東京都内にはたくさんの路線が通っていて、駅の数もかなりのものです。そして、中には一見読み間違えてしまうような“難読駅名”も……。
そこで今回は、“誰しもが読み間違えてしまう!? 東京都内の難読駅名”を5つご紹介。あなたはいくつ読めるでしょうか?
1.「等々力」
「等々力駅」は、東急電鉄大井町線の駅のひとつです。等々力駅から徒歩数分の場所には「等々力渓谷公園」があり、公園内には「等々力渓谷」があります。この「等々力渓谷」は東京都内で唯一の渓谷です。
そんな等々力渓谷にはたくさんの木々が生い茂り、まるで都会とは思えないような緑豊かな風景で癒し効果バツグン。「都会のオアシス」とも呼ばれ、日々の癒しを求める人々が多く訪れるそうです。
そんな「等々力」の正しい読み方は……「とどろき」。
「とうとうりき」ではありませんよ。ちなみに青森県にある「驫木」駅も「とどろき」と読むそうです。
2.「飛田給」
東京都調布市にあり、京王電鉄京王線の駅のひとつである「飛田給駅」。飛田給駅には副駅名があり、「味の素スタジアム前」とも呼ばれています。同施設の最寄り駅であることから、この名前が付いたそうです。
一見、駅の名前には見えず読み方に戸惑ってしまう人もいるであろうこの駅名……。
正しくは「とびたきゅう」と読みます。素直に読むのが正解の鍵ですね。
ちなみにこちらの飛田給駅、隣駅である「西調布駅」までおよそ700mと、徒歩で移動できる距離にあり、スタジアムなどでのイベント後は飛田給駅の混雑緩和のために、歩いて隣駅を利用する人もいるそうですよ。
3.「御徒町」
東京都台東区上野にあり、JR山手線と京浜東北線が通る「御徒町駅」。御徒町駅周辺には他にもいくつかの駅が点在しています。御徒町駅から徒歩10分県内の駅には、東京メトロ日比谷線「仲御徒町駅」、都営地下鉄大江戸線 「上野御徒町駅」、東京メトロ銀座線「上野広小路駅」などがあり、乗り換えが便利です。
そんな「御徒町」の正しい読み方は……「おかちまち」。
元々は「御徒町」という地域名が存在していましたが、現在では「東上野」などに町名が変わり、「御徒町」は駅名など通称として使われています。
4.「馬喰町」
数ある中央区の駅の中でも、最北端に位置する「馬喰町駅」。総武本線の駅のひとつですが、馬喰町駅から連絡通路を経由して、都営地下鉄新宿線「馬喰横山駅」、都営地下鉄浅草線「東日本橋駅」へと乗り換えることができます。
そんな「馬喰町」の正しい読み方は……「ばくろちょう」です。
また、馬喰町駅周辺には繊維系の問屋が並び、特に日本橋横山町・馬喰町問屋街は、日本最大級の現金問屋街と言われています。
5.「白金高輪」
東京都港区にあり、東京メトロ南北線と都営地下鉄三田線が乗り入れている「白金高輪駅」。「白金高輪」という駅名は、「白金」と「高輪」という2つの地名からきています。この2つの地名、あなたは正しく読めるでしょうか?
そんな「白金高輪」の正しい読み方は……「しろかねたかなわ」です。
「白金」を「しろがね」、「高輪」を「たかわ」と読み間違えてしまうケースが多くあります。元々の地名を知っていないと、なかなか正しく読むのは難しいかもしれませんね。
東京都内の難読駅名、あなたはいくつ読めましたか? 普段からなじみのある駅であれば読み方を知っているかもしれませんが、いきなり正しく読める人はそう多くないでしょう。
難読駅名をすらすら読めると、知的な印象を与えるだけでなく、周囲から一目置かれるかもしれませんよ。
文/大内千明 画像/Shutterstock(Gumpanat、Oliver Huitson、Natee Meepian、athichoke pim、Worawee Meepian)