彼女が所属するFAKYって、どんなグループ? 山あり谷ありだったというこれまでの活動について、自身の言葉で語ってもらいました。グループ結成から今年で10周年を迎えるFAKY。「辛い時期があったからこそ今の自分がある」ーー当時の本音や今だから話せるエピソードなど、読み応えたっぷりのインタビューをお届けします。

2013年にグループ結成するも、その後活動休止に。FAKYの10年をプレイバック

―2013年にFAKYが結成さ

―2013年にFAKYが結成され、今年で10周年。Mikakoさんは結成初期からのメンバーですが、結成当時の気持ちを教えてください。
グループが結成されたときは、とにかく不安でしたね。当時私は福岡で高校生をしていたんです。音楽を学ぶことができる高校「C&S学院」に通いながら、エイベックス福岡校のアカデミーに高校2年生のときから通い始めて、学校とアカデミーのレッスンを掛け持ちする生活をしていました。「FAKY」というグループをつくるという話をいただいたのは、ちょうどアカデミーに通い始めた頃。お話をいただいた時点で「やりたい」と即答しました。その後1年くらいメンバー選定の期間があって、土日に上京してレッスンしたりレコーディングをしたり。そして高校の卒業と同時に「FAKY」のメンバーになることが決まって、すぐに上京しました。夢を目指すために上京したのに、不安な気持ちがすごく大きかったのを覚えています。

―当時の気持ち、不安と楽しみを割合でいうと、どれくらいでしたか?
もちろんワクワクする気持ちもありました。だけどこんなにも早く親元を離れる日が来るとも思っていなかったし…。半々くらいだったかな。最終的には自分で決めた道だから自分の足で歩こう!という前向きな気持ちが勝ちました。「不安に思っていても仕方がないし、自分を信じてやるしかない!」と思って自分を勢いづけていた感じですね。

―2013年7月の結成後1年も経たない2014年6月に“活動休止”を発表しました。当時を振り返ってどう思いますか?
すごく苦しかったです。覚悟を決めて上京したのに、「なんで?」というのが正直な気持ちで。悔しいし、苦しかった。ただ、今思い返してみると、あの時間があってよかったと思いますね。あの経験が無かったら、今の自分はいなかったと思います。必要なことだったんだな、って感じています。

どんなにしんどい出来事が起きても…「“FAKYを辞める”という選択肢はなかった」

―苦しい時期があったからこそ気

―苦しい時期があったからこそ気づいたこともきっとたくさんありますよね。当時のことを前向きに捉えられるようになったのはいつから?
Akinaが加入して4人になったタイミング(※2015年10月)ですね。当時のメンバー3人(Anna、Lil’Fang、Akina)にすごく支えてもらったんですよね。楽しいことだけじゃなくてキツいことも共有できた仲間で、私の中ではすごく大切な存在です。「活動休止を乗り越えたからこそ、このメンバーと一緒にいられるんだな」と思えたし「このメンバーとなら苦しくてもいいや!」と思っていました。メンバーには本当に恵まれていて、特にLIL’ FANGとはもう10年以上の付き合い。仲間の存在もあって“FAKYを辞める”という選択肢を考えることもなく、ここまでやってこれたなと感じています。

―活動を再開し、メジャーデビュー前に発売された『CANDY』は当時iTunes総合トップアルバムでアリアナ・グランデ、レディオヘッドに次ぐ3位を獲得。アーティストとしてとても素晴らしい快挙でしたが、実際その時はどんな気持ちでしたか?
素直に嬉しかったです。「がんばっていてよかったな」と思いました。音楽で自分たちを表現したいという気持ちがずっとあったので、自分たちの楽曲が世界で結果を残せた、認められたことはひとつ自信に繋がりました。「ここからまた走ろう!」という気持ちが強くなったのを覚えています。

山あり谷ありの10年。体も心も追いつかないほど多忙だった日々も…

―今年で結成10周年を迎えます

―今年で結成10周年を迎えますが、いちばん記憶に残っている年を挙げるならいつでしょうか?
2016年ですね。ミニアルバム『CANDY』を出して、リリースイベントで地方を回ったんです。毎日のように日本各地を飛び回って、ライブをしたり、地方のラジオに出演したり。目まぐるしいスケジュールに心も体も追いついてこなかったのを覚えています。地方でライブして、またに東京戻って、また地方へ行って…。この時期は周囲からいろんなことを言われた時期でもありました。「FAKY大丈夫なの?」とマイナスなことも言われているのをわかりながら、葛藤する日々で…。苦しいことが多い毎日で、とても記憶に残っています。だけど、当時の葛藤を歌った楽曲は、その経験があったからこそ作れた歌。あの時期がなかったら今の自分がいないなって思うから、あの時の自分と当時のメンバーには「ありがとう」って伝えたいです。

―その後2017年に3rdミニアルバム『Unwrapped』で待望のメジャーデビュー。心境の変化はありましたか?
実は、それほど変わったことはなかったんです。メジャーデビューしてもそれまでと音楽活動の内容を変えるというわけでもなかったですしね。だけどひとつ挙げるなら、それまでは配信リリースというデジタルだった自分たちの音楽が、CDとして形になった瞬間には感激しました。「自分たちの音楽がこうして手で触れるんだ」ということに感動したし、そういう意味では「変わったな!」と思いました。本当に嬉しかったです。CDという重みのある形になった自分たちの音楽がFAKYを好きでいてくれる方のところに届くんだと思うと、「早くみんなに届け、届け〜! 」って。

「私たちの曲で勝手に遊んでくれる」海外ライブで感じた面白さ

―2019年には新しいメンバー

―2019年には新しいメンバーを迎え、ブラジルやカナダなど海外ライブも行いました。海外へ進出するにあたって不安なことはありましたか?
不安は無かったです。新しいメンバーのHinaとTakiと一緒にがんばるぞ!という気持ちでした!海外でライブをして感じたのは、海外の方は日本の方とはまた違った音楽の楽しみ方をしてくれるということ。私たちの曲で勝手に遊んでくれる。“勝手に”というと言葉が乱暴かもしれないですが、自由に音楽を楽しんでくれるんだなって感じました。日本ではコールアンドレスポンスのような形でこちらから会場をリードすることも多いけれど、海外だと感じたままに踊ったり歌ったりしてくれる。自分たちの音楽をこんなにも体で感じ取ってくれているんだ!という姿を目にすることができて、自信にもなりました。日本のライブも大好きですが、海外のライブもまた違った楽しさがあって好きですね。あと、日本からわざわざ海外公演に来てくれる方もいるんです。それもすごく嬉しいですね。

―紆余曲折を経て、今年でグループ結成10周年。一番記憶に残っていることは何でしょうか?
本当に全部…! どのライブもかけがえがないし、選ぶのが難しいですが、ライブ以外で挙げるとメンバーが4人だったときに行った台湾かな。2daysのライブを終えて日本に帰る前に、メンバーと現地で出かけたのがすごく楽しかったです。ホテルのプールに行ったり、みんなお酒を飲める年齢だったので、みんなでお酒を飲んだり。そこでたくさん話したのをすごく覚えていますね。これからのFAKYの話とか、お互いのプライベートの話とか、とにかく熱く語った夜でした。

10年という年月を経て変わったこと、それでもずっと変わらないこと

―10年という長い歴史で、ご自

―10年という長い歴史で、ご自身にもさまざまな変化があったと思います。この10年で変わったと思うこと、逆にずっと変わらないこと、それぞれ教えてください。
変わったところはコミュニケーションのスタイルですかね。丸くなりました(笑)。 気が強かったというか、すごかったんですよ。何か意見があったらブワ〜ッと言ってしまう。マネージャーさんに「もっとこういうライブに出たい!」とか「こんな活動をしたい!」とか言いまくったり。今思うと本当に子どもだったなと思います。

―逆にこの10年で変わってないところはありますか?
体型かな…(笑)。10年本当に変わっていません。体重も、身長も。衣装を着るし、人に見られる仕事だから、変わらないよう気をつけているところでもありますね。

今楽しみなのは次のワンマン「これからの私たちを見ていてください!」

―10年という月日を経て、当時

―10年という月日を経て、当時思い描いていた未来の姿と今の自分にギャップはありますか?
メンバー編成の変更が2回あったから、グループ結成当時に描いていた「10年後のFAKY」と違うけれど、FAKYというグループを続けている、守れているという点でいうと想像通りかなと思います。入れ替わりが早い時代だし、この10年のうちに他のダンス&ボーカルグループのメンバーの脱退や卒業を近くで何組も見てきました。それらすべてがマイナスなことではなかったけれど、その度に自分に「もっと頑張れ、FAKYを守れ」と言い聞かせてきたんです。だから今もなおFAKYでいられることに本当にありがたいし、自分のなかで決めたことをずっと続けていることに感謝の気持ちがとても大きいです。メンバーにもスタッフにも感謝です!

―10年の活動のなかで一番嬉しかった出来事を教えてください!
これも多すぎて、ひとつに決められない…(笑)。一番最近の出来事で言うと、ワンマンでZepp規模のライブが決まったことです。10年かかりました。でも、私の中でこの10年は大きかったし、無駄じゃなかった。FAKYを大切に思い、守り続けるために考え抜いてきた10年だったので規模を広げてライブができることが本当にうれしいです。ここからまたギア入れ直していこうと気持ちを新たにしています。これからの私たちのことも、見ていてください!

PROFILE
Mikako(ミカコ)。1994年6月7日生まれ。29歳。A型。福岡県出身。ルーツもスタイルも異なる最強の5人が集結(=ユニオン)して誕生した5人組ガールズグループ「FAKY」のメンバー。黒髪ボブへアと美肌、ショートパンツに映える美脚がトレードマーク。メンバー1のファッションリーダーとして、FAKYのビジュアルコーディネートを担当し、独自のファッションセンスで幅広い世代から注目を集める。6月11日から配信スタートしたNetflixシリーズ『オオカミちゃんには騙されない』(毎週日曜 後10:00独占配信)に出演中。

2024年1月13日、KT Zepp YokohamaにてFAKYワンマンライブも決定!
>詳細はこちらから

<衣装詳細>
ロンパース¥18,000(バナナ・リパブリック)ネックレス¥15,400<エムシー・スタジオ>リング¥4,620<フル・オブ・グレイス>(ともにZUTTOHOLIC)ブレスレット¥13,200(チビ・ジュエルズ/チビジュエルズ・ジャパン)

<お問い合わせ先>
ZUTTOHOLIC http://zuttoholic.jpn.org//チビジュエルズ・ジャパン http://chibijewels.jp//バナナ・リパブリック 0120-77-1978

撮影/田形千紘 メーク/桑野泰成(ilumini) スタイリング/中村真弓 取材/石津愛子 構成/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)

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最新号 202412月号

10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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