私が出会った残念なオトコ図鑑 第1回~色黒商社おじさん~

読者たちがリアルに出会った「残念…」な男性をこっそり暴露していきます!

楽しいはずの華金がただの接待と

楽しいはずの華金がただの接待と化した六本木の夜

大手商社マンとの合コンにて。メンズの中に一人だけ、推定アラフィフ、松崎しげる似の真っ黒に日焼けしたおじさんがいたんです。既婚者だろうと思い、「結婚してますよね?」と聞くと、「どうかな?」と白すぎる歯を見せてにやり。…キ、キモイ! 全員同じ部署ということで、おじさんが上司なのは明らか。ドリンクや食べ物の素早いサーブはもちろん、トークの最後に必ずおじさんを立てるオチをつけるなど、女子ではなく上司にばかり気を使う部下たちにウンザリ。早く解散したかったのに、おじさんのワガママで渋々、二次会のカラオケへ。
「いつものアレ入れます!」着いて早々に部下がリモコンで予約したのはEIXLE。イントロが流れ出すと、勢いよく立ち上がったおじさんがシャツを脱ぎ、上半身裸に!バキバキに鍛え上げた体と黒光りする肌を見せられ、絶句する女子。続いて部下も次々に脱ぐ。中にはもやし体型の人もいて、それはそれで見るに耐えない…。そのまま数曲歌い踊り、おじさんがトイレに立つと、ぐったりと座り込んでしまったもやしダンサーズ。そして戻ってくると、またシャキッと立つ。その姿はまるで軍隊。結局この夜、半裸ショータイムは終電過ぎまで繰り広げられました。
疲れてぐったりしていた翌日のお昼、携帯にメッセージが。「今、香港にいます。次は○○ちゃんのお友達を誘ってご飯しませんか★」なんとおじさんは出張のため、カラオケの数時間後に飛行機に乗っていたのです。その体力は認めます。が、もう絶対に会いたくありません…。(32歳・広告代理店)

イラスト/つぼゆり

Feature

Magazine

最新号 202412月号

10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

Pickup