「もし、柏木由紀さんが〇〇だったら…」そんな妄想ストーリーに乗せて、7つのワークスタイル別にCLASSY.ベーシックを着こなしてくれたAKB48柏木由紀さん。SNSで見せる等身大の姿が共感を呼び、ますます人気を高めている柏木さんが、“現役アイドル”として活動していくなかで感じたアイドル像の変化とは? これまでの歩みを振り返りつつ、未来への展望を聞かせてもらいました。
考えをきちんと持っている人が支持されるようになってきたー16年の経験で感じたアイドル像の変化
——柏木さんがAKB48に入った当時と今では、アイドルを取り巻く環境が大きく変わったと思います。どのように変化していると思いますか?
私がアイドルを始めた16年前は、とにかく与えられたことをちゃんとやることが求められていたし、そこに違和感もありませんでした。でもSNSが普及して、いろんな意見が重宝される時代になった今は、やるべきことをやりつつも、自分の意見をちゃんと発信することも求められていると思います。可愛く歌って踊っていればいいわけじゃなくて、ひとりの人間としての考えをきちんと持っている人が支持されるようになってきたと実感します。
——YouTubeでは、本音トークもされていますが、柏木さんご自身が発信する上で大事にしていることは何ですか?
様々な考え、意見の人がいることは理解するようにしています。ひとつの物事についても多角的に情報収集した上で、改めて自分はどう思うか向き合います。いろんな人が自分の発信を目にするので、周りの意見をキャッチすることは大事にしていて。私、エゴサもめっちゃするんです。自分にまつわることで1個も見落としがないくらい。もちろん中には自分と違う意見もありますが、それに納得するときもあるんですよね。ネガティブな声も学びや気付きに繋がるので、SNSの反応に向き合うときは、冷静に情報の取捨選択をするように心掛けています。どんな意見も参考程度に見るようにしていて、ネガティブな反響で感情がぶれることはないです。
30代は“ひとりの人間として”もっと充実した毎日を送りたい
——柏木さんが、自分も周りもハッピーでいるために心掛けていることはありますか?
人の喜びや笑顔のために何かをすることが好きだし、自分が1番幸せになれることでもあります。私のように誰かのためにがんばることが幸せな人もいれば、自分の好きなことをやることで輝く人もいる。人によって幸せの基準は違うから、それを見つけることが大事だなと思っています。あとは、テンションが上がらないことはなるべく避ける。CLASSY.読者のみなさんは、仕事上難しい部分もあるかもしれませんが、人付き合いとか人間関係でも、しっくり来ないことは断る勇気を持っていいと思うんです。そうすることでメンタルが安定するし、ハッピーでいられるので、苦手なことは極力避けることも心掛けています。
——では、最後にどんな風に30代を重ねていきたいか、教えてください。
20代は仕事しかしてこなかったし、常にアイドルであることを意識して過ごしてきたので、30代はひとりの人間としてももっと充実させていきたいです。今は何をするにも仕事が最優先で、例えば仕事前の空き時間も「ここで買い物とかご飯に行ったら、この後の仕事が100の力でできないんじゃないか」と思ってしまって、家にいることがほとんど。だいぶ仕事に左右されるタイプなので、これからはもう少し肩の力を抜いて、人間・柏木由紀としての楽しみや好きなことも見つけたいです。グループを卒業した同世代の子たちは、車でドライブやご飯に連れて行ってくれたり、ゴルフを始めたりして、自分時間も楽しんでいるところを羨ましく思っています。私も運転したり、ひとり旅に行ったり、これまではできなかったことにも挑戦して、行動範囲も人間関係も広げたい。プライベートも充実させることが30代の目標です。
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シャツ¥23,100(アストラット/アストラット 新宿店)パンツ¥49,500(スタニングルアー/スタニングルアー 新宿店)イヤリング¥7,350(アビステ)ブレスレット¥9,350(イン ムード/フォーティーン ショールーム)
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撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉(モデル)、五十嵐洋(静物) ヘアメーク/木部明美〈PEACE MONKEY〉 スタイリング/平沼洋美 取材/坂本結香 構成/宮島彰子〈CLASSY.ONLINE編集室〉