佐賀県伊万里市から長崎県佐世保市を結ぶ九州北西部にある北松浦半島。今回、クローズアップするのは、日本で初めて南蛮貿易がおこなわれた地として知られている平戸市です。1550年、この街にポルトガル船が初入港してから、カステラ、鉄砲、キリスト教など多くのものをもたらした貿易が始まりました。その名残として、オランダ商館や数多くの教会が残っており、日本と西洋の文化が混在する街の景色は平戸ならでは。今回は、この地域の数ある特産品のなかからCLASSY.ONLINEが厳選した「お取り寄せグルメ5選」をご紹介します!
1.「4層のとろ〜りキャラメルブリュレ6種セット」¥4,020(税込)
心優-cotoyu sweets-
平戸の酪農家が育てたミルクや長崎県産の卵、鹿児島県喜界島産の粗糖など、九州産の食材をたっぷり使用して作った「4層のとろ〜りキャラメルブリュレ」は、体に優しく、心を癒やすご褒美スイーツ。①ザクザクとした食感のほろ苦キャラメリゼ ②とろとろのキャラメルソース ③フレーバークリーム ④ふわふわのプリンという4層仕立てになっており、複雑に重なり合う贅沢な味わいにリピーターが続出。楽天ランキングの洋菓子部門で1位を獲得するほどの人気です。おすすめは、スプーンでキャラメルブリュレをさっくりと混ぜてからいただくという食べ方。粗糖をバーナーで焦がしたキャラメリゼは、ザクッとした食感と香ばしさを演出。クリーミーなプリンや甘さひかえめなフレーバークリームの層との対比も味わえます。カリッとしたキャラメリゼとトロトロのソースなど、各層が混ざり合い、相乗効果で美味しさがぐんとアップします!また、解凍時間によっていろいろな口溶けを楽しめるのも魅力のひとつ。抹茶、コーヒー、紅茶、りんご、塩、マロンと種類が豊富なので、手土産にしても喜ばれるスイーツです。
2.「カスドース」〈10個入り〉¥2,160(税込)
蔦屋
創業1502年、平戸にある九州最古の菓子司「平戸蔦屋」の名物が、平戸城のお殿様にも献上していたという「カスドース」。カステラに卵黄を染み込ませて、糖蜜で揚げるという製法は、ポルトガル船の中で食べられていた乾燥カステラを柔らかくして食べるために編み出された技だったそう。要となるカステラは、長崎県産の卵をたっぷり使った特別製で、卵や糖蜜を染み込ませることを計算し、少し硬めに、甘さ控えめに仕上げられています。「400年以上前に、こんなに洒落たお菓子が誕生していたなんて」と、驚くこと間違いなしです。卵黄を絡めた生地は、まるでフレンチトーストのよう! 一見、すごく甘そうに見えるかもしれませんが、しつこさはありません。小分けにパッケージされていて、包丁いらずなのも嬉しいポイント。冷蔵庫で冷やして美味しくいただけます。
3.「平戸ミルクバッカジェラート」〈8個入り〉¥3,000(税込)
Vacca Gelato
「バッカジェラート」は、地元出身の店主が、平戸に一軒だけある酪農家・大山牧場との出会いをきっかけに始めたジェラート専門店。「可能な限り地産の材料を使いたい」というコンセプトで作られた商品は全10種類。8個入りの商品はミルク、塩、いちご、お茶、きなこ、コーヒー、ブルーベリー、チョコレートというラインナップになっています。
すべてのフレーバーのベーシックになっている【ミルク】は、大山牧場の搾りたてのミルクを100%使用。味は濃厚ながら臭みがなく、牛乳が苦手な人にも評判です。【塩】は平戸の海水を釜炊きした「慈眼(じげん)の塩」を使用。ジェラートの甘さが際立ちます。【いちご】は契約農家の「ゆめのか」という品種が使われており、季節によって、シロップ漬けとフレッシュの2種類を使い分けています。【お茶】は市内の北松農業高校の生徒たちが作った茶葉を粉末にして練りこんだ商品。【きなこ】は地元のよかろ物産が丁寧に大豆を煎って作った、香ばしさを感じられる一品。【ブルーベリー】は地元契約農家が作った発色のよく、果実の爽やかな酸味が味わえるジェラート。【コーヒー】【チョコレート】はお客様のリクエストから生まれた商品。ミルクとの相性が抜群で、お子様にもとても人気があるそう。
4.「麩饅頭」〈8個入り〉¥1,800
熊屋
もっちりとした弾力と口中に広がるみずみずしさ。生麩を職人技で練って作った「麩饅頭」は、1762年創業の老舗和菓子店「熊屋」の人気商品です。現当主・熊屋さんの祖父の代に誕生したこのお菓子は、地元の方々にとって自慢のふるさとの味。2021年から、通販サイトでの販売を始めたところ、低カロリーで消化に良いと評判となり、予約が絶えない状況に。平戸を代表する和菓子として全国から注目されるようになりました。
熊屋さんによると、ポイントは2つ。ひとつめは生地の食感です。生麩は、気温や湿度に大きく影響を受けるため、季節や天候によって水分量やこね方を変える必要があります。安定した品質を保つことができるのは、職人の豊富な経験と技術の高さのおかげなのです。ふたつめは、味の決め手となる餡。北海道産小豆を使用し、収穫された年によって変わる豆の個性を見極め、素材の魅力を活かす製餡にこだわっています。「よもぎ麩」と秋冬限定の「ほうじ茶麩」には、口どけの良いこし餡を。「ごま麩」には、小豆の旨みをしっかりと感じられるつぶ餡を使用しています。
5.「MANGETSU.petit A 3箱セット(キャラメロ・グリーンティー・コーヒー)」¥3,240 お取り寄せはこちら
firando
平戸市にある大山牧場の牛乳、鹿児島県喜界島の粗糖、満月の夜に汲み上げた海水で作った塩など、厳選された素材で作られたフルムーンキャラメロ「MANGETSU」。長崎県特産品新作展で最優秀賞受賞した商品で、とろけるような滑らかさは新食感と評されています。その秘密はキャラメル生地の炊き上げ工程にあり。「10秒の見極め」という完成直前の生地の硬さを丁寧に確認する作業が、驚きの食感を作り上げているのです。この商品には、深い歴史を持ち、豊かな食材に恵まれた平戸の魅力を全国に、そして世界に伝えたいというオーナーの想いが込められています。リッチでコクのあるキャラメルに閉じ込められたその魅力を存分に感じて。
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構成/CLASSY.ONLINE編集室